駅スタの座席がリニューアル ACL仕様に 背もたれ付き、間隔にゆとり 鳥栖市
完成以来初、約2000席導入
駅前不動産スタジアムのスタンド。第1弾の約2000席を皮切りに、順次改修が計画されている=昨年12月、鳥栖市
駅前不動産スタジアムが導入する新座席のイメージ画像。座席の間隔をあけ、カップホルダーをシート下に設ける
サッカー・J1サガン鳥栖がホームゲームを開催する駅前不動産スタジアム(鳥栖市)のスタンド座席がリニューアルされる。1996年のスタジアム完成以来、座席の改修は初めて。第1弾として2月の新シーズン開幕までに、座席間隔にゆとりを持たせた背もたれ付きの座席約2千席を導入する。
メインスタンドの中央5ブロックとバックスタンドの中央3ブロックが対象。改修によって座席幅などを定めたJリーグの規定と併せ、観客席は背もたれ付きと定めているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の規定も満たす。
シートの横1列は現在の19席から16席にしてゆとりを持たせる。座席が数センチ広がるのに加え、これまで間隔を設けていなかった座席と座席の間を約8センチあけ、ドリンクホルダーも設置する。新シーズンに備え、1月中に改修工事を終える。
施設管理者の鳥栖市によるとスタジアムは現在、ゴール裏の立ち見席を除いて約1万7600席あり、今後残りの席もサガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームスと協議しながら順次リニューアルを計画している。サガン・ドリームスは「クラブの目標の一つであるACL出場にも備えることができる。お客さまに新シートで観戦を楽しんでもらえれば」としている。(樋渡光憲)
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