80年代、彼らのサウンドで青春を過ごした方も多いだろう。小室哲哉、木根尚登、そして宇都宮隆からなる人気バンド『TM NETWORK』(以下TMN)。昨年デビュー40周年を迎え、現在も精力的に活動している彼らだが、2月20日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)を見た視聴者から驚きの声が上がっている。
2013年に膵臓の病気を経験
シンセサイザーを多用したスタイリッシュなポップスと、ボーカル・宇都宮のややハスキーで甘い歌声で人気を獲得したTMN。アニメ『シティーハンター』(日本テレビ系)のエンディングテーマで、昨年配信された同名の実写映画の主題歌にも採用された『Get Wild』を始めとして、『SELF CONTROL』や『SEVEN DAYS WAR』などのヒット曲でも知られる。
そんな彼らが19日、都内で開かれた『TM NETWORK Carry on the Memories-3つの個性と一つの想い-』の舞台挨拶つき上映会に登場。本作は、デビュー40周年を記念したツアーに完全密着したドキュメンタリー作品だ。
その後3人は『ノンストップ!』の個別インタビューに応じた。左から小室、真ん中に宇都宮、そして右に木根という、ファンなら馴染み深い並びで取材を受ける彼ら。
だが、40年続けてきての思いや、長く活動できる秘訣、またお互いの距離感といった質問にもっぱら答えていたのは木根、そして小室のみ。宇都宮はほぼうなづくばかりで、最後の「TM NETWORKもノンストップ!」という締めのあいさつで、ようやくきちんと彼の声が聞けたほどだ。
視聴者は、そんな宇都宮のある変貌に驚愕。
《久しぶりに見た宇都宮さんが知ってる宇都宮さんじゃなくてびっくりした》
《老けちゃって誰だか分からなかった もう若い頃の面影ない》
《痩せすぎ》
《宇都宮さん どうした? 体調悪いのかな》
と、その激やせぶりを一斉に心配していたのだ。現在67歳の宇都宮だが、どうしたというのか?
「かつての宇都宮さんは精悍かつワイルドな風貌で知られていましたが、オンエアを見る限り、今の彼は両頬のやつれ具合が目立ち、げっそりとしていました。その弱弱しさは同世代である66歳の小室さん、67歳の木根さんの顔つきと比べると一目瞭然です」(芸能ジャーナリスト、以下同)
実はその激やせ、決して本人が望んだものではないという。
「彼は2013年、膵臓に腫瘤(しゅりゅう)があることが発覚。その摘出手術を受けたことがあります。その影響も少なからずあるのでしょう。また加齢による自然な変化のせいもあるのかもしれません。いずれにしてもこうした背景を知らない視聴者から心配の声が起きてしまったようです。
ただドキュメンタリーにおさめられた歌声を聴く限りは昔と変わらず力強いものありますから、今後もパワフルにステージで魅せてくれるに違いありません」
41年目のTMNにおおいに期待したい。