Picture 『カメラを止めるな!』が、アカデミー賞🄬受賞監督ミシェル・アザナヴィシウスの手によりフランスで『Final Cut』 というインターナショナルタイトルにて映画化されることが決定し、4月19日(月)よりパリ郊外で撮影が開始となりました事を、本日正式にご報告させていただきます。
今回、フランスで監督を務めるミシェル・アザナヴィシウスは、監督・脚本・編集を手掛けた白黒のサイレント作品『アーティスト』で2012年の第84回アカデミー賞🄬作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得し、その名を世界中に知らしめたフランス映画界を代表する監督です。
そして、リメイク版出演者には、『真夜中のピアニスト』や『ムード・インディゴ うたかたの日々』などで知られる人気俳優ロマン・デュリスや、『アーティスト』でセザール賞主演女優賞受賞、アカデミー賞🄬助演女優賞にノミネート、アスガー・ファルハディ監督作『ある過去の行方』ではカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したベレニス・ベジョをはじめ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツらが名を連ねており、フランス映画界を代表する監督・俳優陣によって製作される事を、カメ止め関係者一同、驚きとともに大変嬉しく思っております。
クランクイン前に一度、ミシェル・アザナヴィシウス監督とオンラインによる打合せの機会が有り、『カメラを止めるな!』をリスペクトいただいていることや、リメイク作品を作ることへの喜びなどをジョーク交じりに話していただき、このリメイク作品の完成が本当に楽しみになりました。
また、この『Final Cut』の日本公開はギャガ配給にて2022年を予定しており、弊社ENBUゼミナールも委員会の一員として参加し、多くの方にご覧いただきたく努力してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
『カメラを止めるな!』プロデューサー市橋浩治
ミシェル・アザナヴィシウス(監督・脚本) Michel Hazanavicius
1967年、フランス生まれ。テレビドラマの監督としてキャリアをスタートし、脚本も担当した『MES AMIS』(99)で長編映画監督デビュー。ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ共演のスパイパロディ『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』(06)がフランスで大ヒット。2011年、監督、脚本、編集を手掛け、デュジャルダン、ベジョが再び共演した白黒のサイレント作品『アーティスト』が、カンヌ国際映画祭で大旋風を巻き起こし、英国アカデミー賞7部門、セザール賞7部門、ゴールデン・グローブ賞3部門など数々の賞を受賞。賞レースのクライマックスを飾る第84回アカデミー賞®では10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得。フランス映画で初のアカデミー賞🄬作品賞受賞作品となり、その名を世界中に知らしめた。その他の作品に、『プレイヤー』(12)、『あの日の声を探して』(14)、『グッバイ・ゴダール!』(17)などがある。
2人の監督からコメント
★ミシェル・アザナヴィシウス監督より撮影開始にあたってのコメント
「"Final Cut"の撮影開始に本当にワクワクしています。オリジナル作品の素晴らしいコンセプト、夢のような出演者たち、そして陽気でやる気満々のスタッフが揃って、この愛すべき映画を作れることに興奮しています。まさに映画を撮ることについての作品でもありますからね!」
★上田慎一郎監督よりフランスでのリメイク決定についてのコメント
「話を聞いたのは去年の秋頃でした。フランス版リメイク!?監督は『アーティスト』のミ、ミシェル・アザナヴィシウス監督!?ワクワクが止まりませんでした。脚本を読んでワクワクは更に増しました。アイツはこんなキャラになるんだ!あの台詞こう変わるんだ!うお、こんな展開も!大興奮で読みました。
映画は、お国柄や国民性が色濃く出ます。カメ止めが、フランスの地で、フランスの方々によって創られる事でどう生まれ変わるのか?今から楽しみでなりません。カメ止めは「ものづくりの楽しさ」を描いた映画でもあります。創り手の皆さん自身がものづくりを思いっきり楽しんで撮影して頂ければ嬉しいなと思います。よろしくでーす!」
フランス・リメイク作品『Final Cut(原題)』
提供:ギャガ、ENBUゼミナール
配給:ギャガ
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ 他