2025年11月28日
水防工法 河川の堤防の決壊を防ぐ
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[画像:政府広報オンライン「わかりやすい用語解説」の表題イラストです。]
水防工法とは、台風や大雨時に、河川の増水によって堤防が壊れるのを防ぐために緊急的に講じる対策のことです。増水した河川では、堤防の高さを超えて河川の水が溢れ出したり、激しい川の流れによって堤防表面の土が削り取られたりすることで堤防が決壊するおそれがあります。このような事態を防ぐため、水防団などにおいて水防工法を行います。
代表的な水防工法として、増水した河川の水が堤防の高さを越えて溢れ出さないよう、堤防上に土のうを並べる「積み土のう」、堤防の漏水箇所に半円状に土のうを積み重ねて水を溜め、水圧を弱めて漏水口の広がりを防ぐ「月の輪工」、堤防の表面を竹などで補強した防水シートで覆って保護する「シート張り工」などがあります。
台風や大雨時には、各地の水防団員や消防団員がこういった水防工法などを駆使して水防活動を行っています。
代表的な水防工法
| [画像:河川の堤防上に土のうを3段積み、河川の水が越水するのを防いでいる様子。]
積み土のう |
[画像:堤防の漏水箇所を囲むように半円状に土のうを積み重ねて水を溜め、水圧を弱めている様子。]
月の輪工 |
[画像:堤防の表面を棒状のもので補強した防水シートで覆い、流水から保護している様子。]
シート張り工 |
(画像提供:国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所)
(取材協力:国土交通省 文責:内閣府政府広報室)
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