2007年07月05日
グリーンピースがGMOでまたマッチポンプをやろうとしている件について
via 食品安全情報blogさん
イリーナおばさんのときにも色々やらかしていたのに、いい加減懲りないのでしょうか?
オオカミ少年メソッドは、使えば使うほど自分の首を絞めるというのに。
グリーンピースは今回こんな主張をしています。
Greenpeace 2007年07月04日 遺伝子組み換えトウモロコシMON863の即刻回収を!--グリーンピース食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省に要求
そんでもってこの論文がまた、
イリーナおばさん程ではないにしろ、おかしな所の多い論文なのです。
その変なところをDomon blogさんがまとめているのでリンクしておきます。
共同通信配信「成長や内臓機能に影響か 遺伝子組み換えトウモロコシ 」と言う記事
結論から言っちゃうと、いつものGMO批判の為の適当ペーパー。
そんな論文でも検証する側は検証しなければならないから、EFSAの中の人は本当にご苦労様です。
私はアンチGMOな人達が取るこのやり方を、揶揄もこめて「オオカミ少年メソッド」と呼んでます。
環境ホルモン等の過去の環境問題においてもさんざん使われてきた方法なので、いい加減見飽きた感がありますけどね。
いつまでもそんな事をしていると、イソップ童話が示すように、本当に問題が起きたとき誰も相手をしてくれませんよ。
ああ、それとも信者だけ騙せればいいのかな?
◆だいやまーく関連記事
・幻影随想: 毎日新聞、またしても遺伝子組み換え作物ネタに踊らされてガセを掴む
・幻影随想: イリーナ博士東京公演レポート
もうあれから一年になるんですねぇ。
再評価内容は食品安全情報blogさんとこの6月29日付の記事を見てもらいましょう。
■しかく[EFSA][GM]EFSAは遺伝子組換えトウモロコシMON863のリスク評価を再確認
ま、いつもの通りあっさり切って捨てられてます。
グリーンピースの人達って反GMO活動の戦略目標をどの辺においてるんでしょうか?
これは国内の反対運動を見ていてもそうなんですが、やってる事をみていると、明確な見通しも戦略も無く、ただ反対のための反対をやっているように見えるんですよね。
現在すごい勢いでGMOが世界の農地を席巻している事とか、
新世代のGMOが出現してきている事とかどう捉えているんでしょう?
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070704#p5
グリーンピース
遺伝子組み換えトウモロコシMON863の即刻回収を!
グリーンピース食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省に要求
2007年7月4日
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20070704_html
よりによってEFSAの再評価の直後にこんな発表。
担当部署に相手にされなくて当然。
ただこれを見るとグリーンピースのやってることがはっきりする。
都合の悪いことは見て見ぬふりして、共同通信とマッチポンプをやってること。
まともな人から見たら、信用度を下げるだけだと思うのだけれど、最早そういう判断すらできないのだろうか?
イリーナおばさんのときにも色々やらかしていたのに、いい加減懲りないのでしょうか?
オオカミ少年メソッドは、使えば使うほど自分の首を絞めるというのに。
グリーンピースは今回こんな主張をしています。
Greenpeace 2007年07月04日 遺伝子組み換えトウモロコシMON863の即刻回収を!--グリーンピース食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省に要求
国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンは、6月25日、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省に対し、日本で食品や飼料として認可されている遺伝子組み換えトウモロコシMON863は安全性の評価が不十分であるため市場から即刻回収するよう求める 要請書 を送付した。要請書では、また、現行の遺伝子組み換え作物認可の安全性評価システムの見直しが行われるまですべての遺伝子組み換え作物の認可を停止するよう求めている。
米国大手農薬会社モンサント社の開発による遺伝子組み換え殺虫性トウモロコシMON863は、今年3月、フランス・カン大学などの専門家チームの研究により毒性が確認され、その実験レポートが、米国専門誌( Archives of Environmental Contamination and Toxicology )に発表された( 注 )。
そんでもってこの論文がまた、
イリーナおばさん程ではないにしろ、おかしな所の多い論文なのです。
その変なところをDomon blogさんがまとめているのでリンクしておきます。
共同通信配信「成長や内臓機能に影響か 遺伝子組み換えトウモロコシ 」と言う記事
結論から言っちゃうと、いつものGMO批判の為の適当ペーパー。
そんな論文でも検証する側は検証しなければならないから、EFSAの中の人は本当にご苦労様です。
私はアンチGMOな人達が取るこのやり方を、揶揄もこめて「オオカミ少年メソッド」と呼んでます。
環境ホルモン等の過去の環境問題においてもさんざん使われてきた方法なので、いい加減見飽きた感がありますけどね。
いつまでもそんな事をしていると、イソップ童話が示すように、本当に問題が起きたとき誰も相手をしてくれませんよ。
ああ、それとも信者だけ騙せればいいのかな?
