ダム写真
(撮影:ぽこ)
019065 ToNo
028406 灰エース
053689 Dam master
053718 Dam master
どんなダム
中部初のアーチダム
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小渋ダムは、中部地方初のアーチダム。アーチの美しさが、南アルプスの清流に映る。下流には、「天竜下り」で有名な天竜峡がある。
[写真](撮影:Dam master)
排砂バイパストンネルを建設
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計画を上回る堆砂が進むダムの機能回復を図るため、ダムに流入する土砂を排砂するバイパストンネルを建設する。トンネルは延長約4000メートルで、左岸側に建設。平成12年度から調査を実施しており、工事は平成20年度に着工か。
[写真](撮影:Dam master)
エレベータ塔が堤体下流面に
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堤体下流面にエレベータ塔が張り出して設置されている。アーチダムでは珍しいらしい。
[写真](撮影:Dam master)
県立自然公園
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ダム湖周辺は、昭和45年、天竜・小渋水系県立自然公園に指定された。
シリーズ ダム百選 投票から
第 1 回 『 もう1度行きたいダム 』
■しかく 今までいろいろ(そんなに沢山ではない)見て来てここまで不安になるダムに初めて出会いました。(悪い意味ではないしかし、独特の時間が流れているあの雰囲気、減勢工に溜まった砂・・・どれを取ってもいい感じです。 (31〜40歳 男)
河川
天竜川水系小渋川
目的/型式
FNAP/アーチ
堤高/堤頂長/堤体積
105m/293.3m/311千m3
流域面積/湛水面積
288km2
(
全て直接流域
)
/167ha
総貯水容量/有効貯水容量
58000千m3/37100千m3
ダム事業者
中部地方建設局
本体施工者
前田建設工業
着手/竣工
1961/1969
ダム湖名
小渋湖
(こしぶこ)
ランダム情報
【ダムにいる鳥】国土交通省「河川水辺の国勢調査」(2002)
カワウ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、カワアイサ、ハチクマ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、クマタカ、イヌワシ、チョウゲンボウ、コジュケイ、キジ、ヤマドリ、イカルチドリ、イソシギ、キジバト、アオバト、ジュウイチ、ツツドリ、ホトトギス、コノハズク、アオバズク、フクロウ、ヨタカ、ヤマセミ、アカショウビン、カワセミ、ブッポウソウ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、ショウドウツバメ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ミソサザイ、イワヒバリ、カヤクグリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、クロツグミ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ハギマシコ、ベニマシコ、ウソ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
【ダムカード配布情報】2024年8月2日現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver1.1
○しろまる小渋ダム学習センター 8:30〜17:00(土・日・祝日を含む)
ダムカード画像コレクション
小渋ダム Ver.1.0 (2007.07)
[協力:ピンクのうさぎ]
小渋ダム Ver.1.0 (2007.07)
[協力:け〜]
関連書籍
■しかく建設省小渋ダム工事事務所 『小渋ダム (写真集)』 建設省小渋ダム工事事務所 1969
■しかく建設省小渋ダム工事事務所 『小渋ダム工事誌』 建設省小渋ダム工事事務所 1969
諸元等データの変遷
【06最終→07当初】河川名[小渋川→室牧川]
【07当初→07最終】河川名[室牧川→小渋川]
ダムインタビュー(19)
琉さんに聞く
「時々 "ダム王子" とか呼ばれちゃってますけど」
琉さんは、高校生の頃からお父様といっしょにダム巡りをされていて、ダムのホームページ「Dam Japan」も運営し、高校生のダムマニアと評判でした。現在は大学生になり、免許も取って愛車でせっせとダムを見て回られています。
また「熱中夜話」(NHK BS2)やトークライブにも出演されるなど、このところメディアなどへの露出も増えているようです。一方では、バンド活動もされているそうで、いわばビジュアル系?ダム好きさんです。
どんなきっかけでダム巡りを始めたのか、どういうダムがお好きなのかなど、ダムへのこだわりを伺ってみました。
(インタビュー・編集・文:中野、写真:廣池)
ダムとの出会いは...
中野: まずは、ダムとの出会いからお話を伺いたいと思います。
そもそも、どういうきっかけで、いつ頃からダムを好きになったのですか?
琉: そうですね。たぶん中学校の二、三年生とかです。
中野: 中学生の頃からですか。それはお父様の影響とかもあって?
琉: いえ、そうではありません。小さい頃から出好きで、キャンプに行ったりとかがすごく多くて、よくお盆とゴールデンウィークにはキャンプに行ってたんです。たぶん中学三年か二年くらいの時だったと思います。ゴールデンウィークに、キャンプに行っていたんですが、長野県の南部にある小渋(こしぶ)ダムの天端に車で行ったんです。小渋ダムの天端は、今は車は入れませんが、当時は入れました。まだカーナビとかついてなかったのでそこがダムとは知らずに行きました。ダムの天端で車から降りて、アーチダムの上から下を見て、びっくりしたんですね。人もいなくて怖さもあって、たぶんその衝撃みたいなものが記憶に残って、次の時には、もう一度あのダムをちゃんと見たいなという思いになったんだと思います。
それで、いろんなダムを旅行の時に見るようになって、そのうち旅行することよりもダムを見るのがだんだん増えてきて、ダムを見に行くのにキャンプするというようになったのが経緯だと思います。
中野: その時は、ダムのどういうところが気に入ったのですか?
琉: 人がいないところ、普通の観光地では味わえない、なんとも言えない寂しさがあるところでしょうか。
中野: 人里離れたところにある、そういうのに魅かれたというのでしょうか。
琉: 実は山の中にいる時は、あまり怖いとかは思わないのですが、そのダムを見たときはちょっと怖かったんですよ。その寂しい感じと相まって。巨大構造物だけど、人がいない寂しさというか。こういう大きな構造物なのになんでこう人っ気がないのかと、その怖さが妙に頭に残っているんです。
中野: 初めてダムを見たのは、小渋ダムだったのですか?
小渋ダム(撮影:Dam master)
琉: 初めてダムを見たのは稲核ダムとか奈川渡ダムとかのような気がします。そこも、車で道を通りながらダムを見ているんですが、ダムの上が国道でわりと賑やかで、真っ昼間だし、あんまり寂しいということもなくて、あーダムだ、大きいな、すごいなーという感じで終わってしまって。だから、自分の記憶に刻み込まれたダムというのは小渋ダムで、小渋ダムの方がインパクトがあったのですね。
中野: 見た位置も小渋ダムの方が良かったのかも知れませんね。
琉: それを見たのが夕方で、人っ気がもうなかったのと、空も暗くなり始めていたんです。子ども心にそういうちょっとした恐怖がスパイスになって記憶に残っているんですね。
(2009年9月作成)
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