危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
爆発物
分類対象外
-
-
-
-
爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2
可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
3
エアゾール
分類対象外
-
-
-
-
エアゾール製品ではない。
4
支燃性/酸化性ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
5
高圧ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
6
引火性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
7
可燃性固体
区分外
-
-
-
-
不燃性 (GESTIS (Access on September 2017)) である。
8
自己反応性化学品
分類対象外
-
-
-
-
分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9
自然発火性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
10
自然発火性固体
区分外
-
-
-
-
不燃性 (GESTIS (Access on September 2017)) である。
11
自己発熱性化学品
区分外
-
-
-
-
不燃性 (GESTIS (Access on September 2017)) である。
12
水反応可燃性化学品
分類対象外
-
-
-
-
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。
13
酸化性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
14
酸化性固体
分類できない
-
-
-
-
酸素を含まずハロゲン元素 (F) を含む無機化合物であるが、データがなく分類できない。
15
有機過酸化物
分類対象外
-
-
-
-
無機化合物である。
16
金属腐食性物質
分類できない
-
-
-
-
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
急性毒性(経口)
区分3
危険
H301
P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
ラットのLD50値として、130 mg/kg (HSDB (Access on August 2017)) との報告に基づき、区分3とした。
1
急性毒性(経皮)
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
1
急性毒性(吸入:ガス)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
1
急性毒性(吸入:蒸気)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
1
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
2
皮膚腐食性/刺激性
区分1
危険
H314
P301+P330+P331
P303+P361+P353
P305+P351+P338
P304+P340
P260
P264
P280
P310
P321
P363
P405
P501
本物質の皮膚への接触により強度の損傷又は壊死が生じる可能性があるとの記載 (HSDB (Access on August 2017)) から、区分1とした。なお、本物質はEU CLP分類においてSkin. Corr. 1B, H314に分類されている (ECHA CL Inventory (Access on August 2017))。
3
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
区分1
危険
H318
P305+P351+P338
P280
P310
皮膚腐食性/刺激性が区分1に分類されている。また、本物質の皮膚への接触で強い熱傷を生じる可能性があるとの記載 (HSDB (Access on August 2017)) がある。よって、区分1とした。
4
呼吸器感作性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
4
皮膚感作性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
5
生殖細胞変異原性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。すなわち、本物質のin vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (HSDB (Access on August 2017))。
なお、食品安全委員会はフッ素の遺伝毒性について、哺乳類培養細胞を用いたin vitro試験では弱い陽性結果が得られているが、in vivoのDNA損傷試験では総合的に判断して陰性であり、生体にとって特段問題となる遺伝毒性はないと考えられるとしている (食品安全委員会清涼飲料水評価書 (2012))。
6
発がん性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
7
生殖毒性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
8
特定標的臓器毒性(単回暴露)
区分1(心臓)、区分3(気道刺激性)
危険
警告
H370
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
ヒトでは本物質を含む洗浄剤にばく露した小児が顕著な低カルシウム血症と心室細動を生じた症例が2例報告されている (HSDB (Access on August 2017))。また、本物質粉じんの吸入は呼吸器系を刺激する可能性があるとの記載がある (HSDB (Access on August 2017))。以上より、区分1 (心臓)、区分3 (気道刺激性) とした。旧分類はヒトで高濃度のばく露により肺水腫を引き起こすとの記述 (HSDB (2003)、IUCLID (2000)、SITTIG (4th, 2001)) に基づいて区分2 (吸入:肺) としていたが、HSDB (Access on August 2017) には肺水腫の記載はなく、IUCLID は現在は入手不可であり、SITTIG はList 3の情報源で詳細不明のため不採用とした。したがって分類結果を変更した。
9
特定標的臓器毒性(反復暴露)
区分1(歯、骨)
危険
H372
P260
P264
P270
P314
P501
ヒトについては、本物質に関する情報はないが、ACGIH の「フッ化物」において、無機のフッ化物の職業ばく露によるフッ素沈着症に関連する骨の病変の報告がある (ACGIH (7th, 2001))。また、フッ化物は有益あるいは有害な歯科的及び骨格的影響の両方がヒトにおいて観察されている。 フッ化物は齲蝕の有病率を低下させることが示されており、特定の条件下では、骨粗鬆症の治療に使用されている。 しかしながら、過剰のフッ化物はまた、歯科的フッ素症をもたらし、高齢者又は骨格フッ素症における骨折の有病率の増加をもたらし得るとの記載がある (ATSDR (2003))。
実験動物に関する情報はない。
したがって、区分1 (歯、骨) とした。
10
吸引性呼吸器有害性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
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