著作・報告書紹介

【2025年】

著者名:佐々風太
書名:『柳宗悦 無地の美学』
出版社・出版年月:専修大学出版局、2025年10月
内容:宗教哲学者・柳宗悦の、「無」と「無地」をめぐる思索について描き出す。
http://www.senshu-up.jp/book/b669693.html

ピーター・フォーショー著、栗田英彦日本語版監修・訳、塩野谷恭輔訳
書名:『Occult 神秘思想表象大全』
出版社・出版年月:東京書籍・2025年8月
内容:神智学、錬金術、占星術、魔術など神秘思想の世界を豊富な図版で紹介する。
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/product/books/81746/

著者名:喜多源典
書名:『死して生きる哲学――西田哲学における他者・身体・超越』
出版社・出版年月:晃洋書房・2025年2月
内容:西田幾多郎の思索全体を「不可逆」の観点から捉え直すことを試みたもの。
https://www.koyoshobo.co.jp/book/b657742.html

著者名:正田倫顕
書名:『ゴッホの宇宙』
出版社・出版年月:教文館・2025年5月
内容:画家ゴッホを宗教人間学の視座から捉え、その芸術世界の深層に迫る。
https://www.kyobunkwan.co.jp/publishing/archives/20942

著者名:鈴木正崇
書名:『山岳信仰と修験道』
出版社・出版年月:春秋社・2025月1月
内容:日本の山の精神文化の複雑な変遷を山岳信仰と修験道を通して考察する。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393292068.html

著者名:鈴木正崇
書名:『日本の山の精神史――開山伝承と縁起の世界』
出版社・出版年月:青土社・2024年8月
内容:山岳信仰を山の精神史として捉え直し開山伝承や縁起から読み解く。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3948

著者名:西村則昭
書名:禅に学ぶ精神分析
出版社・出版年月:法藏館・2024年10月
内容:禅と精神分析の接点を哲学的に探究する試み。

編著者名:三重野雄太郎・秋葉峻介編著
書名:『概説 生命倫理学』
出版社・出版年月:大学教育出版・2025年3月
内容:最先端の問題や最新の動向も扱った新しい時代の生命倫理学のテキスト。
https://www.kyoiku.co.jp/00search/book-item.html?pk=1258

著者名:Kieko Obuse(小布施祈恵子)
書名:Buddhism and Islam: Mutual Engagements in Southeast Asia and Japan
出版社・出版年月:ブリル社・2024年11月
内容:仏教徒とムスリムの相互認識をタイ、マレーシア、日本の文脈から考察する。
https://brill.com/display/title/70664?language=en

著者名:秋葉峻介
書名:『生/死をめぐる意思決定の倫理――自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために』
出版社・出版年月:晃洋書房・2024年8月
内容:可能的自他関係の倫理を問い、「新しい死生の術」の再構築を目指すもの。
https://www.koyoshobo.co.jp/book/b650479.html

著者名:吉永進一(栗田英彦編)
書名:『吉永進一セレクション 第一巻 霊的近代の興隆 霊術・民間精神療法』
出版社・出版年月:国書刊行会・2024年12月
内容:霊術・民間精神療法研究の第一人者であった吉永進一氏の主要論文集。
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336075536/

著者名:吉永進一(横山茂雄編)
書名:『吉永進一セレクション 第二巻 洗脳・陰謀論・UFOカルト』
出版社・出版年月:国書刊行会・2024年12月
内容:故・吉永進一氏の主要論文集。インタビュー及び洗脳・陰謀論・UFO論を含む。
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336075543/

著者名:Tsunehiko Sugiki(杉木恒彦)
書名:Secret Signs of Heroines and Heroes, A Critical Edition and Translation of Chapters 26-37 of the Ḍākārṇava and Chapters 3 and 38-45 of the Abhidhānottara
出版社・出版年月:MDPI(オープンアクセス書籍)・2024年12月
内容:中世東インド・ネパール密教の行者間の対話技法とその変容の研究。査読付。
Doi:https://doi.org/10.3390/books978-3-0365-9732-4

【2024年】

著者名:三木 英
書名:『国際理解には宗教がほぼ半分――外国ルーツの隣人を知るために』
出版社・出版年月:法藏館・2024年11月
内容:在留外国人との共生には彼らの宗教を知ることが重要であると説いたもの。
https://pub.hozokan.co.jp/book/b654212.html

著者名:棚次正和
書名:『「宗教と科学の対話研究会」の歩み(上・下)――「たましひ」の「からだ」という不思議』
出版社・出版年月:デザインエッグ社・2024年9月(オンデマンド出版)
内容:宗教的叡智と科学的知識の統合を探る研究会報告。メールやエッセイを含む。

著者名:久保隆司
書名:『生成と統合の神学――日本・山崎闇斎・世界思想――』
出版社・出版年月:春秋社・2023年2月
内容:山崎闇斎の神学思想を、風土論・身心論・超越論の観点から学際的に探る。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393324073.html

著者名:レヴィ・マクローリン(山形浩生・訳、中野毅・監修)
書名:『創価学会――現代日本の模倣国家』
出版社・出版年月:講談社選書メティエ・2024年7月
内容:会員への民族誌調査等に基づき、斬新な創価学会論を展開。翻訳全体を監修。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000361486

著者名:上杉妙子
書名:『越境兵士の政治人類学――英国陸軍グルカ兵の軍務と市民権』
出版社・出版年月:春風社・2023年2月
内容:文化的実践に焦点を当てて、外国人兵士の軍務と市民権の結びつきを論じた。
http://www.shumpu.com/portfolio/915/

著者名:三木 英
書名:『ニューカマー宗教の現在地――定着する移民と異教』
出版社・出版年月:七月社・2024年7月
内容:日本に定着しつつあるニューカマー宗教に対する社会学的アプローチ。
https://www.7gatsusha.com/books/1309/

著者名:浦井 聡
書名:『田辺元──社会的現実と救済の哲学』
出版社・出版年月:京都大学学術出版会・2024年3月
内容:田辺哲学の全体像を〈倫理と宗教〉と〈社会存在論〉の二つの焦点から描く。
https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814005178.html

著者名:三隅貴史
書名:『神輿と闘争の民俗学――浅草・三社祭のエスノグラフィー』
出版社・出版年月:七月社・2023年3月
内容:神輿渡御への地域外参加者「神輿会」を事例に、東京の祭礼の最先端を描写。
https://www.7gatsusha.com/books/1158/

著者名:南地伸昭
書名:『巡礼の科学――聖なる旅が綾なす経験価値』
出版社・出版年月:弘文堂・2024年2月
内容:日本の巡礼ツーリズムの経験価値を定量的に捕捉し、その実相を明らかにする。
https://www.koubundou.co.jp/book/b10045324.html

著者名:木瀬康太
書名:『キェルケゴール美学私考――イロニーと良心』
出版社・出版年月:北樹出版・2024年2月
内容:イロニーをもたらす「知」と、良心に根ざした「信仰」との相剋を考察する。
http://www.hokuju.jp/books/view.cgi?cmd=dp&num=1245

編者名:ジェンダー事典編集委員会
書名:『ジェンダー事典』
出版社・出版年月:丸善出版・2024年1月
内容:「宗教と信仰」に1つの章が割り振られたジェンダー事典として画期的なもの。
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b305479.html

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