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施設
福島地域協働研究拠点は福島県環境創造センターの研究棟内にあります。研究を進めるために必要な実験、分析設備をご紹介します。
概要
- 設備名
- 国立研究開発法人 国立環境研究所 福島地域協働研究拠点
- 所在地
- 〒963-7700
福島県田村郡三春町深作10-2 福島県環境創造センター研究棟 - 電話番号
- TEL:0247-61-6561
FAX:0247-61-6562 - 営業時間
- 9:00〜17:00(定休日:土日祝日)
TV会議室
- 目的
- 遠隔地との会議を行います。
- 機能
- 遠隔地で行われるミーティングや研修への参加などに利用します。
- 使用例
- つくば本部の関係者との定例会議や研究報告会、つくば本部で開催される研修などに利用します。また、遠方へ出張している研究者とのミーティングにも活用します。
見学コーナー
- 目的
- 展示物の閲覧や実験室の見学などができます。
- 機能
- 福島拠点にご来所頂いた皆さまに、研究内容や施設などを紹介するスペースです。
- 使用例
- 研究内容をコンパクトにまとめたポスターが展示されています。ガラス窓越しに資源循環・廃棄物処理実証実験室や、試料等前処理室、機器分析室等を見学できます。
放射能測定室
- 目的
- 各種試料中の放射能を測定します。
- 機能
- ゲルマニウム半導体検出器やα/β線自動計測システムなどの装置によって廃棄物や水、土壌、生物などの試料中に含まれるα、β、γ線核種濃度が測定できます。
- 使用例
- 廃棄物や土壌、環境水、生物試料などの放射能を測定して、技術開発や調査研究に活かします。
試料保管庫
- 目的
- 研究のための各種試料を保管します。
- 機能
- 一時保管庫、冷蔵庫、冷凍庫などに放射性物質を含む試料等が保管されています。
- 使用例
- 現地で採取した廃棄物や土壌、環境水、生物試料などは、コンピュータに採取日時や場所、放射線量、入庫量を登録した後、所定位置に保管して管理します。
資源循環・廃棄物処理実証実験室
- 目的
- 放射性物質を含む廃棄物や除去土壌の減容化や中間貯蔵、最終処分のための技術開発とこれら施設の長期管理手法を検討する実証実験を行います。
- 機能
- 小型回転式電気炉やライシメータなどの装置があり、廃棄物等を熱処理したり、埋め立てたときの挙動を実物大規模で調べることができます。
- 使用例
- 廃棄物や土壌を除染してセメント原料として有効利用したり、安全・安心に中間貯蔵し、さらには埋立処分するための調査研究に使用されます。
廃棄物等試料前処理室
- 目的
- 廃棄物や除染土壌等を分析するための前処理を行います。
- 機能
- 粉体や、酸やアルカリ、有機溶媒などの薬品を安全に扱うために、ドラフトチャンバーなどがあります。
- 使用例
- 廃棄物等の処理や埋立処分のための技術開発や調査研究に使用されます。
廃棄物等試料機器分析室
- 目的
- 廃棄物や除染土壌等の性状を分析します。
- 機能
- 細孔径分布測定装置や蛍光X線分析装置などがあり、試料の物理的性質や化学物質量を測定できます。
- 使用例
- 廃棄物等の処理や埋立処分のための技術開発や調査研究に使用されます。
生物等試料前処理室&生物等試料乾燥灰化室
- 目的
- 土壌や水、生物などに含まれる放射能等測定用の試料前処理を行います。
- 機能
- 電気炉、破砕機や湿式分級装置などの装置があり、土壌や生物試料の乾燥・灰化、破砕、ふるい分けができます。
- 使用例
- 土壌や水中懸濁物質の粒度別の放射能測定試料の作成に用いられます。
生物等試料機器分析室
- 目的
- 環境試料中の無機元素や有機物の濃度、粒度分布などを測定します。
- 機能
- ICP-MSやイオンクロマトグラフィ、元素分析装置、粒度分布測定装置などが設置されています。
- 使用例
- 水中の放射性セシウムの挙動を明らかにするといった調査研究に使用されます。
標本制作室&解剖室
- 目的
- 福島県内で捕獲した動物や魚類の解剖や組織試料の作製を行います。
- 機能
- 解剖台、自動染色機や組織切片作製機などの装置があり、生物への影響を組織レベルでみることができます。
- 使用例
- 陸域や海域における放射線等による生物への影響といった調査研究に使用されます。
GIS/AIM解析室
- 目的
- 地理情報システム(GIS)と環境や社会・経済等の統合評価モデル(AIM)によるデータの解析や可視化を行います。
- 機能
- 地域環境を「見える化」し、プレゼンテーション等ができます。
- 使用例
- 自治体職員や市民の方々を対象とした講演会や参加型ワークショップ、講習会などに使用されます。