2020年09月09日
こあじさしデコイでアート2020 作品発表!
皆様、お待たせしました。
「こあじさしデコイでアート2020」の応募作品を発表します!
「こあじさしデコイでアート」は、コアジサシ保護活動の活性化を目指して2018年から始まった、コアジサシデコイの色塗りコンテストです。本物みたいに塗ったり、オリジナル作品に仕上げていただきます。
今年はいままでで一番たくさんの作品を応募していただきました。
まず最初に紹介するのは沖縄の子どもたちの作品です。
沖縄国際大学の砂川先生とゼミ生の皆さんが泡瀬干潟保全の啓発活動の一環としてデコイ色塗りイベントを地元やオンラインで開催、イベントに参加した子どもたちから多数の作品の写真を送っていただきました。
(写真をクリックすると拡大します。)
1.小2男子 かつき くん 作品名「子育てがんばれ」
ダイナミックな筆タッチで仕上がっていますね。キリッとして、ハンサムなコアジサシとなりました。手塚治虫の漫画にでてきそうな雰囲気です。
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2.小4女子 しおん さん 作品名「自縛少年花子くん」
人気漫画「自縛少年花子くん」を題材にした楽しい作品です。こんなのが学校のトイレから出てきたら怖いかな。いや楽しい気分になるかもね。
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3.小1男子 はるき くん 作品名「鳥の気持ちになって」
こちらは本物志向の作品です。目元がキリリとしてかっこいいです。コアジサシコロニーに置いたらメスのコアジサシにモテモテですね。
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4.小1男子 そら くん 作品名「カラフル」
作品名どおり、すごくカラフルな作品です。ヤイロチョウより派手ですね。コアジサシコロニーに置くよりも美術館に置きたいくらいです。
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5.小3男子 ひろきワッツ くん 作品名「血鬼術を使える鬼コアジサシ」
不気味な迫力のあるコアジサシが登場です。血鬼術(けっきじゅつ)とは漫画『鬼滅の刃』に登場する鬼が持つ異能力のことですね。この鬼コアジサシはどんな血鬼術を使うのでしょうか。見てみたいなー。
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5. SHW_2.jpg
6.小6女子 ゆか さん 作品名「泡瀬干潟で卵を産むコアジサシ」
こちらも本物志向のコアジサシです。本当に卵を温めているようかのような優しい顔に仕上がっています。来年もこんなふうに卵を産むコアジサシが見られるよう、みんなで泡瀬干潟を守っていけるといいですね。
6. S.Y.jpg
7.小2男子 ともはる くん 作品名「子育てをしているコアジサシ」
目のまわりがカッコいい、まるで歌舞伎役者のような作品となりました。ボディのグレーの大胆な塗り分けが個性的でユニークです。
6. ST.jpg
8.小3男子 しょう くん 作品名「はじめてみたコアジサシ」
しょうくんは、この夏初めてコアジサシを泡瀬干潟でみたのでしょうか。来年はこのコアジサシを置いたらきっとコアジサシが来てくれるでしょう。来年もコアジサシ見れるといいね。
8. US.jpg
9.小1男子 けい くん 作品名「キラキラコアジサシ」
こちらも本物志向の作品です。
作品名の「キラキラコアジサシ」というのは台座がカラフルに塗られているからでしょうか。こちらの作品もコアジサシがすぐに寄ってきそうですね。
9. UK.jpg
10. 4才女子 えれな ちゃん 作品名「誕生日鳥 Heart and ribbon bird」
これもカラフルな作品ですね。
作品名の「Heart and ribbon bird」が示すとおり、頭のうしろに緑色のリボンをつけていてかわいいです。
10. SE.jpg
10. SE2.jpg
そしてこちらはしょうくん「はじめてみたコアジサシ」、けい くん「キラキラコアジサシ」、えれなちゃん「誕生日鳥 Heart and ribbon bird」の3兄妹作品を並べた写真です。どれも個性豊かですね。
10. kyoudai.jpg
11.小学生女子 きさき さん がんばったところ:「2色のあお色を使ってきれいに仕上げました。」
青を基調とした、さわやかできれいなコアジサシに仕上がりました。クチバシ先端の白いところが青いボディとマッチしていてかわいいですね。
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11.AK.jpg
12.小学生女子 ひめか さん がんばったところ:「グリーンと紫色を使って、きれいに仕上げました。」
こちらはボディが紫色であたまがグリーンという落ち着いた雰囲気のコアジサシとなりました。しっとりとしてきれいです。
12. AH.jpg
13.小学生女子 ここな さん がんばったところ:「紫とピンクを使って可愛く仕上げました。尾っぽのピンクもポイントです。」
黄色の頭と紫色のボディがバランスよいですね。首回りのピンクはマフラーでしょうか。可愛いです。尾っぽの先端のピンクがよいアクセントになっています。
13. AK.jpg
13. AK2.jpg
14.小学生女子 せれな さん がんばったところ:「シルバーと黒などを使って、大人っぽく仕上げました。」
こちらは最高にエレガントなコアジサシですね。シルバーと黒のコントラストにセンスが光っています。まるでファッションショーに出るコアジサシのようです。ホント、美しい!
