2025年4月22日 (火)

宇宙戦艦ヤマト画集によせて

宇宙戦艦ヤマト画集を発売して1ヶ月が過ぎた。手に取っていただいた方からは、概ね好意的な言葉を賜り嬉しいばかり。
自分が画集なるものを出版社から出すことなぞ、およそないものだろうと思っていたので。
なにせ遅れてきた新人漫画家みたいな存在だし、特に人気があるわけでも作品が売れに売れたということもないので、イラスト類は同人誌でまとめる形でいいだろうと思い、これまでそうしたものを何回か発行してきた。
それが一昨年の11月、庵野さんから「ヤマト50周年をやるので、ついては玉盛さんとむらかわさんの画集を出したい」と連絡があったところから事態は変わる。

そのまま、画集だけでなく50周年事業であれこれお手伝いをして、聖悠紀先生の散逸したヤマトの原稿にたどり着いたりするのは別の話。


昨年は3199の設定の仕事もあって、連載漫画を描けないような忙しさもあったり、夏のコミケでヤマト50周年の同人誌をKIYOさんと一緒に作ったりして、そこにまた編集部の動きもまったりしていて実質数か月なんにも実動をしてない時もあった。なので、当初は50周年の記念月である2024年10月発売を目論んでいたのだけど、年内は無理。頑張って3月末というていたらくに。
3月の「宇宙戦艦ヤマト全記録展」にはなんとしても間に合わせないと!という決意も新たに、「年度末に本を出すのは忙しいからやだー」と渋る編集部を笑顔で説き伏せて、制作に鞭が入る。
デザイナーさんは2人くらい候補をあげてお願いしたら、お一人がちょうどKADOKAWAに出入りしていたので、そちらに決まる。
お付き合いしてみると実直で漫画好きでいい人なんだけど、自身のデザイン的な主張をぐいぐい出してくれる人ではなく。オイラのような自分以外の才能とセッションがしたいタイプとはベクトルが異なる。
逆に編集部的には、自己主張よりこちらの言うことをしっかりやってくれる雑誌編集のエディトリアルには好ましい人という評価だった。そしてその能力は画集編集の後半に大助かりになったりしたのでした。
デザイナーさんからの意見や案を尊重しつつ、誌面デザインの基本の多くは僕が提案する形になってしまい、自分という素材を全然違う感受性で扱ってもらうのを楽しみにしていた体験にはならず、そこは少々心残りになった。
(以下の図版はこちらが提案した誌面イメージ)

Layout-image

自分の過去に描いたイラスト類のうち、2005年以降のものは、線画は紙に描いているままだけど、彩色はデジタルになっていたこともあり、2015年頃から手が空くとちまちまとデッサンや彩色の修正をしていたので、それは今回の画集の準備ではなかったのだけれど、かなり助けになった。
その上で、かなり手間のかかるもの、というか下手糞で改稿しないとならないような絵は放ってあったので、昨年末から2月末まで、そうした絵の加筆改訂をやっていた。
たとえばこの絵とか。
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2199のコミック連載当初にヤマトクルーから依頼されて描いた絵は、もう色々アカンレベルだったので、線画を全部改稿し、解像度も350dpiから600に。そこに過去の彩色データを拡大して重ねて整えるという、昔の雰囲気を変えずに改訂するということをしていた。
この他にも直していたら全然別の絵になってしまった!というものもある。
そうした例以外にも、掲載されたほとんどの絵に細かく手を入れていたり。
そんなことをしていたものだから、全くの新作はカバー画と見開きの額縁に入っている風のテレサの絵だけになってしまっている。
本来なら今年の2月頭には脱稿していないといけなかったのだけど、絵の大手術に追われて間に合わず、2月末、全記録展の発売の2週間前まで入稿作業はねばることになってしまった。
これに関しては編集部に謝罪と感謝を。
本当によくつきあってくれたのは、漫画編集者業界では色々言われることの多いオッチー氏。でも長年の経験から進行管理や製版会社との作業の折衝をしスケジュールを切り開いてくれるなど、強い味方でいてくれた。若手の編集者ではできない仕事だったろう。
オッチーはオイラの2199コミックの元担当編集で、連載中断時にあった色々なトラブルの原因だったり、とばっちりを受けたりで、子会社へ出向になってしまっていたけど、ある意味で編集者としてのキャリアの再起をかけた仕事をしてくれたように感じた。
画集の構成や掲載する絵が加筆修正はさておき揃ってきたところで、庵野さんに見せて意見をもらうような形で監修をしてもらう。それはだいたい年明けくらいから。
編集部としては他にもヤマトの権利関係者にもうかがいを立てて、内容にOKをもらったり、オイラが同人誌で描いた他作品のヤマトパロディみたいな絵を掲載できるのかの折衝をしてくれたりしていた。
野上武志さんとイカロス出版からは快諾をいただいたのだけど、意外にKADOKAWAグループの電撃系の「エロマンガ先生」やメディアファクトリーで自分自身が連載も持っていた「ガルパン」からはNOが返ってきた。少し残念。