◆だいやまーく関連記事
・幻影随想: 毎日新聞、またしても遺伝子組み換え作物ネタに踊らされてガセを掴む
・幻影随想: イリーナ博士東京公演レポート
もうあれから一年になるんですねぇ。
再評価内容は食品安全情報blogさんとこの6月29日付の記事を見てもらいましょう。
■しかく[EFSA][GM]EFSAは遺伝子組換えトウモロコシMON863のリスク評価を再確認
http://www.efsa.europa.eu/en/press_room/press_release/pr_efsa_maize_Mon863.html
欧州委員会の要請により、EFSAは遺伝子組換えトウモロコシMON863の動物での90日間混餌投与試験の統計学的評価についてのSeraliniらによる論文を精査し、EFSAのMON863の安全性に関するリスクアセスメントに影響するかどうか検討した。この論文は、最初のリスクアセスメントで検討された90日間ラット試験の異なる統計解析を提示したものである。EFSA専門委員会による詳細な統計学的評価と解析により、GMOパネルは、このデータの再解析は何ら新しい問題点を指摘するものではない、と結論した。
ま、いつもの通りあっさり切って捨てられてます。
グリーンピースの人達って反GMO活動の戦略目標をどの辺においてるんでしょうか?
これは国内の反対運動を見ていてもそうなんですが、やってる事をみていると、明確な見通しも戦略も無く、ただ反対のための反対をやっているように見えるんですよね。
現在すごい勢いでGMOが世界の農地を席巻している事とか、
新世代のGMOが出現してきている事とかどう捉えているんでしょう?
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MON863の安全性に関する食品安全委員会の見解 - pre 1
Excerpt: 表題のネタは、食品安全委員会の議事録を読んでから、あと1回で終わりのつもりたっだのですが、今日(9/5)バイオテクノロジー・ジャパンのFood Scienceに松永和紀さんの記事(本編は有料です)が載..
Weblog: Domon blog -Formerly known as Dog year's blues-
Tracked: 2007年09月07日 17:59
イリーナ騒動ももう1年前ですか。
今回のグリーンピースのリリースはさすがに主要マスコミは報道してないですかね?
黒影さんのコメントを5号館のつぶやきさんで見ました。こういう問題に、大学の研究者がきちんと対応しないくせに、博士号取得者が就職できないのは企業が悪いとか言ってるのをみるとがっかりします。日本の農業はどうなってしまうんでしょうね。
どもです。
>旗色が悪くなったのを自覚してか、そっちで騒ぐのは止めて、別のネタで騒ぐってことですかね。
叩けそうなネタなら端から食いつくのは変わってないという事でしょうね。
私も、アンテナに引っ掛かった分に付いては出来るだけ言及するようにしたいと思っています。
>uneyamaさん
こんにちは
>今回のグリーンピースのリリースはさすがに主要マスコミは報道してないですかね?
真偽判断以前に、プレスリリース自体マスコミに把握されていないような感じもします。
ていうかあれは完全に内向きのポーズじゃないかと。
博士卒問題は色々と根が深いですからねぇ。
私もそのうちまたこのネタで書いてみようかと思ってます。