2013年08月23日
大木町くるるん見学報告
原発なくそう!九州玄海訴訟城南区原告の会主催の「おおき循環センターくるるん」(福岡県大木町)見学ツアーに参加しました。
大木町は、人口1万4600人、住民と行政が協働して、持続可能な循環のまちを目指しているコンパクトな町です。久留米市との合併を拒否しています。
大木町は、合併しないと財政破綻すると言われていましたが、過大なハコモノを作らない、今ある財源をどう使うのか、子育てに重点に的に金を使うなど、財政運営の工夫をして、経常収支比率82.4%(県内4位)となっています。
キノコの生産が盛んで九州で一位となっています。特に若者や女性達がキノコの生産に取り組んでいます。アスパラガスの生産に取り組む若者も多く、他の地域に比べると農業後継者は多いとのこと。
ごみゼロを目指そう
・今の大量消費社会はもう限界
このままでは地球の資源が枯渇してしまう
大量廃棄社会で地球の環境が急速に悪化(地球温暖化などによる気候変動が深刻化)
・ごみゼロを実現するために
焼却一辺倒のごみ政策の見直し
大量リサイクルから発生抑制へ(リデュース、リユース)
ごみ処理(焼却)からごみゼロヘ
・焼却大国ニッポン
・ごみ焼却中心主義の限界も
・建て替え時期を前に、焼却中心政策の見直しが必要
大木町もったいない宣言(ゼロ・ウエイスト宣言)
http://www.town.oki.fukuoka.jp/gyousei/machizukuri/machi_31.htm
4L(Local,Low Cost,Low Impact,Low Tech.地域主導、低コスト、低環境負荷、最新技術に頼らない)
地域住民の納得と協力
生ごみなど分別排出の徹底により平成17年と比べてリサイクル率が46%伸びた。ごみを27種に分別している。
焼却ごみを減らす4つの視点
1 生ゴミの分別資源化
2 プラスチックの分別資源化
3 紙・布の分別徹底
4 増加する紙おむつの資源化
→これを徹底するとゴミはほとんど残らない。
古紙などを売った金は地域の収入となる。そして、町も助成金を出す。地域の収入になることでごみが集まるし、町が金をかけてごみを収集するよりもコストがかからない。
廃プラは地域で集めて油にして地域で使う新たな資源として活用するための研究をしている。
紙おむつはパルプに戻し再び紙おむつを作る取り組みも始まっている。
高齢者等ごみ出しサポート事業を開始
ごみ袋の代金は、焼却ごみについては高く設定し、資源ごみは無料。これによって、資源ごみを増やし、焼却ごみを減らす。
ごみ処理費用が平成17年と比べて3200万円減少
バイオガスプラント→バイオガス→発電、熱(エネルギー効率84%)
→肥料
地域共同発電所(太陽光発電)
くるるんは、バイオガス、太陽光、小型風力で消費電力の8割を賄っている。
施設の建物には木材が多用されており、FSC森林認証を受けている。
生ゴミの収集に使っているフォークリフトは天ぷら油の廃油で動いている。
住民に対して情報をきちんと発信し話をすることが重要。
前々町長が生ゴミを燃やすことに対して強い抵抗感を持っていた。もともと農家では生ゴミは堆肥として有効活用していた。
以前は、屎尿を海洋投棄していたが、条約によってできなくなって、処理場が必要になったのもきっかけとなった。
大木町は、人口1万4600人、住民と行政が協働して、持続可能な循環のまちを目指しているコンパクトな町です。久留米市との合併を拒否しています。
大木町は、合併しないと財政破綻すると言われていましたが、過大なハコモノを作らない、今ある財源をどう使うのか、子育てに重点に的に金を使うなど、財政運営の工夫をして、経常収支比率82.4%(県内4位)となっています。
キノコの生産が盛んで九州で一位となっています。特に若者や女性達がキノコの生産に取り組んでいます。アスパラガスの生産に取り組む若者も多く、他の地域に比べると農業後継者は多いとのこと。
ごみゼロを目指そう
・今の大量消費社会はもう限界
このままでは地球の資源が枯渇してしまう
大量廃棄社会で地球の環境が急速に悪化(地球温暖化などによる気候変動が深刻化)
・ごみゼロを実現するために
焼却一辺倒のごみ政策の見直し
大量リサイクルから発生抑制へ(リデュース、リユース)
ごみ処理(焼却)からごみゼロヘ
・焼却大国ニッポン
・ごみ焼却中心主義の限界も
・建て替え時期を前に、焼却中心政策の見直しが必要
大木町もったいない宣言(ゼロ・ウエイスト宣言)
http://www.town.oki.fukuoka.jp/gyousei/machizukuri/machi_31.htm
4L(Local,Low Cost,Low Impact,Low Tech.地域主導、低コスト、低環境負荷、最新技術に頼らない)
地域住民の納得と協力
生ごみなど分別排出の徹底により平成17年と比べてリサイクル率が46%伸びた。ごみを27種に分別している。
焼却ごみを減らす4つの視点
1 生ゴミの分別資源化
2 プラスチックの分別資源化
3 紙・布の分別徹底
4 増加する紙おむつの資源化
→これを徹底するとゴミはほとんど残らない。
古紙などを売った金は地域の収入となる。そして、町も助成金を出す。地域の収入になることでごみが集まるし、町が金をかけてごみを収集するよりもコストがかからない。
廃プラは地域で集めて油にして地域で使う新たな資源として活用するための研究をしている。
紙おむつはパルプに戻し再び紙おむつを作る取り組みも始まっている。
高齢者等ごみ出しサポート事業を開始
ごみ袋の代金は、焼却ごみについては高く設定し、資源ごみは無料。これによって、資源ごみを増やし、焼却ごみを減らす。
ごみ処理費用が平成17年と比べて3200万円減少
バイオガスプラント→バイオガス→発電、熱(エネルギー効率84%)
→肥料
地域共同発電所(太陽光発電)
くるるんは、バイオガス、太陽光、小型風力で消費電力の8割を賄っている。
施設の建物には木材が多用されており、FSC森林認証を受けている。
生ゴミの収集に使っているフォークリフトは天ぷら油の廃油で動いている。
住民に対して情報をきちんと発信し話をすることが重要。
前々町長が生ゴミを燃やすことに対して強い抵抗感を持っていた。もともと農家では生ゴミは堆肥として有効活用していた。
以前は、屎尿を海洋投棄していたが、条約によってできなくなって、処理場が必要になったのもきっかけとなった。
posted by 後藤富和 at 21:39| 環境