沖縄県 せれな 作品(横).jpg
沖縄県 せれな 作品(斜め).jpg
15.小学2年男子 れん くん がんばったところ:「いろいろな色を使って、ワイルドに仕上げました。」
大胆な色使いでかっこよく仕上がっていますね。スーパー戦隊に出てくるヒーローのようです。「コアジサシレンジャー!」とか叫びながら登場しそう。(笑)
沖縄県 れん 作品.jpg
16.5才 きりゅう くん がんばったところ:「オレンジで元気よく、お姉ちゃんと一緒にがんばって仕上げました。」
オレンジ色のボディがあざやかでアカショウビンみたい。頭はオオルリみたいできれいな鳥のいいとこどりをしています。お姉ちゃんといっしょにかっこいい作品を作ることができました。
沖縄県きりゅう 作品(横).jpg
17.小学生女子 さら さん がんばったところ:「ボディーの明るいブルーと紺の境界が斜めになっているところがおしゃれでポイントです。」
こちらは青と紺のツートンカラーが美しい作品です。まるでドレスを着ているみたい。さらさんは弟のきりゅうくんの色塗りを手伝いながらこの作品を仕上げたのでしょうね。どちらも素晴らしい出来栄えとなりました。
沖縄県さら 作品(斜め).jpg
沖縄県 さら 作品(上から).jpg
18.小学生 ゆきと くん がんばったところ:「カラフルで胴体の上部の黒に映える白い線、胸部が爽やかな夏の果物スイカを思わせる、赤に黒の点がポイントです。」
スイカコアジサシ! 青いボディが涼しげでいかにも夏らしい作品です。頭の緑色をよくみるとスイカのような模様が入っていて細かいところまでスイカになりきっていますね。
沖縄県ゆきと 作品〈横〉.jpg
沖縄県ゆきと 作品〈前〉.jpg
沖縄県ゆきと 作品〈斜め〉.jpg
19.小学生女子 りのん さん がんばったところ:「ボディーのきれいな紫色がポイントです。お友だちの「れなさん」と仲良く仕上げました。」
頭の緑色とボディの紫色とクチバシの黄色のバランスがよくて落ち着いた仕上がりになっていますね。ボディの紫色は何色を混ぜて作ったのかな。きれいな色になっています。
沖縄県 りのん 作品.jpg
20.小学生女子 れな さん がんばったところ:「幸せの青い鳥のような、きれいなスカイブルーがポイントです。お友だちの「りのんさん」と仲良く仕上げました。」
これもきれいなコアジサシですね。ボディの青は均一ではなくて微妙にコントラストがついていて、クチバシの緑色とのバランスがとても良い雰囲気です。
沖縄県 れな 作品.jpg
21.小学生男子 かなと くん がんばったところ:「くちばしが折れても、負けない! 夏の果物のスイカ柄に、非対称なデザイン。茶色の胴体にはスイカの種を思わせる黒い点がポイントです。友だちの ゆきとくんと仲良く一緒に仕上げました。」
これはもはやスイカそのもの!(笑) スイカなのでクチバシは無くてもかまいませんよ。おいしそうで食べたくなってしまうような素晴らしい作品となりました。
沖縄県奏斗 作品(右斜め前).jpg
沖縄県奏斗 作品(左斜め前).jpg
22.小学1年女子 すみか さん 「本物のコアジサシを見たから本物どおりに塗りたくなって挑戦しました。」
限りなく本物に近いコアジサシとなりました。コロニーにおいたらすぐにコアジサシを呼べそうです。来年もコアジサシを見られるとよいですね。
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23.小学1年女子 はるね さん 「本物のコアジサシを見たから本物どおりに塗りたくなって挑戦しました。」
はるねさんもすみかさんと同じように本物のようなコアジサシに仕上げました。姉妹そろって大人顔負けのすばらしい作品となりました。
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24.沖縄 参加者の皆さん 「なかよし」
(砂川先生のコメント)何も言わないのにコアジサシ同士を向かい合わせて「キス?」させたり、一緒にいることが楽しいみたい。コアジサシと一緒に地元の子どもたちもみんなで優しく元気に育ってほしいですね。
コアジサシ なかよし.jpg
25.沖縄国際大学 砂川ゼミ 3年生 テーマ「デコイワークショップで 小学生の皆さんをお迎えする コアジサシさんたち 」
砂川ゼミの学生さんたちが作ったコアジサシデコイの色塗り見本が、ワークショップに参加の小学生たちをお迎えしました。
沖縄県 沖国大砂川ゼミ 作品.jpg
沖縄の子供たちの作品は以上です。どれも個性的であったり本物みたいだったりで、力作ぞろいでした。
沖縄国際大学の砂川先生、ゼミ生の皆さん、そして沖縄の子供たち、参加ありがとうございました!
引き続き、応募作品を紹介します。
25.アメリカ在住 T.R様 作品名「Spider Tern (スパイダーターン)」
作者コメント「コアジサシのヒーローです!」
これはすごい!! デコイ本体にはほとんど手を加えずに色塗りだけでスパイダーマンのようなコアジサシを誕生させました。「こあじさしデコイでアート」の無限の可能性を感じさせる作品です。またクモの巣をひもで作ってアメリカの街並みをバックにした写真センスも抜群です。本当に脱帽しました!
作品1:Spider Tern(スパイダーターン).jpg
作品1:Spider Tern(スパイダーターン)?A.jpg
26.アメリカ在住 T.K様 作品名「黄金コアジサシ」
作者コメント「昔、衣装に使用していたスパンコールをリユースし、貼り付けてみました!」
これまたすごい! ご夫婦そろってハイセンスですね。スパンコールを貼り付けるというアイデアが新鮮で、実にきらびやかな作品となっています。黄金の長い尾羽はまるで極楽鳥のように美しい。ニット製の巣の上に座った姿は王女様のようです。
作品2:黄金コアジサシ.jpg
作品2:黄金コアジサシ?A.jpg
27.石川県金沢市 I様 コアジサシとひな
コアジサシの親の足元にひなが3羽。ひなは紙粘土で作ったのでしょうか。丸々として本物のひなみたいでかわいいです。親コアジサシには毛糸で作った脚があります!
シンプルですが今まで誰も気づかなかったアイデアですね。2枚目の写真は玄関タイルの上でとった写真だそうです。ひなの模様と似ていてカモフラージュになっているところは自然環境に似ています。ナイスアイデアです。
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28.埼玉県 Y様 作品名「夢の干潟の水兵さん」
埼玉県のY様は、昨年、超絶的にリアルな塗装のコアジサシデコイを作成して出品してくださいました。今回はその超リアルなコアジサシが水兵さんの格好をするというユニークな作品です。まるでコアジサシがお面をかぶって本物の水兵さんの服をきているかのうようです。青い帽子と赤い蝶ネクタイがおしゃれですね。ツンとおすまし顔の表情がグッドです。
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29.東京都 小学1年男子 ひろあき くん 作品名「キョウジョ(京女シギ)とオバさん(オバシギ)」
コアジサシがキョウジョシギとオバシギに変身! どちらもそれぞれのシギの特徴をよくとらえていてそっくりです。しかも脚もついています!なるほどこんな脚の表現方法もあるのですね。デコイをいろいろなシギに塗ってシギシリーズでコレクションしたらすごく楽しそうです。個人的にシギが大好きなので自分もシギに塗ってみたくなりました。ひろあきくん、楽しい作品ありがとう!
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30.愛知県支部会員 Tさん 作品名「羽(は)りぼてコアジサシ」
(本人コメント)デコイに羽をつけようと考えた結果、張りぼてみたいに紙を貼っていく作り方になりました。羽図鑑や骨図鑑等々参考にしたかいもあって、見映えはよいですが、詳しく見ると突っ込みどころも満載かもしれません。そういう意味でも張りぼてですね(笑)
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31.東京都 谷口高司 先生 作品名「それは愛」
野鳥図鑑画家の谷口高司先生から作品をご出品いただきました!
谷口先生は日本野鳥の会が発行する野鳥図鑑「新・山野の鳥」「新・水辺の鳥」をはじめとして多数の野鳥図鑑のイラストを描かれている、日本を代表する野鳥図鑑画家です。
もはや次元が異なるというか、これぞプロフェッショナル、と思わずうなってしまう、そんな作品です。同じコアジサシを見ていても谷口先生には我々とは違った世界が見えているのかもしれません。
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32.東京都 谷口りつこ 様 作品名「乙女アジサシ」
谷口先生の奥様でありマネージャーでもある谷口りつこ様からも作品をご出品していただきました!
全身にハートマークをあしらった素敵な作品です。ハートマークには色々な種類があって、絶妙な色彩バランスで配置されています。まるでおとぎの国の夢見るお姫様のような雰囲気を醸し出していますね。可愛らしく、そして美しすぎる!
