辻田 祐子
辻田 祐子 TSUJITA Yuko
研究歴
南アジア地域研究者として、主にインドを対象として国内経済格差、労働移動、教育、社会セクター、財政、障害、環境問題といった経済、社会問題についてさまざまな角度から研究してきました。
また、多くの先進国では人口高齢化などから看護師や介護士への需要が高まっており、看護師の主要送り出し国であるインドからの看護師の国際労働移動についての研究もしています。
現在取り組んでいるテーマ
ひとつには、インドの中長期的な経済、社会変動を捉える研究です。とくに、2000年代中盤から追跡している都市スラムと農村の家計調査から、都市スラム住民を取り巻く多面的な生活の変化および農村からの国内労働移動に関する研究に取り組んでいます。
ふたつには、看護師、介護士の国際労働移動とキャリア形成に関する研究です。インド人看護師については、看護学部卒業生の追跡調査、海外からの帰国看護師調査、主要渡航先での調査についてそれぞれ進めています。また、グローバルな動向の理解や国際的な比較の視点から、アジアの送り出し国と日本を含めたいくつかの受け入れ国での調査を、現地の研究者らとともに行なっています。