Yamaket_eromanga_3color

ともあれ、庵野さん曰く「ヤマトの絵は殆ど網羅してるね!」ということで監修も笑顔でパスし、内容は脱稿。帯にも推薦文をいただく。
だけど、推薦文のどこを強調するかとかデザインの調整をオイラをスルーして、オッチーが進めてしまい、出来上がりには不満が残る。
料理の紹介記事で、料理から受けた印象や感動を伝えず「とにかく美味しいから食べて!」っていうものを強調したら、食レポは大失敗なのだけど、そういうデザインにしてくれたので。
画稿の入稿と並行して色校正を進める。
色稿は色的には自分のイメージに近いなと当初は思っていたのだけど、実は黒が強く出過ぎて、背景が宇宙など黒っぽい絵を中心に絵が潰れて見えないとか、濁って見えるものが頻出。
可能な限り再校をとって調整を試み、これ以上は製版のやり直しが要るだろうというものもあったけど、発売日が迫る中で限界があり断念。思い通りの色にならなかった頁もある(たとえばカバー画の背景の雲は暗くタッチのないように見えるけど、実は物凄く細やかに陰影や表情をつけて塗ってある)。

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そういう心残りはあるけれど、3月の「全記録展で発売」という限られた時間の中で、最善は尽くせたと思う。
その上で自分の絵を振り返ると、背景の入った絵をもう少し描いていればなぁという気持ちになる。自分は背景のある絵が好きなのだけれど、時間の制約や宣伝、商品化のためキャラ主体になってしまった。そこが残念。
ヤマトは宇宙空間が舞台なので、背景は無限の星の海になっちゃうからというのは言い訳で、己のイメージの貧困は否めない。人様の手本になるような絵を描いているとは思っていないが、それでも買って眺めていただいている人に少し申し訳ないような恥ずかしいような。
今回、庵野さんから機会をいただいて、ヤマト画集なるものを上梓できたわけだけれど、これからのために反省をすることができた意味でも、大きな節目になったように思う。画集は電子版も出すというのが庵野さんの計画なので、その時には頁数の都合などで掲載を見合わせた絵なども収録をするつもりで、また加筆修正をしないといけないかも。

3199の設定も落ち着く5月からは2199の漫画の連載も復帰するべく編集部と進めているし、これからも精進いたします。よろしくお願いします。
5月11日のLOFT9 Shibuya、7月26日大阪Loft PlusOne Westでのトークイベント「ヤマト講座」では、この画集についてゲストの西川伸司さん、工藤稜さんと解説やツッコミを入れながらお話をする予定です。

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2025年4月22日 (火) 雑感 | 固定リンク
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2024年5月 3日 (金)

明日は「ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマト1974」です。

[画像:Instagram-260]

これはお遊びで自分が作ったもの。
50周年の正式なロゴはきっとかっこいいのが出来るはずです。
石津嵐版の小説「宇宙戦艦ヤマト」のハードカバーで、
目次にあしらわれた箕輪宗廣さんの描いたヤマトの絵に、昔から凄く心惹かれていて、
デッサンの正確性とか洗練されたフォルムを追うのではなく、
無骨でどこか鉄臭い重さがある筆致に、
宇宙戦艦の内包する力を感じます。
それをこの機会に加工してみたいなと思い、用いてみたものです。
同人誌とかに使いたい気分。

[画像:Instagram-259]

いよいよ明日。
今年も埼玉・朝霞のコミュニティFM・ナナコライブリーFMにて
宇宙戦艦ヤマトの話題と音楽だけの4時間ラジオ特番を放送します。
題して『ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマト1974』。
最初のTV放映から50周年を迎える記念の年に、最初のヤマトの特集を組みました。
森雪を演じられたゲストの一龍斎春水(麻上洋子)さんのお話は、
ご本人の人柄や想いとともに、時代の証言でもあって、貴重な体験でした。
番組はそのほかにも、貴重な音楽音源や、74年制作秘話のような話、
庵野監督の50周年企画の詳報などなど、盛り沢山。
「2199」からファンになった人にも、他では聞けない話がいっぱいです。
4時間があっという間だと思います。
放送は15時から。
たくさんのヤマトファンの人に聞いてもらえたら嬉しいです。