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谷口高司鳥絵工房のホームページはこちら
最後に、こあじさしデコイでアート事務局の作品を発表します。
こあじさしデコイでアート事務局作品 「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」
大きな翼を広げて飛び立つコアジサシと、その上に立って歌う初音ミクを表現しました。コアジサシはソーラーパネル4枚を備えており、その電気でクチバシに仕込んだLEDが光り、コアジサシの音声をバックに初音ミクが歌います。パソコンから電源をとることも可能となっています。
ソーラー電源で歌う初音ミクの動画はこちらをクリック
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この「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」の作り方の詳細ブログはこちらをクリック。
それでは、今回の「こあじさしデコイでアート2020」に参加してくださった皆様、改めましてありがとうございました!
来年こそ、愛知県支部はコアジサシコロニー誘致を成功させるべく取り組んでまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
日本野鳥の会愛知県支部「こあじさしデコイでアート事務局」
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「こあじさしデコイでアート2019」のブログはこちら
付記:
今年2020年、愛知県支部は助成金を得て「コアジサシ音声発生装置」を完成させました。ソーラーパネルで発電してスピーカーからコアジサシの音声を流す、というものです。来年はこれをデコイとともにコロニー候補地においてコアジサシの誘致をします。(ブログ記事はこちら)
「こあじさしデコイでアート2020」の応募作品を発表します!
「こあじさしデコイでアート」は、コアジサシ保護活動の活性化を目指して2018年から始まった、コアジサシデコイの色塗りコンテストです。本物みたいに塗ったり、オリジナル作品に仕上げていただきます。
今年はいままでで一番たくさんの作品を応募していただきました。
まず最初に紹介するのは沖縄の子どもたちの作品です。
沖縄国際大学の砂川先生とゼミ生の皆さんが泡瀬干潟保全の啓発活動の一環としてデコイ色塗りイベントを地元やオンラインで開催、イベントに参加した子どもたちから多数の作品の写真を送っていただきました。
(写真をクリックすると拡大します。)
1.小2男子 かつき くん 作品名「子育てがんばれ」
ダイナミックな筆タッチで仕上がっていますね。キリッとして、ハンサムなコアジサシとなりました。手塚治虫の漫画にでてきそうな雰囲気です。
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2.小4女子 しおん さん 作品名「自縛少年花子くん」
人気漫画「自縛少年花子くん」を題材にした楽しい作品です。こんなのが学校のトイレから出てきたら怖いかな。いや楽しい気分になるかもね。
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3.小1男子 はるき くん 作品名「鳥の気持ちになって」
こちらは本物志向の作品です。目元がキリリとしてかっこいいです。コアジサシコロニーに置いたらメスのコアジサシにモテモテですね。
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4.小1男子 そら くん 作品名「カラフル」
作品名どおり、すごくカラフルな作品です。ヤイロチョウより派手ですね。コアジサシコロニーに置くよりも美術館に置きたいくらいです。
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20200725_125914.jpg
5.小3男子 ひろきワッツ くん 作品名「血鬼術を使える鬼コアジサシ」
不気味な迫力のあるコアジサシが登場です。血鬼術(けっきじゅつ)とは漫画『鬼滅の刃』に登場する鬼が持つ異能力のことですね。この鬼コアジサシはどんな血鬼術を使うのでしょうか。見てみたいなー。
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6.小6女子 ゆか さん 作品名「泡瀬干潟で卵を産むコアジサシ」
こちらも本物志向のコアジサシです。本当に卵を温めているようかのような優しい顔に仕上がっています。来年もこんなふうに卵を産むコアジサシが見られるよう、みんなで泡瀬干潟を守っていけるといいですね。
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7.小2男子 ともはる くん 作品名「子育てをしているコアジサシ」
目のまわりがカッコいい、まるで歌舞伎役者のような作品となりました。ボディのグレーの大胆な塗り分けが個性的でユニークです。
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8.小3男子 しょう くん 作品名「はじめてみたコアジサシ」
しょうくんは、この夏初めてコアジサシを泡瀬干潟でみたのでしょうか。来年はこのコアジサシを置いたらきっとコアジサシが来てくれるでしょう。来年もコアジサシ見れるといいね。
8. US.jpg
9.小1男子 けい くん 作品名「キラキラコアジサシ」
こちらも本物志向の作品です。
作品名の「キラキラコアジサシ」というのは台座がカラフルに塗られているからでしょうか。こちらの作品もコアジサシがすぐに寄ってきそうですね。
9. UK.jpg
10. 4才女子 えれな ちゃん 作品名「誕生日鳥 Heart and ribbon bird」
これもカラフルな作品ですね。
作品名の「Heart and ribbon bird」が示すとおり、頭のうしろに緑色のリボンをつけていてかわいいです。
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そしてこちらはしょうくん「はじめてみたコアジサシ」、けい くん「キラキラコアジサシ」、えれなちゃん「誕生日鳥 Heart and ribbon bird」の3兄妹作品を並べた写真です。どれも個性豊かですね。
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11.小学生女子 きさき さん がんばったところ:「2色のあお色を使ってきれいに仕上げました。」
青を基調とした、さわやかできれいなコアジサシに仕上がりました。クチバシ先端の白いところが青いボディとマッチしていてかわいいですね。
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12.小学生女子 ひめか さん がんばったところ:「グリーンと紫色を使って、きれいに仕上げました。」
こちらはボディが紫色であたまがグリーンという落ち着いた雰囲気のコアジサシとなりました。しっとりとしてきれいです。
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13.小学生女子 ここな さん がんばったところ:「紫とピンクを使って可愛く仕上げました。尾っぽのピンクもポイントです。」
黄色の頭と紫色のボディがバランスよいですね。首回りのピンクはマフラーでしょうか。可愛いです。尾っぽの先端のピンクがよいアクセントになっています。
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14.小学生女子 せれな さん がんばったところ:「シルバーと黒などを使って、大人っぽく仕上げました。」
こちらは最高にエレガントなコアジサシですね。シルバーと黒のコントラストにセンスが光っています。まるでファッションショーに出るコアジサシのようです。ホント、美しい!
