檜原村ディープ歴史探索「秘密の滝で禊体験」

沢の流れの中を歩き、小さな滝を越え、歴史に思いを馳せながら秘境の地を目指す体験

このエコツアーは終了しました


日時

2018年7月14日(土) 10:00 - 15:00

参加費

5000円

場所

南郷「教育の森」


このツアーは終了しました

このツアーについて

「NPO法人フジの森」主催のプログラムです。
今回は「南郷」という集落の奥にある「教育の森」で行います。

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道なき道を進み秘密の滝へ!

檜原村は戦国時代、北条氏の治める「武蔵の国」と武田氏の治める「甲斐の国」の境に当たり、その勢力争いの最前線でした。教育の森の南側にある「笹尾根(現在は東京都と山梨県の境)」は、当時は「押さえ尾根」と云われ、まさしく国境の壁の役割をしていました。「押さえ尾根」には、刀を奉った神社、軍刀利神社があり、両勢力の小競りあいで度々焼失したとも云われています。

その、「押さえ尾根」に向かう沢を遡行すると、秘密の滝があるのですが、整備された道はありません。林道の終点から、バシャバシャと沢の流れの中を歩き、小さな滝を越えながら辿りつくことが出来ます。

不整地を一時間以上歩きますので、お子様には厳しいため、今回は大人限定(注記)の企画です。

沢歩きは、基本的には膝下くらい水に入れば遡行可能な設定にしていますが、思わぬ深みに入ることもあり、全身びしょ濡れになることもあります。ですので、装備の防水及び、着替えの持参をお願いします。

少しハードですが、歴史に思いを馳せながら、秘境の地を目指す体験がしたい方は是非ご参加ください。

不整地に入る準備は万端に!

不整地に入ると云うことは、通常の山登りなどよりも、リスクの高い場所に分け入るということです。
参加者の皆様は、体力、経験など様々かと思いますが、出発前に心構えと最低限の知識を共有してから向かいたいと思います。まずは、不整地(バリエーションルート)に入る際のリスクや注意事項について、講義を行います。
また、不整地で力を発揮する歩きかたのコツなどについても稽古しておきたいと思います。このように、事故や怪我を防ぐための事前レクチャーを行いますので、登山やアウトドアの経験がなくても気にしなくて結構です。

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くろまる出発前に腹ごしらえ!

出発前に、早めの昼食を摂ります。
フジの森の野趣あふれる昼食は、美味しいと評判なのですが、食べ過ぎて動けなくならないよう注意が必要です。何が出るかは、お楽しみ!

いざ!秘密の滝へ。

全体の距離感は、ざっくり林道が2km、沢が500m程度(片道)です。林道と沢なので、高低差はあまりありません。

沢に入ると、水の中を進みます。小さな滝を幾つか巻いて行きますが、直登(シャワークライミング)気分を味わうことも出来ます。ただし、前身ずぶ濡れ覚悟!普段味わえない、渓流の絶景と水の感触に、ついテンションが上がってしまいます。しかし、ここは怪我をすると救助も大変な不整地。朝学んだリスク管理を思い出し、ハッスルし過ぎないように!

そして、沢と沢の分岐に秘密の滝「陸軍滝」が現れます。
滝の落差は18mですが、途中でバウンドしているので、滝壺の深さは大体胸の辺りと比較的浅いです。頑張れば、滝の下に入って身を清めることも出来ます。

(注記)滝に打たれるのは、個人の判断にお任せします。強制ではありませんので、無理に滝に入らなくても結構です。滝の近くでちょっと水浴びをして、瞑想するだけでも、かなり心身が浄化されます!

(注記)また水量や滝壺の状況など、総合的に判断して危険が予測される場合は、滝に入ることを断念する場合もあります。


ガイド・講師

甚川浩志