次に、佐賀DARCの概要や、回復へ向けたグループワークについて説明していただきました。自分自身の過去を正直に振り返るグループワークは、利用者の方が安心して経験を打ち明けられるようにするためのルールを設けて実施しているそうです。松尾代表からは、「正直に話せる環境を作ることで、同じ経験をした仲間とともに、同じ方向を向いて回復を目指そうと前向きになれます」とお話しいただきました。
最後に、佐賀DARCの職員や利用者の方と意見交換を行いました。利用者の方からは、薬物を使っていたときの心情などご自身の経験を率直に話していただきました。また、代表からは「当事者の家族に、薬物依存症が病気であるという認識が無く、当事者にとってストレスになっていることも多いです。当事者の家族にも、正しい理解を広めていくことが自分たちの役割だと思います」と心強いお言葉をいただきました。