沖縄県 せれな 作品(横).jpg
沖縄県 せれな 作品(斜め).jpg
15.小学2年男子 れん くん がんばったところ:「いろいろな色を使って、ワイルドに仕上げました。」
大胆な色使いでかっこよく仕上がっていますね。スーパー戦隊に出てくるヒーローのようです。「コアジサシレンジャー!」とか叫びながら登場しそう。(笑)
沖縄県 れん 作品.jpg
16.5才 きりゅう くん がんばったところ:「オレンジで元気よく、お姉ちゃんと一緒にがんばって仕上げました。」
オレンジ色のボディがあざやかでアカショウビンみたい。頭はオオルリみたいできれいな鳥のいいとこどりをしています。お姉ちゃんといっしょにかっこいい作品を作ることができました。
沖縄県きりゅう 作品(横).jpg
17.小学生女子 さら さん がんばったところ:「ボディーの明るいブルーと紺の境界が斜めになっているところがおしゃれでポイントです。」
こちらは青と紺のツートンカラーが美しい作品です。まるでドレスを着ているみたい。さらさんは弟のきりゅうくんの色塗りを手伝いながらこの作品を仕上げたのでしょうね。どちらも素晴らしい出来栄えとなりました。
沖縄県さら 作品(斜め).jpg
沖縄県 さら 作品(上から).jpg
18.小学生 ゆきと くん がんばったところ:「カラフルで胴体の上部の黒に映える白い線、胸部が爽やかな夏の果物スイカを思わせる、赤に黒の点がポイントです。」
スイカコアジサシ! 青いボディが涼しげでいかにも夏らしい作品です。頭の緑色をよくみるとスイカのような模様が入っていて細かいところまでスイカになりきっていますね。
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19.小学生女子 りのん さん がんばったところ:「ボディーのきれいな紫色がポイントです。お友だちの「れなさん」と仲良く仕上げました。」
頭の緑色とボディの紫色とクチバシの黄色のバランスがよくて落ち着いた仕上がりになっていますね。ボディの紫色は何色を混ぜて作ったのかな。きれいな色になっています。
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20.小学生女子 れな さん がんばったところ:「幸せの青い鳥のような、きれいなスカイブルーがポイントです。お友だちの「りのんさん」と仲良く仕上げました。」
これもきれいなコアジサシですね。ボディの青は均一ではなくて微妙にコントラストがついていて、クチバシの緑色とのバランスがとても良い雰囲気です。
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21.小学生男子 かなと くん がんばったところ:「くちばしが折れても、負けない! 夏の果物のスイカ柄に、非対称なデザイン。茶色の胴体にはスイカの種を思わせる黒い点がポイントです。友だちの ゆきとくんと仲良く一緒に仕上げました。」
これはもはやスイカそのもの!(笑) スイカなのでクチバシは無くてもかまいませんよ。おいしそうで食べたくなってしまうような素晴らしい作品となりました。
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沖縄県奏斗 作品(左斜め前).jpg
22.小学1年女子 すみか さん 「本物のコアジサシを見たから本物どおりに塗りたくなって挑戦しました。」
限りなく本物に近いコアジサシとなりました。コロニーにおいたらすぐにコアジサシを呼べそうです。来年もコアジサシを見られるとよいですね。
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23.小学1年女子 はるね さん 「本物のコアジサシを見たから本物どおりに塗りたくなって挑戦しました。」
はるねさんもすみかさんと同じように本物のようなコアジサシに仕上げました。姉妹そろって大人顔負けのすばらしい作品となりました。
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24.沖縄 参加者の皆さん 「なかよし」
(砂川先生のコメント)何も言わないのにコアジサシ同士を向かい合わせて「キス?」させたり、一緒にいることが楽しいみたい。コアジサシと一緒に地元の子どもたちもみんなで優しく元気に育ってほしいですね。
コアジサシ なかよし.jpg
25.沖縄国際大学 砂川ゼミ 3年生 テーマ「デコイワークショップで 小学生の皆さんをお迎えする コアジサシさんたち 」
砂川ゼミの学生さんたちが作ったコアジサシデコイの色塗り見本が、ワークショップに参加の小学生たちをお迎えしました。
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沖縄の子供たちの作品は以上です。どれも個性的であったり本物みたいだったりで、力作ぞろいでした。
沖縄国際大学の砂川先生、ゼミ生の皆さん、そして沖縄の子供たち、参加ありがとうございました!
引き続き、応募作品を紹介します。
25.アメリカ在住 T.R様 作品名「Spider Tern (スパイダーターン)」
作者コメント「コアジサシのヒーローです!」
これはすごい!! デコイ本体にはほとんど手を加えずに色塗りだけでスパイダーマンのようなコアジサシを誕生させました。「こあじさしデコイでアート」の無限の可能性を感じさせる作品です。またクモの巣をひもで作ってアメリカの街並みをバックにした写真センスも抜群です。本当に脱帽しました!
作品1:Spider Tern(スパイダーターン).jpg
作品1:Spider Tern(スパイダーターン)?A.jpg
26.アメリカ在住 T.K様 作品名「黄金コアジサシ」
作者コメント「昔、衣装に使用していたスパンコールをリユースし、貼り付けてみました!」
これまたすごい! ご夫婦そろってハイセンスですね。スパンコールを貼り付けるというアイデアが新鮮で、実にきらびやかな作品となっています。黄金の長い尾羽はまるで極楽鳥のように美しい。ニット製の巣の上に座った姿は王女様のようです。
作品2:黄金コアジサシ.jpg
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27.石川県金沢市 I様 コアジサシとひな
コアジサシの親の足元にひなが3羽。ひなは紙粘土で作ったのでしょうか。丸々として本物のひなみたいでかわいいです。親コアジサシには毛糸で作った脚があります!
シンプルですが今まで誰も気づかなかったアイデアですね。2枚目の写真は玄関タイルの上でとった写真だそうです。ひなの模様と似ていてカモフラージュになっているところは自然環境に似ています。ナイスアイデアです。
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28.埼玉県 Y様 作品名「夢の干潟の水兵さん」
埼玉県のY様は、昨年、超絶的にリアルな塗装のコアジサシデコイを作成して出品してくださいました。今回はその超リアルなコアジサシが水兵さんの格好をするというユニークな作品です。まるでコアジサシがお面をかぶって本物の水兵さんの服をきているかのうようです。青い帽子と赤い蝶ネクタイがおしゃれですね。ツンとおすまし顔の表情がグッドです。
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29.東京都 小学1年男子 ひろあき くん 作品名「キョウジョ(京女シギ)とオバさん(オバシギ)」
コアジサシがキョウジョシギとオバシギに変身! どちらもそれぞれのシギの特徴をよくとらえていてそっくりです。しかも脚もついています!なるほどこんな脚の表現方法もあるのですね。デコイをいろいろなシギに塗ってシギシリーズでコレクションしたらすごく楽しそうです。個人的にシギが大好きなので自分もシギに塗ってみたくなりました。ひろあきくん、楽しい作品ありがとう!
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30.愛知県支部会員 Tさん 作品名「羽(は)りぼてコアジサシ」
(本人コメント)デコイに羽をつけようと考えた結果、張りぼてみたいに紙を貼っていく作り方になりました。羽図鑑や骨図鑑等々参考にしたかいもあって、見映えはよいですが、詳しく見ると突っ込みどころも満載かもしれません。そういう意味でも張りぼてですね(笑)
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31.東京都 谷口高司 先生 作品名「それは愛」
野鳥図鑑画家の谷口高司先生から作品をご出品いただきました!
谷口先生は日本野鳥の会が発行する野鳥図鑑「新・山野の鳥」「新・水辺の鳥」をはじめとして多数の野鳥図鑑のイラストを描かれている、日本を代表する野鳥図鑑画家です。
もはや次元が異なるというか、これぞプロフェッショナル、と思わずうなってしまう、そんな作品です。同じコアジサシを見ていても谷口先生には我々とは違った世界が見えているのかもしれません。
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32.東京都 谷口りつこ 様 作品名「乙女アジサシ」
谷口先生の奥様でありマネージャーでもある谷口りつこ様からも作品をご出品していただきました!
