危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
爆発物
分類対象外
-
-
-
-
爆発性に関わる原子団を含んでいない。
2
可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
3
エアゾール
分類対象外
-
-
-
-
エアゾール製品でない。
4
支燃性/酸化性ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
5
高圧ガス
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
6
引火性液体
区分外
-
-
-
-
引火点194°C(開放式)(和光純薬MSDS(Access on Jan. 2012))というデータがある。所定の試験法データはないが概ね93°Cを超えると判断できるので区分外とした。
7
可燃性固体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
8
自己反応性化学品
分類できない
-
-
-
-
自己反応性に関わる原子団(不飽和結合)を含むがデータがない。
9
自然発火性液体
分類できない
-
-
-
-
データなし。
10
自然発火性固体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
11
自己発熱性化学品
分類できない
-
-
-
-
液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12
水反応可燃性化学品
分類対象外
-
-
-
-
金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。
13
酸化性液体
分類対象外
-
-
-
-
フッ素および塩素を含んでおらず、酸素を含むが、この元素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14
酸化性固体
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
15
有機過酸化物
分類対象外
-
-
-
-
-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16
金属腐食性物質
分類できない
-
-
-
-
データなし。
危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1
急性毒性(経口)
区分外
-
-
-
-
ラットのLD50値は12276 mg/kg(NTP TR 481(1999))に基づき区分外とした。
1
急性毒性(経皮)
分類できない
-
-
-
-
データなし。
1
急性毒性(吸入:ガス)
分類対象外
-
-
-
-
GHSの定義における液体である。
1
急性毒性(吸入:蒸気)
分類できない
-
-
-
-
データなし。
1
急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
分類できない
-
-
-
-
データなし。
2
皮膚腐食性/刺激性
分類できない
-
-
-
-
データ不足。なお、List 3のデータとして、ウサギの皮膚に300 μLを適用した標準ドレイズ試験で刺激性は中等度(moderate)と報告されている(RTECS(2005))が、それ以上の詳細は不明である。
3
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
分類できない
-
-
-
-
データなし。
4
呼吸器感作性
分類できない
-
-
-
-
データなし。
4
皮膚感作性
分類できない
-
-
-
-
データなし。
5
生殖細胞変異原性
区分外
-
-
-
-
マウスに経皮投与による末梢血を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性(NTP DB(Access on Nov. 2011)の報告より、区分外とした。なお、in vitro試験であるエームス試験およびマウスリンフォーマ試験ではいずれも陰性(NTP DB(Access on Nov. 2011))が報告されている。
6
発がん性
分類できない
-
-
-
-
ラットおよびマウスを用い2年間経皮投与した試験において、両動物種とも主な影響は皮膚の非腫瘍性病変であり、表皮過形成、皮脂腺過形成、角質増殖、不全角化、慢性皮膚炎、および潰瘍が観察されが、当該試験条件下では発がん性の証拠は得られなかったと結論されている(NTP TR 481(1999))。しかし、全身影響としての本物質の発がん性評価に経皮投与のデータのみでは不十分であり、「分類できない」とした。
7
生殖毒性
分類できない
-
-
-
-
データなし。
8
特定標的臓器毒性(単回暴露)
分類できない
-
-
-
-
データなし。
9
特定標的臓器毒性(反復暴露)
分類できない
-
-
-
-
ラット及びマウスに13週間または2年間の反復経皮投与した試験の報告(NTP TR 481(1999))があり、主な影響はいずれも投与部位における皮膚の過形成、角質増殖、皮膚炎や潰瘍等の皮膚病変であり、全身性の明らかな悪影響は報告されていない。13週間投与試験では最高用量としてラットが400 mg/kg/day、マウスが800 mg/kg/dayまで投与されており、経皮経路では区分外に相当するが、他経路(経口、吸入)による影響はデータがなく不明のため「分類できない」とした。
10
吸引性呼吸器有害性
分類できない
-
-
-
-
データなし。
危険有害性項目
分類結果
絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11
水生環境有害性(急性)
区分1
警告
H400
P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)での48時間EC50 = 0.050 mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)等より、区分1とした。
11
水生環境有害性(長期間)
区分1
警告
H410
P273
P391
P501
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性に関する適切なデータが得られておらず、甲殻類(オオミジンコ)での21日間NOEC=0.057 mg/Lである(環境庁生態影響試験, 1999)ことから、区分1となる。
慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性に関する適切なデータが得られておらず、魚類(メダカ)での96時間LC50 = 1.5 mg/L(環境庁生態影響試験, 1999)であることから区分2となる。
以上の結果を比較し、区分1とした。
12
オゾン層への有害性
分類できない
-
-
-
-
当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。