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ページID:71114更新日:2016年3月3日
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KSC0033 県指定 有形文化財(考古資料) |
平成17年12月26日指定 員数 1点 所在地 山梨県立考古博物館(甲府市下曽根町923) 所有者又は管理者 山梨県立考古博物館 本資料は、平成5年(1993)に南アルプス市(旧甲西町)において甲西バイパスの建設に伴う発掘調査により出土した鎌倉時代の木製の建築部材である。 大師東丹保遺跡は、富士川右岸の標高245〜250mを測る甲府盆地の中でも低位の地域に位置している。発掘調査の結果、弥生時代から鎌倉時代にかけての建物跡や水田跡をはじめ、地震痕跡や古墳なども確認されている。また、出土した遺物も豊富で、古墳からは壺形埴輪が出土している。低湿地に立地していることから通常では残りにくい網代などの木製品が大量に発見されたのが本遺跡の大きな特徴である。 網代は、部分的に破損し、長辺150cm、短辺93cmで、幅6〜9cm、厚さ2〜3mmの檜板を編み込み、枠・桟・縦板等の各部材で構成されている。 中世の絵巻物等には、垣根や建物の壁に網代が多く描かれ、この網代も、同様に使用されていたと推測できる。この資料は、中世の建築様式や、建築技法を考えていく上で極めて貴重な実物資料である。 実物は山梨県立考古博物館で観覧できます。←こちらをクリックで地図がご覧いただけます。 |