図1に実験概念図を示します。地球局には2.4mアンテナを有する大型車載局を用い、「きずな」折り返し通信実験を行いました。図2に周波数多重した周波数配列を示します。50Msps(200Mbps)の16APSK波を16波配置し、伝送路歪に起因するシンボル間干渉の影響軽減のためのガードインターバルを考慮し、周波数間隔を57.14MHzとして、全帯域幅(等価雑音帯域)を907MHzとしています。図3に「きずな」経由で受信した信号のスペクトラムを示します。図4に復調部における16波それぞれのIQコンスタレーションを示します。中継器の振幅周波数特性の影響により各波ごとのEs/Noが異なるため、復調特性に差が見られますが、16波のすべてがそれぞれ16点(16APSK)の定位置付近に集まり正常に復調されていることが分かります。
鈴木 健治
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