番組はネットの配信を通じて全国どこからでも聴くことができます。
PCサイト&スマホアプリの「ListenRadio(リスラジ)」を用いて、
関東エリアから「775ライブリーFM」選ぶか、
http://listenradio.jp/
PCサイトの「サイマルラジオ」で関東甲信越エリア」から「775ライブリーFM」で。
https://simulradio.info/
サイマルラジオを利用すると海外からも聴けるはず。

多くのラジオソフトやアプリが、コミュニティFMの録音ができない仕様にされてしまって、
録音したい人はお困りだと思います。
現状で番組を録音する方法は、
1PCやスマホの音声または動画キャプチャー機能のあるソフトやアプリで、
リスラジ(またはサイマル)を流しながらキャプチャーする。
だけになります。
これは動画として記録されるので、データ量が膨大になります。なのでちょっと残念。
ですが、他にも方法はあります!

2PCのフリーソフト「らじれこ」の前身である「どがらじ」が残っていれば、それで録音可能。
どがらじは更新が止まった旧ソフトですが、逆にコミュニティFMを聴いて、録音する機能は生きています。
このソフトは現在は配布されていませんので、PCに残っている人しかできません。

3PCのラジオフリーソフト「Radikool」を用いて録音する。
このソフトも配布元では一昨年の段階で更新と配布を終了しています。
昨年紹介したDLのリンクが切れていましたので、
その時このBlog用にDLできるかの確認をした際のzipデータを保存してましたので、
今日明日限定でアップしました。
https://firestorage.jp/download/6d30fab9ee4c6cbda11dd9dce0ebd55318a2cd6d
更新が終わったソフトですが、番組を録音したい方は、こちらのご利用もご検討ください。
ソフトはインストールして事前に録音など機能を試用してみてください。
簡単な使い方でも、いきなりではあわてて失敗する人もいますので。

4有料ソフト「ネットラジオハンター3」を用いて録音する。
有料ではあるけれど安価で、コミュニティFMも聴取と録音が出来るソフトがありました。
「ネットラジオハンター3」。
DLで購入できるので、その場でインストールできます。
更新の終わったフリーソフトが不安な方には良いかもしれません。
https://pcshop.vector.co.jp/service/catalogue/netradiohunter/index.php

以上になります。

2024年5月 3日 (金) | 固定リンク
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2024年1月30日 (火)

ヤマト講座開催

2月12日(祝)に東京・新宿のロフトプラスワンにて4年ぶりのヤマト講座開催のはこびとなりました。
チケット発売中です。
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/274064

不破了三さんの「2205 新たなる旅立ち」の音楽を考察をする講座の前座で、自分も高座に上がらせていただきます。
テーマは「あれはどうして?これからどうなる?宇宙戦艦ヤマト2199コミカライズ むらかわみちおに聞いてみよう」
という長いタイトルですが、
内容は会場の皆さんからのコミック版2199にまつわる疑問などに、描き手自らがお答えするというものです。

[画像:00]

とはいえ、その場で急に質問をと言われてもにわかには思いつかないもの。
今回は
しかく1これまでのストーリーでの展開や演出について
(***のシーンはどうしてそうしたの?みたいな)
しかく2今後の物語展開について
(あのキャラクターはどうなるの?とかアニメのあの展開はどうするの?など)
しかく3執筆にまつわること色々
(執筆工程や技法、連載裏話 etc.)
というテーマでお話できるかなと思っています。
ご参加下さる方々には予めそのあたりについて何か考えてきていただけたらと思います。
当日は、1〜9巻までのコミックとアニメの相違点などを足早にですが説明します。
そこあと、入場時に配布します用紙に123的な質問の記入時間を設ける予定です。
不破さんのメイン舞台の後に再び登壇し、受け付けた質問にお答えいたします。
選ぶのは自分か主催者かはまだ決めていません。
時間の都合で全部にお答えできないかもしれませんが、お許しを。
質問はもちろん当日思いついたものでも構いません。複数質問もOK。
漫画の感想などでも歓迎です。
何でもお寄せ下さい。
というか参加者から何もないとアカン企画なので、ぜひお願いします。

自分は今回2199をテーマにしておりますが、
ヤマト50周年を祝うファン活動の一貫として努めてまいります。
不破さんの音楽講座は自分も楽しみですし、
イベントにあわせたオリジナルメニューもご提供する予定です。
(自分もレシピの提案をいくつかいたしました)

ぜひご都合のよい方は遊びに来てください。

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2023年12月30日 (土)

