知事インタビュー【動画Youtubeへ】
○しろまるNHK
今日の漁協の決定について、知事はどのように受け止められていますか。
○しろまる知事
漁協の皆さん方に大変重い決断をしていただいて、大変感謝をしております。しっかりとこの決断を受け止めて、漁協の皆さん方とともに有明海の再生に向けて全力を尽くしていきたいと考えています。
○しろまる朝日新聞
有明海再生と国防の問題というのは直接は関係していないと思うんですけれども、そこはどうつながっているのか、ちょっと分かりにくくて、要は有明海再生を人質に取られた、もしくは人質に知事が取ったようにも見えるんですけれども、この辺はどういうふうに整理されているんですか。
○しろまる知事
もともと、この有明海、宝の海を取り戻したいということが漁協の皆さん方の強い思いであります。そして、この海を守りたいと思う気持ちがあるからこそ、この国防という全く別の要請があったときに、全く違うがゆえに悩み戸惑ったんだと思っています。そこにこの問題の難しさがありましたし、8年間様々な議論をした意味があったんだろうと思います。ですので、我々もはなから、国防だからすぐに要請を受け入れるということではなくて、一つ一つ丁寧に今回の要請について議論を重ね、ひもといて、防衛省にも確認をし、そして、米軍の問題などが取り下げられたりとか、様々な経緯があって、そして漁協の皆さん方の本当に多くの懸念に一つ一つ向き合ってきたということだと思っております。
ですので、全くおっしゃるように、そもそも別の問題なんです。だからこそこの問題は難しかったし、ここを両立させることを一生懸命私も解いてきました。そこを分かっていただいたということだと思っています。
○しろまる共同通信
漁協は宝の海を取り戻したいということですけど、現時点で防衛省から示された案では、組合員の方、納得されていない方も一定数いらっしゃいますけど、その点についてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○しろまる知事
いずれにしても、今回は覚書付属資料について改定が今日なされました。ですので、これから公害防止協定に基づいて、そして、様々な皆さん方に対して、これから防衛省と相談しながらになりますけれども、説明をしていくということになります。その中で、様々お答えもしながら事前協議をしていきたいと考えています。