食品中のヒ素に関する情報
2014年2月21日公表
2024年6月28日更新
ヒ素は自然環境中に広く存在する元素です。地殻中に分布しており、火山活動や森林火災、鉱物の風化などの自然現象によって環境中に放出されるため、土壌や水中に天然由来のヒ素が含まれています。また、環境中に存在するヒ素には天然由来のほかに、火力発電、金属精錬、廃棄物の処理といった産業活動に伴って環境中に放出されたものもあります。このため、飲料水や様々な食品は、微量のヒ素を含んでいます。
ヒ素のように意図せず食品に含まれる有害化学物質については、「生産から消費の段階で適切な措置を講じて合理的に可能な範囲で食品に含まれる量を減らすべき」というのが、国際的に合意された考え方です。
このページでは、食品に含まれるヒ素について理解を深めていただくために、ヒ素がどのような物質なのか、また、食品を通じたヒ素の摂取の実態、食品に含まれるヒ素の低減に向けた取組などをご紹介します。
食品中のヒ素に関する基礎情報
土や水などの自然環境には様々な物質が存在しています。このような物質は、動植物が育つ過程で土や水などから取り込まれ、農畜水産物などの食品に含まれることがあります。ヒ素もそのような物質の1つであり、水や食品を通じてヒトの体の中に入ることで、ヒトの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、合理的に達成可能な範囲で食品に含まれるヒ素の量を減らすことが大切であり、そのための取組が進められています。
ここでは、ヒ素に関する以下の基本的な情報についてご紹介します。
食品からのヒ素の摂取量
日本人がどの食品からどのくらいの量のヒ素を摂取しているかご紹介します。
食品に含まれるヒ素の実態調査
農林水産省がこれまでに実施した食品中のヒ素に関する含有実態調査結果についてご紹介します。
農林水産省の取組
食品中のヒ素に関する農林水産省の取組についてご紹介します。
- 食品に含まれるヒ素の実態調査
- 食品に含まれるヒ素の低減に向けた取組(農産物中の汚染物質低減のための指針)
- 国際機関における議論への貢献
海外の動向
現在、国際機関や諸外国が設定している食品中のヒ素に関する基準値等と、食品に含まれるヒ素の低減に向けた国際機関での検討状況をご紹介します。
食品中のヒ素に関するQ&A
- ヒ素とはどのような物質ですか。
- ヒ素がヒトの体の中に入ると、どのような影響が生じますか。
- 食品安全委員会は、食品に含まれるヒ素が健康に及ぼす影響について、どのように評価していますか。
- 農産物では、コメから摂取するヒ素の量が比較的多い傾向にあるとのことですが、お米を食べ続けても大丈夫ですか。健康に悪い影響はありませんか。
- お米を調理、食べる際に家庭でできる工夫はありますか。
- コメに含まれているヒ素の量を今より減らせる工夫はありますか。
- 農林水産省はコメに含まれるヒ素に関してどのような調査・研究をしていますか。
- ヒジキには比較的高い濃度でヒ素が含まれていますが、食べ続けても大丈夫ですか。健康に悪い影響はありませんか。
- ヒジキを調理して食べる際に、ヒ素の摂取を減らすため、家庭でできる工夫はありますか。
- 農林水産省は、ヒジキに含まれるヒ素のリスクを低減するため、どのような取組を進めていますか。
お問合せ先
消費・安全局農産安全管理課
担当者:土壌汚染防止班(農産物関係)
代表:03-3502-8111(内線4507)
ダイヤルイン:03-3592-0306
消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室
担当者:水産安全班(水産物関係)
代表:03-3502-8111(内線4540)
ダイヤルイン:03-6744-2105
消費・安全局畜水産安全管理課生産安全班
担当者:生産安全班(鶏卵関係)
代表:03-3502-8111(内線4536)
ダイヤルイン:03-6744-2104
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