令和6年(2024年)8月28日
教職員課
担当者 副課長 野副、人事主幹 平石
内線 3232、3234 直通 0952-25-7226
E-mail:kyoushokuin@pref.saga.lg.jp
公立学校の教職員に対して懲戒処分を行いました
令和6年7月26日(金曜日)に、県内の公立中学校の教諭が飲酒後に運転し、物損事故を起こした事案について、本日、当該教諭に対して懲戒処分(免職)を行いました。
1 処分の概要
(1) 被処分者 県内の公立中学校 教諭 男性 20 歳代
(2) 処分年月日 令和6年8月28日
(3) 処分内容 懲戒免職
(4) 処分の理由 地方公務員法第29条第1項第1号、第2号及び第3号
※(注記)第1号・・・法令違反、第2号・・・職務上の義務違反
第3号・・・全体の奉仕者たるにふさわしくない非行
(5) 退職手当 退職手当の全部を支給しない。
※(注記)佐賀県職員の退職手当に関する条例第 12 条第1項
2 事案の概要
被処分者は、令和6年7月26日(金曜日)17時00分頃から、複数の同僚職員と鳥栖市内の飲食店3軒で飲酒した。
(飲酒量:本人からの聴き取り)
1次会 ビール中ジョッキ2〜3杯程度
2次会 ビール中ジョッキ1〜2杯程度、焼酎ウーロン茶割2杯程度
3次会 焼酎のウーロン茶割3〜4杯程度
23時頃に3次会を終え、同僚職員と別れた後、自家用車を駐車している市内の店舗の駐車場に徒歩で移動した。
その後、代行業者を呼ぼうとしたが気分が悪く断念し、このまま店舗の駐車場に車を駐車することはできないと考えたことから、23時30分頃に別の
店舗の駐車場に車を移動させた。この時、 移動先 店舗の駐車場入口の縁石に接触する物損事故を起こした。
事故後、警察官が現場に到着し、駐車した車の中で寝ていた職員に対して車から降りるように促し、呼気アルコール検査を行ったところ、呼気1リッ
トルあたり0.65ミリグラムのアルコール分が検出された。このため、酒気帯び運転の疑いで、鳥栖警察署において聴取を受けた。
3 本人の弁
同僚、生徒、保護者の皆様のみならず、鳥栖市教育委員会、佐賀県教育委員会の皆様にも多大な御迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳なく思ってい
ます。常日頃より、職員会議や連絡会などの折にふれて、校長等から飲酒運転の防止に関して再三指導が行われていたにも関わらず、このような無責任
な行動を起こしたことを深く反省しております。また、県民の皆様に対して公務員全体の信頼を損ねる行為を犯したことに心よりお詫び申し上げます。
4 管理監督責任に係る服務上の措置
所属職員の管理監督が不十分であったため、校長に対し、本日、鳥栖市教育委員会において、文書訓告の措置を行いました。
5 再発防止について
本日付けで各市町教育委員会教育長及び各県立学校長あてに通知し、不祥事の発生防止について職員一人ひとりへの綱紀粛正の徹底を図りました。
今後も、校長会や研修会等のあらゆる場において、飲酒運転撲滅のため、服務規律及び高い倫理観の保持等について、引き続き徹底した指導を行って
まいります。
飲酒運転は、本人の認識や心構え次第で防止できるものであり、所属職員一人ひとりの取組について確認・実行を徹底するよう指導します。
飲酒運転をはじめとした交通事故・交通違反等を絶対にしない、飲酒運転は人の命を奪う事故に繋がりかねない重大な交通犯罪であるという意識を粘
り強く浸透させてまいります。
6 教育長コメント
飲酒運転の防止を含め、職員の服務規律の保持について、ことあるごとに注意喚起していたにもかかわらず、このような不祥事が発生したことを大変
厳しく受け止めています。
教職員への信頼、ひいては本県教育への信頼を大きく損なう結果となってしまったことについて、県民の皆様に心からお詫び申し上げます。
県教育委員会としてして、飲酒運転根絶のため、改めて職員一人ひとりに自覚を強く促し、高い倫理観を持って行動するよう、市町教育委員会及び学
校関係者とともに服務規律の徹底に全力を挙げて取り組んでまいります。