組織情報
組織概要
JAXA理念・ビジョン
事業計画
事業情報・報告
内部統制・コンプライアンスの取り組み
「契約・調達情報」
「採用情報」
「寄附金」
「人材育成実施方針」
「情報公開」 「環境への取り組み・社会環境報告書・SDGs」

イベントレポート

「東京事務所JAXA夏休みこども"宇宙"研究 虹を作って地球観測センサを知ろう」を実施しました。

8月21日(水)、小学生を対象とした授業&工作イベント「虹を作って地球観測センサを知ろう」を実施しました。イベントは3回実施し、約70名の小学生と、その保護者の方にご参加いただきました。参加者は、光の性質・分光観測をテーマに、前半は地球観測衛星「しきさい」による観測の紹介ののち、後半は簡易分光器の工作と実験を体験しました。

まずは「『しきさい』がとらえた地球の姿と、光の波長の違いを活かした観測の仕組みについて」の授業。クイズを通じて「しきさい」がどんな衛星かを学び、今年(2019年)に起きたパリの熱波やシベリアの森林火災など、「しきさい」が宇宙から世界各地を撮影した画像を通じて、「しきさい」が19色の光を測るための「目」を持ち、地球の健康診断をしていることが紹介されました。光の波長に関するクイズでは、目で見える光(可視光)の外側の領域にも「紫外線」や「赤外線」があることを間髪無く回答する子どもたちの博識ぶりには、保護者やJAXA職員もびっくり。空港等で使われているサーモグラフィでも、「しきさい」が撮影した熱赤外線の画像でも「熱」を見ているということが伝わりました。
第2回で講師を務めた山田淑乃(第一宇宙技術部門GCOMプロジェクトチーム)は、「パッと出てしまう専門用語など個人的な反省点は多いのですが、子供たちがメモをたくさん書いてくれていたのがとても印象的でした」と振り返りました。

元気にクイズに回答する子どもたち

「しきさい」が見たフランス・パリの熱波

森林火災をさまざまな波長で観測すると、可視光では見えない燃焼中の様子も見えてくる(当日の資料より)

後半では、工作キットを使って簡易分光器を作成しました。
完成した分光器で蛍光灯を観察すると、箱の中に虹が現れます。その様子を、ワークシートに色鉛筆でスケッチしました。赤・緑・青色を表示したモニターの分光観測結果は、人によって見え方が違っていたようで、他の参加者のワークシートに描かれたスケッチとの違いにびっくりしている人もいました。

完成した分光器で蛍光灯の光を観察

見た「虹」を色鉛筆でスケッチ

各回の最後には、記者会見の登壇者席で記念撮影を行いました。

イベントを振り返り、1回目で講師を務めた堀雅裕(第一宇宙技術部門地球観測研究センター)は「小学生向けということで、衛星ミッションの内容を平易に説明することの難しさと大切さを今回改めて痛感できました」と話しています。今日の参加者の中から、将来のリモセン研究者が出てくれることを願っているとのことです。

今回参加いただいた児童の皆さま、保護者の皆さまからのご意見を参考にしながら、今後もJAXA東京事務所でイベントを開催していく予定です。

集合写真1

集合写真2

集合写真3

PAGE TOP

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /