戦国「城攻め」トレイルラン

秋川渓谷の山城三つをトレイルで繋いで攻略!(試験開催・トレラン経験者向け)

このエコツアーは終了しました


日時

2018年12月16日(日) 09:00 - 17:00

参加費

3,000円

場所

武蔵五日市〜本宿地区


このツアーは終了しました

このツアーについて

秋川渓谷に連なる山城3つを攻略する!

網代城山、戸倉城山、そして檜原城。
戦国時代には北条氏の勢力下で甲斐の武田に備える山城・砦・狼煙の中継地点として機能していた、この地域の典型的な城です。
秋川渓谷に沿って並んだ特徴的な地形を利用して築かれた中世の山城は、攻めにくいように急峻な地形や堀切と呼ばれる加工が施され、つまり・・・歩きにくい!のですが・・・それがまた城を「落とす」醍醐味でもあります。

今回の企画は、この秋川渓谷を代表する城跡(城山)三つを下流側からトレイルで繋いで1日で落とす戦い(笑)に挑みます。
距離はおよそ20km。
最高地点は臼杵山の842m。
急な登りやガレた路面も多く、アップダウンのあるタフなコースです。

歴史の舞台となった天然の要塞を走る

いざという時に攻め落とされないように、中世の山城は自然の急峻な地形を利用し、安易には登りにくく、それでいて街道の監視がしやすく見晴らしが良い場所に築かれました。
戦国時代には、檜原村の浅間尾根から秋川渓谷に沿って降る道が甲斐国と武蔵国を結ぶ唯一の街道であったといい、この秋川渓谷はその意味でも重要なエリアでした。

また、戦国の世が終わりを迎える天正十八(1590)年の小田原の役の当時、平山伊賀守氏重が檜原城主として守備に当たっていましたが、六月二十三日に八王子城が落城し八王子城代横地監物ほか敗残兵は檜原城まで逃走、そこで平山氏重らとともに前田利家、上杉景勝らの軍勢と奮戦したが敵わず、七月十二日に檜原城も落城したとされています。その後、徳川家康の関東入封と同時に廃城となったのでした。
今回のルートの最終目的地である檜原城は、戦国時代最後の合戦が行われた、まさに歴史の転換点となった城なのです。

急峻な地形、テクニカルな路面、素晴らしい眺望

山城が築かれるだけあり、城跡はどこも標高こそ高くないものの急峻な地形です。また、途中で経由するピーク(臼杵山842m)周辺は路面がガレており下りも急で、慎重に下りますがそれなりのトレイル経験が必要になります。
里から近いにもかかわらず山深い雰囲気と、ところどころ都心方面が見渡せる素晴らしい眺望が楽しめる、歴史の物語にあふれた東京の秘境とも言える檜原村にトレイルを伝ってたどり着くルートです。

今回はこのコースでの初回ツアー開催。
試験開催として参加費をお得に設定しています。
今後の定期的な開催を念頭に、内容をより良いものにするためにツアー中・ツアー終了後に感想やご意見を頂戴いたしますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

裏山ベースのワンドリンクチケット付きです

今回は檜原村で最後の城を下りたらバスで裏山ベースに戻ります。
裏山ベースに戻ってきたら、締めの乾杯!
ワンドリンクチケット付きです。
(コーヒーやオリジナルのプロテインドリンク、生ビールもOK)
日頃のアレコレを忘れて、走って、笑って、飲んで、リフレッシュ!
(注記)イベント中の荷物のお預かりは無料、シャワー利用は別途600円必要です

ほとんど知られていないですが、檜原城に登る途中の山の中に小ぶりな大仏さまが鎮座しています。

ガイドは裏山ベースのジンケンです

・東京裏山ベース代表
・檜原村在住(村民歴5年)。
2017年ハセツネカップ(日本山岳耐久レース)71.5kmをSNSで実況しながら完走(23時間40分、楽しみ尽くした!)→レポートはこちら。

・檜原村エコツアーガイド。→檜原村のエコツアー情報についてはこちらをどうぞ。

ガイドから一言:
こんにちは、ジンケンです。裏山ベースがオープンしてから2年半になります。裏山ベースのあるJR武蔵五日市駅はあきる野市ですが、そこは檜原村への玄関口でもあるんです。僕は7年前に五日市に移住してきて(それまでは吉祥寺でした)、その後檜原村に移り住んで5年。この地域が大好きで移住してきたので、その地元の良さをたくさんの人に知ってもらいたい!という気持ちでいろいろやってきました。今回のルートは、僕の住む檜原村へ五日市方面からどうすれば楽しく快適にランナーさんに来てもらえるか考えてルートを設定しました。以前、案として考えていたルートでモニターツアーをやらせてもらって、参加者のみなさんからご意見をいただき、さらにトレイルを織り交ぜたりして内容を充実させました!地元の人しか知らない裏道をつないで走れます。払沢の滝は有名で、一般の観光客も多数訪れる場所ですが、やはり良い滝なので外せません。もちろん、そこにあるお豆腐屋さん(ちとせ屋さん)の卯の花ドーナツや豆乳もね!モニターツアーの時にはこの払沢の滝まで走って終了だったのですが、今回はさらに・・・実は今回の(個人的)目玉となる道は、そこから先。最後に走る古道(天正の道)です。現在の檜原村役場前にあった番所の抜け道として使われたと言われている山の中の狭い道なんですが、この道、数年前から私自身が古道整備(再生)作業に参加して、地元の方や有志のみなさんと一緒に復活させることができた思い入れのある道なんです。そう長くはないですが、この「番所の抜け道」を誰が、どんな思いで行き来していたのかを想像しながら通ってみましょう。楽しみです!裏山ベースから、僕の住む東京の村・檜原村へ。当日はガイドとしてお話ししたいことがいっぱいあって喋り過ぎてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!ぜひ、今回のツアーでルートを覚えて、また繰り返し走りに来てくださいね!


ガイド・講師

神野賢二