年の瀬に

なんだかすっかりblogをご無沙汰にしてしまって反省。
こちらは、Twitterとかをやっていない自分の、お知らせや雑感を書いていきたいのに、
なんとも日々が慌しく、まとまった思考やまとまった時間でまとまった文章を書く余裕があまりない
連載もなかなか進まず、3199の設定や目先のイラストの仕事などに追われてばかりでした。

というのは言い訳で、そこに甘えた結果があるだけ。恥ずかしいばかり。

年の瀬にいくつかのお知らせを含めて。

明日大晦日の冬コミに参加します。
西 ね-10b
になります。調べたらお誕生日席だ!
新刊はありません。夏の本を持参する予定です。
家にある在庫を確認をしていたら、22年夏のガルパンのネーム集は7冊しかありませんでした。
この本はイベントではそんなに出なくて、たくさん売れ残ってしまっていて、
泣く泣くメロンブックスさんに段ボール箱を預けたり、
ご厚意で大洗の江口又新堂さんにおいていただいてました。
そうしたら殆どを売ってくださって、とうとう手元に7冊。
もしかしたら江口さんでまだ手に入るかもしれませんが、コミケへの持ち込みはなのでもうしません。
この夏の新刊の「三千世界の星空」ラフ集は140冊ほどあったので、
100冊ほど持参します。1冊500円です。
亡くなれた吉野匠さんと一緒にした仕事のラフをまとめた追悼本です。

あとはKIYOさんのKIYOCLUBの本をお預かりして並べます。
というか売り子にKIYOさんもいます。
KIYOさんのほうがお店の面積をとると思うので、
見た目はKIYOCLUBです。
むらかわみちお党はKIYOCLUBのダミーサークルだと思っている人がいるそうですが、
違います。
でも現実はあやしい。

もうすぐ年が明けます。
来年も忙しくなりそうです。
漫画家はフリーランスみたいなものなので、仕事があることはありがたいこと。
仕事を作るのも大切なこと。
まず、新年早々、ラジオに出演します。
1月6日の夜11時から3時間。深夜ですが特別番組です。
5月のラジオ スイートでもお世話になっているナナコライブリーFMさんで、
3時間、怪獣映画の音楽とヨタ話をお届けする
怪獣の時代〜ゴジラの築いた日本怪獣映画のフィールド』という番組です。
自分と、アンドロー梅田さん、そして近藤ゆたかさんの3人で、
1954のゴジラから始まる日本の怪獣映画について、
その音楽に触れながら、お話をしていきます。
ようは映画音楽トーク番組です。
実は番組の音声編集は自分が一人でやりました。
10日以上かかってしまってクリスマスもなにもなしで頑張りました。
聴き方は、ラジオ スイートのときと同じです。
https://775fm.co.jp/listen/
お聴きの際はぜひ #怪獣の時代 とつけてつぶやいていただければ、
自分はYahoo!リアルタイム検索などで追いかけますので。

ヤマトのラジオ番組制作を通じて局の偉い人とパイプができたので、
番組の企画案を持ち込んだら、あれよあれよと話がまとまって正月番組になりました。
そんなこともあり、来年は他にもラジオ番組を作る予定です。
そしてこの6日の番組の前に、その番宣を兼ねて、
先日の5日、15時からの情報番組「ナナコ夕焼けステーション」に
アンドローさんと一緒に出演します。
どうやらアニメやサブカルの新春特集番組のようです。
ヤマト50周年の話もしたいなぁ。

そうそしてヤマト50周年です。
4Kヤマト劇場版はそんなことで忙しくて、最終日になんとか滑り込み鑑賞。
さらばの上映もいつ観られるのか不明。
でも50周年盛り上げていきたいです。
5月のラジオ特番もまた出来たらと思っています。
漫画の連載も頑張ります。
コミックス7+8巻のネーム集も出したい。
3199の設定もてんこ盛り。
と、気がつけばヤマト三昧な日々を送っているのは
とてもありがたいことなのだなと、しみじみ思います。

50周年を記念すべくあちこちで動いているのが聞こえてきたりしていますし、
春のヤマケットや夏コミにも個人で何か形にされる方が増えるかも。
一緒に楽しんでいきましょう。

ということで、皆様どうぞ良いお年を。

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2023年5月 3日 (水)

ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマトIII いよいよ放送です。

年末からずっとあれこれ忙しくて、テンテコ舞いでしたが、ようやっと一区切り。
連載の仕事に戻れそうです。
そして今週末の5月6日16時には、今年も4時間のヤマト音楽だけのラジオ特番!
ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマトIII」の放送です。
出演者はいつものメンバー。
MCはナナコ局の倉嶋桃子さんにお願いをいたしました。
ゲストは作家の福井晴敏さんです。
[画像:Yamato-crew-color]

