概要
多くの人々は、政府は税金の無駄遣いをしていると考えて増税を嫌う一方、社会保障給付の充実を求めている。そうした人の中には、財政赤字や債務の膨張に限界はないと思い始めている人までいる。物価、金利、賃金が上昇傾向へ転じる中で、果たして、日本の公的債務残高は、持続可能なのだろうか。将来のシナリオを提示するなど、国民が必要とする情報を提供するとともに、経済政策運営に資するための材料を提供する。
研究体制
柳川範之 NIRA総研理事/東京大学大学院経済学研究科教授
神田玲子 NIRA総研理事/研究調査部長
楡井 誠 東京大学大学院経済学研究科教授/NIRA総研上席研究員
小枝淳子 早稲田大学政治経済学術院教授/NIRA総研上席研究員
宇南山卓 京都大学経済研究所教授/NIRA総研上席研究員
片桐 満 法政大学経営学部市場経営学科准教授/NIRA総研上席研究員
鈴木壮介 NIRA総研研究コーディネーター・研究員
竹中勇貴 NIRA総研研究コーディネーター・研究員
渡部春佳 NIRA総研研究コーディネーター・研究員
研究成果
人口減少下の日本経済と財政の長期展望―2060年の家計の姿を描く― (オピニオンペーパーNo.76)