全身にハートマークをあしらった素敵な作品です。ハートマークには色々な種類があって、絶妙な色彩バランスで配置されています。まるでおとぎの国の夢見るお姫様のような雰囲気を醸し出していますね。可愛らしく、そして美しすぎる!
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谷口高司鳥絵工房のホームページはこちら
最後に、こあじさしデコイでアート事務局の作品を発表します。
こあじさしデコイでアート事務局作品 「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」
大きな翼を広げて飛び立つコアジサシと、その上に立って歌う初音ミクを表現しました。コアジサシはソーラーパネル4枚を備えており、その電気でクチバシに仕込んだLEDが光り、コアジサシの音声をバックに初音ミクが歌います。パソコンから電源をとることも可能となっています。
ソーラー電源で歌う初音ミクの動画はこちらをクリック
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この「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」の作り方の詳細ブログはこちらをクリック。
それでは、今回の「こあじさしデコイでアート2020」に参加してくださった皆様、改めましてありがとうございました!
来年こそ、愛知県支部はコアジサシコロニー誘致を成功させるべく取り組んでまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
日本野鳥の会愛知県支部「こあじさしデコイでアート事務局」
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「こあじさしデコイでアート2019」のブログはこちら
付記:
今年2020年、愛知県支部は助成金を得て「コアジサシ音声発生装置」を完成させました。ソーラーパネルで発電してスピーカーからコアジサシの音声を流す、というものです。来年はこれをデコイとともにコロニー候補地においてコアジサシの誘致をします。(ブログ記事はこちら)
posted by Ted at 04:33| Comment(0)
| コアジサシ保護
「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」こあじさしデコイでアート2020事務局作品
こあじさしデコイでアート2020 事務局作品
作品名「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」です。
とみーは愛知県支部役員のひとりで、今年の3月、電子工作を用いたデジタルアート作品「防犯コアジちゃん」を発表し、皆を驚かせました。人感センサーで人を検知するとコアジサシデコイがしゃべり、目や背中に仕込まれたLEDが点灯するという作品です。
とみー 「防犯コアジちゃん」
トミー_防犯コアジサシ.jpeg
この「防犯コアジちゃん」にインスパイアされて試行錯誤の上、完成したのが今回の作品
「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」です。
IMG_2182.jpg
IMG_2172.jpg
コアジサシの背中などに取り付けたソーラーパネルが発電した電気で初音ミクの歌とコアジサシの声をミックスした音声が流れます。
IMG_2090.jpg
マイコンボード arduino uno、MP3プレーヤー DFPlayer、三端子レギュレータ、スピーカーなどを使っています。電子工作の面白さを伝えるため、透明ケースに入れています。
IMG_2091.jpg
クチバシの奥に仕込んだLEDによってアクリル導光棒で作ったクチバシ全体が光ります。
IMG_2183.jpg
屋内ではパソコン電源を使用可能となっています。
デコイ改造、初音ミクの組み立て、ソーラーパネルを使った電子工作、と3つの要素を取り入れた作品となりました。
コアジサシの背中に乗った初音ミクと、羽根を大きく広げて飛び立つコアジサシとが象徴するものは、コアジサシ保護にかける愛知県支部の熱いパッションと、とみーのデジタルアートのセンスの融合です。
ソーラー電源で歌う初音ミクコアジサシ動画はこちら。
1.jpg
以下は、製作記事です。製作過程に興味ある方はどうぞご覧ください。
まず、飛翔するコアジサシのイメージをスケッチ。
IMG_2048.jpg
次にコアジサシデコイを切断します。
IMG_1964.jpg
切断したデコイを削り込んで、スケッチのイメージに近づけます。
3.jpg
クチバシはLEDで光らせるため、切断して、LEDを仕込むための穴をあけます。
4.jpg
穴をあけたコアジサシの頭部。正面からみると「ムンクの叫び」みたいでちょっと怖いですね。(笑)
5.jpg
切断したパーツを接着剤でつないで、エポキシパテで隙間を埋めます。写真は愛用の「タミヤ・エポキシ造形パテ」たくさん使うのでいつも徳用タイプを購入しています。
7.jpg
羽根をプラ板から削り出し。まずは紙で作ってからプラ板に写します。
8.jpg
Pカッターで削り出し。
9.jpg
だいたいイメージ通りに削り出すことができました。迫力を出すためにやや大きめの羽根にしました。
クチバシがないと顔が怖いため(笑)紙でクチバシを作って穴に差し込んであります。
11.jpg
胴体の造形。イメージ通りになるようひたすらヤスリとカッターナイフで削り込んでいきます。地味な根気作業ですが一番重要な工程です。
12.jpg
クチバシの奥にLEDを仕込むために、配線用の穴をあけます。この穴とクチバシに開けた穴がつながって、配線を通すことができます。
13.jpg
クチバシを作ります。写真はアクリル導光棒。今回は透明なタイプを使用します。
14.jpg
試しにLEDを棒の端に当ててみました。こんな感じでLEDの光が通ります。
15.jpg
この棒をクチバシの長さに切断し、クチバシの形になるよう削っていきます。アクリルは非常に硬いプラスチックのためカッターナイフでは歯がたちません。電動ルーターで削っていきます。
15.jpg
半日かかってやっとクチバシの形になりました。ホント、アクリル棒は硬いので苦労します。
16.jpg
LED用の配線を通します。
16.jpg
LEDをハンダ付け。このあと、LEDをクチバシの奥に押し込みます。
17.jpg
切り出した羽根の取付け。
17.jpg
羽根と胴体の隙間はパテで埋めます。
18.jpg
パテが固まったら、ヤスリとペーパーをかけて表面を仕上げます。
19.jpg
さてここからは初音ミクのプラモデルの組み立てです。Amazonで5,300円にて購入。
20.jpg
初音ミクの髪の毛専用塗料。ひとつ680円。結構高価ですがこういところにお金をケチってはいけませんね。
16.jpg
髪の毛の塗装。エアブラシで髪にコントラストをつけていきます。
w.jpg
スカート部分。すごく細かいです。
1.jpg
各パーツの作成。稼働部位が多くて部品点数がすごく多いです。
1.jpg
初音ミク、完成。
1.jpg
ここからはコアジサシの塗装です。まずは白で全体を塗装。
クチバシに仕込んだLEDに塗料がつかないようにダミーのクチバシを差し込んであります。
1.jpg
頭の黒いところを塗る準備です。マスキングテープでマスキング。
1.jpg
黒で頭部をエアブラシ。
1.jpg
羽根の上部のグレーを塗るための準備でマスキング。このあと、塗料のグレーをエアブラシで吹き付けます。
1.jpg
ソーラーパネルのテスト。300mWのソーラーパネル4枚を使っています。
写真には赤外線センサーが写っています。人を検知したら動作するようにしたかったのですが、ソーラーパネル発電では動作安定せず赤外線センサーは断念。音声制御はマイコンボードarduino unoとDFPlayer mini の組み合わせです。
1.jpg
透明ケースのスピーカー取付穴の穴あけ。この透明プラスチックは非常にもろくて亀裂が入りやすいので穴あけ加工には細心の注意が必要です。(実際、1度失敗して割れてしまい。買いなおしました。)
1.jpg
ケースにマイコンボードと配線ボードを取付、コアジサシの背中にソーラーパネルを貼り付けます。
1.jpg
初音ミクの歌はネットのフリー音源をダウンロード。
その音源とコアジサシの鳴き声を重ねあわせてSDカードに保存します。
ソーラーパネルとLEDの配線は支柱の中を通しています。
1.jpg
初音ミクを背中に乗せて、完成!
