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水力発電
水力発電は、水が高い所から低い所へ流れ落ちる力(位置エネルギー)を利用して水車を回し、水車につながれた発電機を回転させ電気を起こします。 日本では山間の渓谷に数多くのダムがありますが、これらのダムは洪水調節や渇水に備えて水を貯めるという目的の他に、少しずつ水を流して水力発電に利用するという役目も持っています。
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(資源エネルギー庁ホームページ)
- 写真:徳島県日野谷発電所
- 長安口ダムの貯水量を利用し、昭和30年に運転を開始した最大出力62,000kWのダム水路式発電所です。 この出力は、公営電気の発電所の中では最も大きく、供給電力量は運転開始当時の徳島県内需要を大幅に上回り、現在でもピーク発電を行うことにより、貴重な供給力となっています。
風力発電
風力発電は、「風の力」で風車をまわし、その回転運動を発電機に伝えて「電気」を起こします。
「風力エネルギー」は風を受ける面積と空気の密度と風速の3乗に比例します。
風を受ける面積や空気の密度を一定にすると、風速が2倍になると風力エネルギーは8倍になります。
風力発電は、風の運動エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換することができます。
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(資源エネルギー庁ホームページ)
- 写真:島根県江津高野山風力発電所
- 定格出力2,300kWの風車9基により、合計出力20,700kWの発電を平成21年2月から行っています。
太陽光発電
太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを直接電気に変える発電方法です。
太陽電池のN型半導体とP型半導体の間には、(+)と(−)の電位差が生じています。 太陽電池に光が当たると、P型半導体の(−)電子がN型半導体(+)のホールに移動し、不安定な状態になったN型半導体の自由電子(−)が導線を伝ってP型半導体に向かって移動することにより、電流が流れることになります。
平均的な一般家庭で消費する電力量は、年間約3600kWhなので、定格出力3〜4kWの太陽光発電システムによってまかなえることになります。
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(資源エネルギー庁ホームページ)
- 写真:新潟東部太陽光発電所
- 新潟東部太陽光発電所は、新潟版グリーンニューディール政策の一環として1~3号系列が建設され、最大出力合計17,008.7kWは、公営電気事業者の中で最大の太陽光発電所です。
自治体が設置する全国初の発電事業用メガソーラーとして平成23年10月に運転開始した1号系列(最大出力1,008.7kW)は、夏季と冬季でパネルの角度を変更できるようにするなど、日本海側内陸部の積雪地域に適した設計としています。
さらに、平成24年7月に2号系列(最大出力1,000kW)、平成27年7月には3号系列(15,000kW)がそれぞれ運転を開始しました。いずれも雪国の気候に最適化した、より発電効率を高めた太陽光発電所となっています。