今回も司会進行役っぽい感じになっていますが、オイラはそもそも間接部門。
企画内容の提案、ラジオ局との折衝、スポンサー探しと交渉、ゲスト依頼、権利者サイドとのやり取り、
日程調整、資料作成、金銭管理、リクエスト集計、そして放送音源の編集、キューシート作成、
みたいな作業がメインになります。
企画の決定や選曲、リクエストのチョイスなど番組内容の大事な部分は
アンドロー梅田さん、福科考∞譜観さんが担ってくれています。
放送される芯になる部分です。
3人とも手弁当ですが、互いのバランスもとても良く、仲よく作っています。
どこかで勘違いした人が、
オイラがコネで仕事としてもらってやっているんだろうと言っているとも聞きますが、
それは的外れ。
99年のヤマトのアンソロコミックの企画立案のときからずっと、
大好きなヤマトをファンとして何か形にしていきたいと、ボランティアでやってきています。
この番組もファンメイドなのです。
「公式的な動きが少ないから〜」と不満を口にする人の気持ちも分りますが、
かつてのヤマトブームを興していったのは、ファンの力が大きかったのを
子供だった自分は見てきました。
だったら、自分達で何かをしていけばいいはず。というのが自分の中の基本にあるのです。
(そして上記にあるような地道な手順をこなしていけば、ラジオ番組も作れるのです)
その意味で、ラジオ・スイートはファンイベントみたいなものなので、
番組を聴いてくれるだけで、イベントに参加したのと同じです。
いっしょに楽しみましょう。

番組は全国どこからでもネット配信を通じて聞くことが出来ます。
PCサイト&スマホアプリの「ListenRadio(リスラジ)」を用いて、
関東エリアから「775ライブリーFM」選ぶか、
http://listenradio.jp/
PCサイトの「サイマルラジオ」で関東甲信越エリア」から「775ライブリーFM」で。
https://simulradio.info/
サイマルラジオを利用すると海外からも聴けるはず。

この番組はWebNewtypeさんにもご紹介いただきました。ありがたや。
https://webnewtype.com/news/press/entry-22837.html

そして1つ大事な話。
この番組を録音して楽しんでいらっしゃる方も多いと思います。
個人で録音して聴くのは著作権的にまったく問題ないので、こちらはそういう楽しみ方も歓迎です。
ただ現在、ほぼ全てのラジオアプリやソフトが(有料・無料に関係なく)
リスラジ側の意向で録音できなくなっていたり、番組そのものが聴けなくなったりしています。
「コミュニティFM聴くなら、リスラジで聴け。俺たちのサイトの広告収入が大事だから」
というのが理由だろうなと勝手に推測しています。
なので去年まで使えていた「らじれこ」などのソフトやアプリで録音ができません
放送直前で大慌てにならないよう、お気をつけ下さい。

現状で番組を録音する方法は、
1PCやスマホの音声または動画キャプチャー機能のあるソフトやアプリで、
リスラジ(またはサイマル)を流しながらキャプチャーする。
だけになります。
これは動画として記録されるので、データ量が膨大になります。なのでちょっと残念。
ですが、他にも方法はあります!
2PCのフリーソフト「らじれこ」の前身である「どがらじ」が残っていれば、それで録音可能。
どがらじは更新が止まった旧ソフトですが、逆にコミュニティFMを聴いて、録音する機能は生きています。
このソフトは現在は配布されていませんので、PCに残っている人しかできません。
そしてこれが最後の希望!
3PCのラジオフリーソフト「Radikool」を用いて録音する。
このソフトも配布元では昨年の段階で更新と配布を終了していますが、DLできる所が残っています!
https://maukameadows.net/radikool/
自分も実際にまっさらなPCにここからDLしてインストールしてみました。
このサイトでDLボタンから広告へ誘導されることがありますが、そのタグは消して、
元の画面のDLボタンのClickを再トライすればDLできました。
そして解凍したソフトはちゃんとインストールでき、
かつ昨年の最終更新版でした。
番組を録音したい方は、こちらのご利用をご検討ください。
ソフトはインストールして事前に録音など機能を試用してみてください。
簡単な使い方でも、いきなりではあわてて失敗する人もいますので。


自分はTwitterをやっていないので、
情報の拡散などできませんが、お気づきの方は是非、この番組と
ラジオの録音の方法を広めていただけたらと思います。

2023年5月 3日 (水) お知らせ | 固定リンク
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