1.jpg
クチバシは青色LEDの光で先端まで光ります。
1.jpg
来年のコアジサシコロニー誘致成功に向けて歌え、初音ミク!羽ばたけコアジサシ!
日本野鳥の会愛知県支部「こあじさしデコイでアート」事務局
作品名「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」です。
とみーは愛知県支部役員のひとりで、今年の3月、電子工作を用いたデジタルアート作品「防犯コアジちゃん」を発表し、皆を驚かせました。人感センサーで人を検知するとコアジサシデコイがしゃべり、目や背中に仕込まれたLEDが点灯するという作品です。
とみー 「防犯コアジちゃん」
トミー_防犯コアジサシ.jpeg
この「防犯コアジちゃん」にインスパイアされて試行錯誤の上、完成したのが今回の作品
「とみーへのオマージュ〜初音ミクコアジサシ」です。
IMG_2182.jpg
IMG_2172.jpg
コアジサシの背中などに取り付けたソーラーパネルが発電した電気で初音ミクの歌とコアジサシの声をミックスした音声が流れます。
IMG_2090.jpg
マイコンボード arduino uno、MP3プレーヤー DFPlayer、三端子レギュレータ、スピーカーなどを使っています。電子工作の面白さを伝えるため、透明ケースに入れています。
IMG_2091.jpg
クチバシの奥に仕込んだLEDによってアクリル導光棒で作ったクチバシ全体が光ります。
IMG_2183.jpg
屋内ではパソコン電源を使用可能となっています。
デコイ改造、初音ミクの組み立て、ソーラーパネルを使った電子工作、と3つの要素を取り入れた作品となりました。
コアジサシの背中に乗った初音ミクと、羽根を大きく広げて飛び立つコアジサシとが象徴するものは、コアジサシ保護にかける愛知県支部の熱いパッションと、とみーのデジタルアートのセンスの融合です。
ソーラー電源で歌う初音ミクコアジサシ動画はこちら。
1.jpg
以下は、製作記事です。製作過程に興味ある方はどうぞご覧ください。
まず、飛翔するコアジサシのイメージをスケッチ。
IMG_2048.jpg
次にコアジサシデコイを切断します。
IMG_1964.jpg
切断したデコイを削り込んで、スケッチのイメージに近づけます。
3.jpg
クチバシはLEDで光らせるため、切断して、LEDを仕込むための穴をあけます。
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穴をあけたコアジサシの頭部。正面からみると「ムンクの叫び」みたいでちょっと怖いですね。(笑)
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切断したパーツを接着剤でつないで、エポキシパテで隙間を埋めます。写真は愛用の「タミヤ・エポキシ造形パテ」たくさん使うのでいつも徳用タイプを購入しています。
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羽根をプラ板から削り出し。まずは紙で作ってからプラ板に写します。
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Pカッターで削り出し。
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だいたいイメージ通りに削り出すことができました。迫力を出すためにやや大きめの羽根にしました。
クチバシがないと顔が怖いため(笑)紙でクチバシを作って穴に差し込んであります。
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胴体の造形。イメージ通りになるようひたすらヤスリとカッターナイフで削り込んでいきます。地味な根気作業ですが一番重要な工程です。
12.jpg
クチバシの奥にLEDを仕込むために、配線用の穴をあけます。この穴とクチバシに開けた穴がつながって、配線を通すことができます。
13.jpg
クチバシを作ります。写真はアクリル導光棒。今回は透明なタイプを使用します。
14.jpg
試しにLEDを棒の端に当ててみました。こんな感じでLEDの光が通ります。
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この棒をクチバシの長さに切断し、クチバシの形になるよう削っていきます。アクリルは非常に硬いプラスチックのためカッターナイフでは歯がたちません。電動ルーターで削っていきます。
15.jpg
半日かかってやっとクチバシの形になりました。ホント、アクリル棒は硬いので苦労します。
16.jpg
LED用の配線を通します。
16.jpg
LEDをハンダ付け。このあと、LEDをクチバシの奥に押し込みます。
17.jpg
切り出した羽根の取付け。
17.jpg
羽根と胴体の隙間はパテで埋めます。
18.jpg
パテが固まったら、ヤスリとペーパーをかけて表面を仕上げます。
19.jpg
さてここからは初音ミクのプラモデルの組み立てです。Amazonで5,300円にて購入。
20.jpg
初音ミクの髪の毛専用塗料。ひとつ680円。結構高価ですがこういところにお金をケチってはいけませんね。
16.jpg
髪の毛の塗装。エアブラシで髪にコントラストをつけていきます。
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スカート部分。すごく細かいです。
1.jpg
各パーツの作成。稼働部位が多くて部品点数がすごく多いです。
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初音ミク、完成。
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ここからはコアジサシの塗装です。まずは白で全体を塗装。
クチバシに仕込んだLEDに塗料がつかないようにダミーのクチバシを差し込んであります。
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頭の黒いところを塗る準備です。マスキングテープでマスキング。
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黒で頭部をエアブラシ。
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羽根の上部のグレーを塗るための準備でマスキング。このあと、塗料のグレーをエアブラシで吹き付けます。
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ソーラーパネルのテスト。300mWのソーラーパネル4枚を使っています。
写真には赤外線センサーが写っています。人を検知したら動作するようにしたかったのですが、ソーラーパネル発電では動作安定せず赤外線センサーは断念。音声制御はマイコンボードarduino unoとDFPlayer mini の組み合わせです。
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透明ケースのスピーカー取付穴の穴あけ。この透明プラスチックは非常にもろくて亀裂が入りやすいので穴あけ加工には細心の注意が必要です。(実際、1度失敗して割れてしまい。買いなおしました。)
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ケースにマイコンボードと配線ボードを取付、コアジサシの背中にソーラーパネルを貼り付けます。
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初音ミクの歌はネットのフリー音源をダウンロード。
その音源とコアジサシの鳴き声を重ねあわせてSDカードに保存します。
ソーラーパネルとLEDの配線は支柱の中を通しています。
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初音ミクを背中に乗せて、完成!
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クチバシは青色LEDの光で先端まで光ります。
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来年のコアジサシコロニー誘致成功に向けて歌え、初音ミク!羽ばたけコアジサシ!
