http://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/news/20140124-OYT1T00177.htm 楽天の若きエース、田中がヤンキース入りする。
移籍金に上限が設定され、複数球団との交渉が可能になった新ポスティングシステムが、超大型契約の成立を後押しした。23日に記者会見に臨んだ田中は、やや緊張した面持ちでチーム決定に至る心境や、ヤンキースの印象などを語った。
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田中の一問一答は次の通り。
――ヤンキースは、楽天1年目の2007年から注目していた。
「大変光栄。そんな時から見ていただいたんだなと感じている」
――日本で心に残っていることは。
「思い出はたくさんある。いい思い出だと(リーグ)優勝と日本一」
――大リーグでの目標は。
「世界一」
――大リーグの印象は。
「日本では失投しても単打で終わる場面が、長打や本塁打になったり、パワーが違うと思う」
――登板間隔は中4日が基本となる。
「その分、球数が管理されている。失敗もすると思うが、繰り返しながら適応できればいい」
――ヤンキースの印象は。
「歴史がある名門。野球人生でそういう環境でプレーしたことがないので、違うところでやってみるのもありかなとは思った」
――違った環境でやれば、大きな成長が期待できる。
「自分次第でいくらでも変わる。環境は全く変わるし、どうなるか楽しみ」
――大型契約に見合う働きをしないといけない。
「背負えるものは背負うが、背負ってつぶれてしまうことだけはしたくない。金額でやらなければいけないことが変わるわけじゃない」 ――イチローや黒田とチームメートになる。
「メジャーで長年活躍している大先輩。一緒にできることは大きい」
――第1球は何を投げる。
「プロ野球1年目にもこの質問があったので、まさかこの質問を受けるとは思っていなかった。まあ、ストレートでいくのかと思う」
――対戦したい打者は。
「特にない。それはもう、いい打者がいっぱいいるから」
――新ポスティング制度での移籍として注目された。
「何も不安はなかった。代理人ともコミュニケーションは取れていた」
――ヤンキースはメディアも厳しいが。
「もちろん聞いている。どういう状況でも、取り上げてもらえるのは選手としては幸せなこと。注目が集まるのはいいことだと思う」