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プレスリリース

野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年2月)について

令和7年1月31日
農林水産省

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格(卸売価格)の見通し(令和7年2月)について、主産地等からの聞き取りを行いましたので、その結果を公表します。

1.背景

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを行っております。
今回、聞き取り結果に基づく、令和7年2月の野菜の生育状況及び価格の見通しを次のとおり公表します。
なお、2020年基準消費者物価指数によると、令和6年12月の総合の指数は110.7、食料の指数も122.5と上昇傾向にありますが、本プレスリリースについては、主産地、卸売会社等からの聞き取りをもとに過去5か年平均を基準として作成しておりますこと、ご留意ください。

2.概要

1月は、高値傾向の品目が多くなっておりましたが、ほうれんそう、なす等平年並みの価格の品目がでてくる見込みです。

「野菜を食べよう」プロジェクト

農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べよう」プロジェクトを実施しています。
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。
皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。
詳細は次のURLをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

ほうれん草たっぷりのクリーム煮












また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜のレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。

令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/aftercovid19/1.html

「cookpad 農林水産省のキッチン」
https://cookpad.com/kitchen/11469357(外部リンク)

「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00046.html(外部リンク)


3.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し

品目 主産地
( )書きは令和6年
2月の入荷
シェア 今後の生育及び出荷見通し 2月の価格見通し
(平年(直近5か年平均)比)
だいこん 神奈川(55%)
千葉(39%)

神奈川県産の生育は順調。千葉県産は12月から1月の少雨の影響により細物傾向となっており、回復傾向にあるものの、2月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
にんじん 千葉(73%)
鹿児島(10%)

鹿児島県産の生育は順調。千葉県産は葉枯れに加え、12月から1月の少雨の影響により細物傾向となっており、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
はくさい 茨城(82%)
群馬(11%)

主産県において、12月から1月の少雨の影響により小玉傾向であることに加え、他の葉物野菜の出荷数量が減少傾向で推移し引き合いが強まったことで出荷が前倒しとなり、ほ場残量が少ないことから、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
キャベツ 愛知(58%)
千葉(26%)
神奈川(12%)

主産県において、8月から9月の高温、10月の天候不順の影響による歩留まりの低下に加え、12月から1月の少雨の影響により小玉傾向となっている。神奈川県産は回復傾向にあり、他の主産県においても徐々に回復傾向にあるものの、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
ほうれんそう 茨城(41%)
群馬(35%)

主産県において、12月の低温、少雨の影響により生育不良がみられていたものの、その後の気温上昇に伴い回復傾向。2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ねぎ 千葉(35%)
埼玉(20%)
茨城(17%)
主産県において、8月から9月の高温の影響による歩留まりの低下に加え、12月から1月の少雨の影響により細物傾向となっており、生育は徐々に回復傾向にあるものの、2月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
レタス 静岡(28%)
茨城(25%)
香川(14%)
長崎(10%)
静岡県産・香川県産・長崎県産に加え、茨城県産の出荷が増加する。
主産県において、12月から1月の少雨の影響により小玉傾向となっており、生育は回復傾向にあるものの、2月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
きゅうり 宮崎(38%)
群馬(17%)
千葉(16%)
高知(11%)

宮崎県産は8月から9月の高温、10月から11月の天候不順の影響により生育不良がみられる。群馬県産・千葉県産の生育は順調。高知県産は10月から11月の天候不順の影響による生育不良がみられるものの、回復傾向。
全体として、2月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格は平年をやや上回って推移し、2月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

<2月前半>
やや平年を上回って推移
<2月後半>
平年並みで推移
なす 高知(63%)
福岡(20%)
熊本(10%)

主産県において、9月の高温、10月から11月の天候不順、1月上中旬の低温の影響により生育不良がみられているものの、高知県産・福岡県産は回復傾向にあり、全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
トマト 熊本(32%)
栃木(24%)
愛知(14%)
熊本県産・愛知県産は夏秋期の高温、11月の天候不順の影響等により、生育不良がみられることに加え、小玉傾向となっている。栃木県産は生育順調。
全体として、2月の出荷数量はやや平年を下回って推移し、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
ピーマン 宮崎(38%)
茨城(24%)
鹿児島(15%)
高知(14%)
宮崎県産・高知県産は8月から9月の高温、10月から11月の天候不順の影響により、生育不良等がみられるものの、回復傾向。茨城県産の生育は順調。鹿児島県産は10月の天候不順の影響により生育不良がみられる。
全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ばれいしょ 北海道(65%)
鹿児島(33%)
北海道産は収穫及び貯蔵が完了している。残量の減少により2月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。鹿児島県産は11月の長雨、12月の低温、少雨の影響により生育が遅れ、後ろ倒しの出荷となる。全体として、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移
さといも 埼玉(53%)
新潟(14%)
愛媛(11%)
千葉(11%)
埼玉県産・愛媛県産に加え、新潟県産の出荷が増加する。
埼玉県産・新潟県産の生育は順調。愛媛県産は定植時期の長雨による歩留まりの低下がみられる。
全体として、2月の出荷数量はやや平年を下回って推移し、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
たまねぎ 北海道(70%)
静岡(23%)
北海道産は収穫及び貯蔵が完了している。夏場の干ばつの影響で小玉傾向となっており、残量の減少により2月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。静岡県産は播種時期の高温、その後の台風、12月の少雨の影響により生育不良がみられる。
全体として、2月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。

やや平年を上回って推移
ブロッコリー 香川(31%)
熊本(21%)
愛知(19%)
主産県において、12月の低温、少雨の影響により生育が停滞している。全体として、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移


注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示
しています。

<添付資料>
東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 88KB)

これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

お問合せ先

農産局園芸作物課

担当者:宮嶋、栗田、島﨑、渡邉
代表:03-3502-8111(内線4822)
ダイヤルイン:03-3502-5961

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