日本野鳥の会愛知県支部「こあじさしデコイでアート」事務局
posted by Ted at 03:02| Comment(0)
| コアジサシ保護
2020年07月11日
コアジサシ音声発生装置プロジェクト
近年愛知県で生息数が激減した絶滅危惧種コアジサシ。
そのコアジサシ保護活動のため、愛知県支部は2017年秋に日野自動車グリーンファンドからの助成金を得て、2018年初冬に金型による量産型コアジサシデコイを完成しました。色塗りイベントでデコイに色を塗り、出光興産愛知製油所のご協力を得て、2018年夏と2019年夏にはその敷地内にデコイを設置しコロニー誘致活動を実施。しかし残念ながら成功には至りませんでした。
量産型コアジサシデコイ(金型による成型品 未塗装品)
122-0.jfif
2018年3月コアジサシ色塗りイベントの様子 @なごや生物多様性センター
IMG_1278.jpg
2019年3月コアジサシ色塗りイベントの様子 @なごや生物多様性センター
tomy.jpg
色塗りイベントで塗装したコアジサシデコイ
painted.jpg
コアジサシコロニー誘致に際しては、録音したコアジサシの声をデコイ設置場所で流すと誘因効果が高まることが知られています。
そこで次のステップとしてソーラーパネル付きの「コアジサシ音声発生装置」を作ることになりました。ソーラーパネルで発電してMP3プレーヤーに入れたコアジサシの音声をアンプで増幅してスピーカーで鳴らす、というものです。
そのための助成金申請書作りをスタート。様々な人からのアドバイスを受けて、2020年1月11日助成金を申請しました。
助成金が決定するのは3月。それまでの約2か月間、助成金をもらえる前提で先行して進めることにしました。
まずシステムの基礎となるソーラーパネル、バッテリーの仕様を決定。
マイコンとMP3プレーヤーのプログラミングは支部役員でIAMAS出身のTさんが作成してくれました。
光センサーが光を検知すると音声の電源ONとなり暗くなると音声電源OFFとなる仕組みです。
MP3プレーヤーとマイコン「arduino uno」、光センサー
arduinoMP3.JPG
そして2020年3月2日、待望の助成金授与決定のお知らせ!
ところがその頃から新型コロナで活動自粛ムードとなり、コアジサシデコイ色塗りイベントとデコイ設置の中止が決定、「コアジサシ音声発生装置」による今シーズンのコロニー誘致は断念となりました。
愛知県支部ステイホーム呼びかけのホームページバナー
toppage_stayhome940x450_2020年4月30日_.jpg
5月下旬、緊急事態宣言の解除が近づき、今年断念でも来年に向けての活動再開を決定。
ソーラーパネル、バッテリーその他一式を発注、初回の作業を5月23日(土)に弥富野鳥園て行いました。
初回作業の目標はソーラーパネル、バッテリー、充放電コントローラー、アンプ、MP3プレーヤーの配線方法を確認することです。
コロナ自粛の関係もあり、ここまで具体的な配線方法についてはほぼ未検討でした。
仮組み立ての様子
IMG_1212.jpg
この日の作業で必要な配線コネクタ類を確認、後日発注をしました。
そして第2回目を6月6日(土)に弥富野鳥園にて実施。
新たに購入したコネクタ類でソーラーパネルとバッテリー、充放電コントローラーを接続し、さらにマイコンとアンプ、スピーカーをつないで、配線完了。
2020年6月6日-battery.jpg
支部長、Hさん、Yさん、MJさん
2020年6月6日-11.23am.jpg
さあ、スピーカーをならずぞ、天まで届け、コアジサシの声! とばかりに電源を投入。
「あれ。。鳴らない。。。」スピーカーは鳴りませんでした。
配線がどこか間違っていたようです。
IMG_1610.jpg
そこでこの日はいったん終了。配線方法をしっかりと確認することにしました。
メンバーで調べたところ、アンプをON-OFFするリモート端子が未配線、さらにMP3プレーヤーからアンプに出力する端子の誤配線が判明。取説を精読して皆で正しい配線方法を見出しました。
第3回目を6月20日(土)に弥富野鳥園にて実施。実施に先立って支部長から配線図の清書版が送られてきました。分かりやすく描かれており、遊び心も入っている配線図です。
配線図(支部長清書版)
配線図niinii.JPG
今回から電気に詳しい役員のMさんにも加わっていただき、MさんとNは配線作業。
2020年6月20日-haisen.jpg
支部長および他のメンバーはソーラーパネルの取付台の製作。こちらも支部長の設計によるものです。スチールパイプの表面にプラスチックをコーティングした「イレクターパイプ」というDIY用パイプを用いています。
支部長、Yさん、MJさん
2020年6月20日kumitate1.jpg
2020年6月20日kumitate-2.jpg
配線のほうはMさんのおかげで滞りなく終了。スピーカーを2階のベランダに置いていよいよ電源投入となりました。
「電源ON!」
「キュリ、キュリ、キュリ、キュリ、キュリ(コアジサシの鳴き声)」
おおお、やったぁ、大成功! とうとうスピーカーからコアジサシの音声を流すことができました。
kore.jpg
さてソーラーパネル取付台のほうも楽しく作業して1台が完成。
大きな達成感を感じつつ、この日の作業を終了しました。
solarpanel.jpg
少し気になったことはコアジサシの音声データの音質でした。スピーカーから流すとやや割れたような音なのでこの音で本当にコアジサシが誘因できるのだろうか。
そこで野鳥の音声録音の第一人者である松田道生さんに支部長からコンタクトしてもらったところ、なんと松田道生さんからコアジサシ音声データを提供していただけることに。しかもWAVファイルの高音質データです。ご縁に感謝です。
そして実際にコアジサシコロニーでこのシステムからコアジサシの音声を流してコアジサシがどんな反応を示すかテストをすることになりました。
7月5日(日)、県内のコアジサシコロニーに7名のメンバーが集合してテストを実施。
結果は誘因効果あり、となりました。
コアジサシコロニーでの誘因効果テスト
2020年7月5日colonytest.jpg
同じ7月5日(日)、弥富野鳥園では支部長以下、別メンバーが集合して残る2台分のソーラーパネル取付台の製作。
kumitate.jpg
niiniipanerl2020.7.05.jpg
コアジサシコロニーでテストに参加したMさん、H君とNが昼すぎから弥富野鳥園に合流、ソーラーパネルとつないで最終完成形を目指します。
Image-1.jpg
2台のパネル取付台完成後、2階ベランダに合計3台のソーラーパネルを並べて、防水BOXにバッテリーと制御機器を格納し配線しました。
boxinbattery.jpg
そしてコアジサシ音声を流してみました。
haisen2020.7.05.jpg
結果は大成功! みんなで万歳となりました。
banzai2020.7.05.jpg
これでコアジサシ音声発生装置としては完成です。
電源のない屋外に放置してソーラーパネルで発電しながらコアジサシの音声を鳴らし続けることができます。
今後は来シーズンに向けて屋外で耐久性テストを行い、来シーズンはコアジサシコロニーを誘致して安全に子育てできる環境を整えてあげたいと思っています。
来年の皆様のご参加をお待ちしております!
