(2) データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のための実証型研究開発(第2回)(課題番号233)(6件を採択)
■しかく提案課題:ドローンによるダウンウォッシュを活用したスマートイチゴ栽培管理手法
提案者:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(代表提案者)、国立大学法人岡山大学、独立行政法人国立高等専門学校機構 阿南工業高等専門学校、徳島県、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、株式会社NTTドコモ
概要:これまで飛行が難しかった施設内でのドローン飛行を実現可能にし、ドローンを活用してイチゴの生育調査・栽培管理におけるコスト・労力を軽減する新たな手法を構築する。特にドローンのダウンウォッシュを活用することで、従来観測できない群落内の新葉・花蕾といったイチゴの重要な生育指標を計測する手法や、ミツバチ等を利用せず人工的にイチゴの授粉管理を実現する送風受粉手法を開発する。これらの技術を組み合わせたスマートイチゴ栽培管理手法を構築し、2025年度までにイチゴ栽培農家にて実証試験を行い、有効性を検証する。また研究成果の社会実装を実現するため、開発した各種技術の情報公開や製品化を目指す。