危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
爆発物
分類できない
-
-
-
-
爆発性に関連する原子団 (ニトロ基) を含むが、データがなく分類できない。
2
可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
3
エアゾール
分類対象外
-
-
-
-
エアゾール製品でない。
4
支燃性/酸化性ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
5
高圧ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
6
引火性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
7
可燃性固体
分類できない
-
-
-
-
可燃性 (GESTIS (Access on June 2017)) との記述があるが、データがなく分類できない。
8
自己反応性化学品
分類できない
-
-
-
-
爆発性に関連する原子団 (ニトロ基) を含むが、データがなく分類できない。
9
自然発火性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
10
自然発火性固体
区分外
-
-
-
-
発火点は> 360°C (GESTIS (Access on June 2017)) であり常温で発火しないと考えられる。
11
自己発熱性化学品
分類できない
-
-
-
-
データがなく分類できない。
12
水反応可燃性化学品
分類対象外
-
-
-
-
金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。
13
酸化性液体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における固体である。
14
酸化性固体
分類できない
-
-
-
-
フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この元素は炭素以外の元素 (N) と化学結合しているがデータがなく分類できない。
15
有機過酸化物
分類対象外
-
-
-
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分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16
金属腐食性物質
分類できない
-
-
-
-
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
急性毒性(経口)
区分4
警告
H302
P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットを用いた急性毒性試験 (OECD TG 423) において、300 mg/kgで死亡率0% (0/6)、2,000 mg/kgで死亡率100% (3/3) との結果から、概ねの致死量が500 mg/kgと推定されている (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。したがって区分4とした。なお、List 3の資料であり試験の詳細は不明であるが、ラットの経口LD50値として997 mg/kgとの報告がある (GESTIS (Access on May 2017))。
1
急性毒性(経皮)
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
1
急性毒性(吸入:ガス)
分類対象外
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-
GHSの定義における固体である。
1
急性毒性(吸入:蒸気)
分類対象外
-
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-
-
GHSの定義における固体である。
1
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
分類できない
-
-
-
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データ不足のため分類できない。
2
皮膚腐食性/刺激性
区分外
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-
-
ウサギの皮膚刺激試験において本物質500 mgの適用で刺激性はみられなかったとの報告 (NTP IMM98007 (2011) (Access on May 2017)) から、区分外とした。なお、List 3の情報源にウサギによる3件の皮膚刺激性試験 (OECD TG 404準拠) で刺激性はみられなかったとの記載 (GESTIS (Access on May 2017)) がある。
3
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
区分外
-
-
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-
ウサギによる眼刺激性試験で本物質100 mgの適用で眼刺激性はみられなかったとの報告 (NTP IMM98007 (2011) (Access on May 2017)) から、区分外とした。なお、List 3の情報源にウサギによる2件の眼刺激性試験 (OECD TG 405準拠、及びドレイズ法) で刺激性は軽度 (minor) であり本物質に刺激性はなしとの記載 (GESTIS (Access on May 2017)) がある。
4
呼吸器感作性
分類できない
-
-
-
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データ不足のため分類できない。
4
皮膚感作性
分類できない
-
-
-
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マウスによる皮膚感作性試験において感作性なしとの記載 (NTP IMM98007 (2011) (Access on May 2017)) があるが、動物数や投与条件等の実験条件が不明のため分類できないとした。なお、List 3の情報源にモルモットによる試験で感作性なしとの記載 (GESTIS (Access on May 2017)) がある。
5
生殖細胞変異原性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陽性である (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017)、NTP DB (Access on May 2017))。
6
発がん性
分類できない
-
-
-
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データ不足のため分類できない。
7
生殖毒性
分類できない
-
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-
-
ラットを用いた強制経口投与による簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、親動物に死亡 (雌1例)、体重増加抑制、摂餌量減少傾向など一般毒性がみられた 200 mg/kg/day でも生殖への有害影響はなく、児動物には軽微な所見 (体重の低値) がみられただけであった (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。しかし、スクリーニング試験のため、この結果のみで区分外とできず、他に分類に利用可能なデータがないことから、データ不足のため分類できない。
8
特定標的臓器毒性(単回暴露)
区分2(全身毒性)
警告
H371
P308+P311
P260
P264
P270
P405
P501
本物質のヒトでの単回ばく露の情報はない。実験動物では、ラットを用いた単回経口投与試験において、300 mg/kgで死亡例はなく、自発運動の低下、体温の低下及び黄色尿が認められたが、投与後2時間以降には回復して順調な体重増加を示し、観察期間終了時の剖検で肉眼的変化は認められなかった。2,000 mg/kgでは自発運動の低下、横臥、体温の低下、黄色尿ないし黄褐色尿及び尿による下腹部の汚染が認められ、観察2日目に全例が死亡し、剖検で3匹中2匹に胸水と副腎の腫大が認められた (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。以上の結果から、ガイダンスの区分2範囲の上限の用量で明らかな毒性影響が認められたが、標的臓器を特定できないため、区分2 (全身毒性) とした。
9
特定標的臓器毒性(反復暴露)
区分2(血液系、心臓)
警告
H373
P260
P314
P501
ヒトに関する情報はない。
実験動物については、ラットを用いた強制経口投与による28日間反復経口投与毒性試験において、区分2のガイダンス値の範囲内である100 mg/kg/day (90日換算値: 31 mg/kg/day) 以上で自発運動低下、ヘマトクリット値の減少、300 mg/kg/day (90日換算値: 93 mg/kg/day) で死亡、赤血球数・ヘモグロビン量の低値、血小板数・網状赤血球比率の高値、平均赤血球ヘモグロビン濃度の低値、AST・ALT・総ビリルビンの増加、赤褐色尿、尿中グルコース・ビリルビンの高値、潜血、脾臓・肝臓の重量増加、心嚢の肥厚、心嚢水の貯留、胸水貯留、心筋障害・壊死、脾臓の髄外造血・色素沈着等の報告がある (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。
以上より、区分2 (血液系、心臓) とした。
10
吸引性呼吸器有害性
分類できない
-
-
-
-
データ不足のため分類できない。
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