當麻曼荼羅絵解き拝礼式
當麻寺には古来より、「當麻曼荼羅」に描かれた内容を解説する「絵解き」が伝わっています。當麻曼荼羅絵解きは當麻曼荼羅の内容を説く法話であるだけでなく、極楽浄土の光景を独特の節回しで説く一節があり、さらそれを拝聴して参加者一同で拝礼をする作法であるため「絵解き拝礼式」と呼ばれます。
もとは曼荼羅堂にて行われておりましたが、現在は中之坊に伝承されています。
この中之坊に伝えられる一節「絵解き節(えときぶし)」は、五木寛之氏には「芸能の源流」と称されています。
(※(注記) 絵画の内容を解説することを一般に「絵解き」といいますので、他の寺院や会場、あるいは當麻寺内の別の僧院などで、當麻曼荼羅を解説する「當麻曼陀羅絵解き」が行われることがあります。これらは中之坊に伝承される當麻寺伝統の「絵解き節」とは異なるものですので、お間違えのないようにご注意ください。中之坊の絵解きは實秀長老または實昭院主によって修されます。)
中之坊での「絵解き拝礼式」は、「絵天井の間」として有名な写佛道場にて、150枚の天井画の下で参加する事ができます。
絵解き拝礼式に用いられる複製の「當麻曼荼羅」は、前田青邨画伯の高弟であった日本画家・入江正巳(いりえまさみ)画伯により、丸10年を費やして描き上げられたもの。入江画伯畢生の大作です。
當麻曼荼羅絵解き拝礼式
- 団体でご参加希望の場合:
・10名様以上でお申し込みください。
・日時はご相談に応じます。
・料金は団体拝観ページをご参照ください。
- 個人でご参加希望の場合:
1団体での開催の時に写経・写仏で参加する方法
・団体様のお申し込みによる開催の日時を「イベント情報」にて掲示しておりますので、その日時に写経・写仏に参加されていれば一緒に拝聴することができます。ただし、団体様のご都合で急な変更または中止になることもありますので、ご予約や開催のお約束はできません。
・参加の御供えは500円(中之坊拝観料)+1500円(写仏または写経の用紙用具代)です。
21回8名様限定の特別体験プランに申し込む方法
・當麻曼荼羅絵解きのほか、導き観音様特別参拝、写仏または写経体験、重文茶室でのお抹茶、などが含まれる1回8名様限定の特別体験プランがあり、1名様より申込みいただけます。
・1カ月のうち、2〜3回の木曜日と、各1回の土曜日、日曜日に設定があります。各月の設定日や料金など詳しくは wabunkaホームページにアクセスください。