日本野鳥の会愛知県支部
http://www.wbsj-aichi.org/
そのコアジサシ保護活動のため、愛知県支部は2017年秋に日野自動車グリーンファンドからの助成金を得て、2018年初冬に金型による量産型コアジサシデコイを完成しました。色塗りイベントでデコイに色を塗り、出光興産愛知製油所のご協力を得て、2018年夏と2019年夏にはその敷地内にデコイを設置しコロニー誘致活動を実施。しかし残念ながら成功には至りませんでした。
量産型コアジサシデコイ(金型による成型品 未塗装品)
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2018年3月コアジサシ色塗りイベントの様子 @なごや生物多様性センター
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2019年3月コアジサシ色塗りイベントの様子 @なごや生物多様性センター
tomy.jpg
色塗りイベントで塗装したコアジサシデコイ
painted.jpg
コアジサシコロニー誘致に際しては、録音したコアジサシの声をデコイ設置場所で流すと誘因効果が高まることが知られています。
そこで次のステップとしてソーラーパネル付きの「コアジサシ音声発生装置」を作ることになりました。ソーラーパネルで発電してMP3プレーヤーに入れたコアジサシの音声をアンプで増幅してスピーカーで鳴らす、というものです。
そのための助成金申請書作りをスタート。様々な人からのアドバイスを受けて、2020年1月11日助成金を申請しました。
助成金が決定するのは3月。それまでの約2か月間、助成金をもらえる前提で先行して進めることにしました。
まずシステムの基礎となるソーラーパネル、バッテリーの仕様を決定。
マイコンとMP3プレーヤーのプログラミングは支部役員でIAMAS出身のTさんが作成してくれました。
光センサーが光を検知すると音声の電源ONとなり暗くなると音声電源OFFとなる仕組みです。
MP3プレーヤーとマイコン「arduino uno」、光センサー
arduinoMP3.JPG
そして2020年3月2日、待望の助成金授与決定のお知らせ!
ところがその頃から新型コロナで活動自粛ムードとなり、コアジサシデコイ色塗りイベントとデコイ設置の中止が決定、「コアジサシ音声発生装置」による今シーズンのコロニー誘致は断念となりました。
愛知県支部ステイホーム呼びかけのホームページバナー
toppage_stayhome940x450_2020年4月30日_.jpg
5月下旬、緊急事態宣言の解除が近づき、今年断念でも来年に向けての活動再開を決定。
ソーラーパネル、バッテリーその他一式を発注、初回の作業を5月23日(土)に弥富野鳥園て行いました。
初回作業の目標はソーラーパネル、バッテリー、充放電コントローラー、アンプ、MP3プレーヤーの配線方法を確認することです。
コロナ自粛の関係もあり、ここまで具体的な配線方法についてはほぼ未検討でした。
仮組み立ての様子
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この日の作業で必要な配線コネクタ類を確認、後日発注をしました。
そして第2回目を6月6日(土)に弥富野鳥園にて実施。
新たに購入したコネクタ類でソーラーパネルとバッテリー、充放電コントローラーを接続し、さらにマイコンとアンプ、スピーカーをつないで、配線完了。
2020年6月6日-battery.jpg
支部長、Hさん、Yさん、MJさん
2020年6月6日-11.23am.jpg
さあ、スピーカーをならずぞ、天まで届け、コアジサシの声! とばかりに電源を投入。
「あれ。。鳴らない。。。」スピーカーは鳴りませんでした。
配線がどこか間違っていたようです。
IMG_1610.jpg
そこでこの日はいったん終了。配線方法をしっかりと確認することにしました。
メンバーで調べたところ、アンプをON-OFFするリモート端子が未配線、さらにMP3プレーヤーからアンプに出力する端子の誤配線が判明。取説を精読して皆で正しい配線方法を見出しました。
第3回目を6月20日(土)に弥富野鳥園にて実施。実施に先立って支部長から配線図の清書版が送られてきました。分かりやすく描かれており、遊び心も入っている配線図です。
配線図(支部長清書版)
配線図niinii.JPG
今回から電気に詳しい役員のMさんにも加わっていただき、MさんとNは配線作業。
2020年6月20日-haisen.jpg
支部長および他のメンバーはソーラーパネルの取付台の製作。こちらも支部長の設計によるものです。スチールパイプの表面にプラスチックをコーティングした「イレクターパイプ」というDIY用パイプを用いています。
支部長、Yさん、MJさん
2020年6月20日kumitate1.jpg
2020年6月20日kumitate-2.jpg
配線のほうはMさんのおかげで滞りなく終了。スピーカーを2階のベランダに置いていよいよ電源投入となりました。
「電源ON!」
「キュリ、キュリ、キュリ、キュリ、キュリ(コアジサシの鳴き声)」
おおお、やったぁ、大成功! とうとうスピーカーからコアジサシの音声を流すことができました。
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さてソーラーパネル取付台のほうも楽しく作業して1台が完成。
大きな達成感を感じつつ、この日の作業を終了しました。
solarpanel.jpg
少し気になったことはコアジサシの音声データの音質でした。スピーカーから流すとやや割れたような音なのでこの音で本当にコアジサシが誘因できるのだろうか。
そこで野鳥の音声録音の第一人者である松田道生さんに支部長からコンタクトしてもらったところ、なんと松田道生さんからコアジサシ音声データを提供していただけることに。しかもWAVファイルの高音質データです。ご縁に感謝です。
そして実際にコアジサシコロニーでこのシステムからコアジサシの音声を流してコアジサシがどんな反応を示すかテストをすることになりました。
7月5日(日)、県内のコアジサシコロニーに7名のメンバーが集合してテストを実施。
結果は誘因効果あり、となりました。
コアジサシコロニーでの誘因効果テスト
2020年7月5日colonytest.jpg
同じ7月5日(日)、弥富野鳥園では支部長以下、別メンバーが集合して残る2台分のソーラーパネル取付台の製作。
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コアジサシコロニーでテストに参加したMさん、H君とNが昼すぎから弥富野鳥園に合流、ソーラーパネルとつないで最終完成形を目指します。
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2台のパネル取付台完成後、2階ベランダに合計3台のソーラーパネルを並べて、防水BOXにバッテリーと制御機器を格納し配線しました。
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そしてコアジサシ音声を流してみました。
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結果は大成功! みんなで万歳となりました。
banzai2020.7.05.jpg
これでコアジサシ音声発生装置としては完成です。
電源のない屋外に放置してソーラーパネルで発電しながらコアジサシの音声を鳴らし続けることができます。
今後は来シーズンに向けて屋外で耐久性テストを行い、来シーズンはコアジサシコロニーを誘致して安全に子育てできる環境を整えてあげたいと思っています。
来年の皆様のご参加をお待ちしております!
日本野鳥の会愛知県支部
http://www.wbsj-aichi.org/
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