Iroquois(イロコイ)のデザイナー吉田誠がデザインを手がけるニットブランド「エピソード ナンバー.,(Episode no.,)」の 2012-13年秋冬コレクションが発表された。
糸からニットを作り上げるエピソード ナンバー.,(Episode no.,) 2012-13年秋冬コレクション | 写真 糸からニットを作り上げるエピソード ナンバー.,(Episode no.,) 2012-13年秋冬コレクション | 写真
エピソード ナンバー.,の秋冬には欠かせないキリムハンドニット。オールハンドニットで柄をインターシャで出し、編地に立体感を出すために部分的に手差し刺繍を施している。ローゲージで作ってるアウターなので、重みがあり、柄も全体には配置しインパクトのあるアウターだ。
糸からニットを作り上げるエピソード ナンバー.,(Episode no.,) 2012-13年秋冬コレクション | 写真 糸からニットを作り上げるエピソード ナンバー.,(Episode no.,) 2012-13年秋冬コレクション | 写真
ロングピッチのカスリ糸とラムウールをプレーティング編みでダイヤ柄を表現したガウン。ダイヤ柄はリンクスシャガードにすることでより深みが出て、柄を際立たせている。見返しからフードに一周フリンジを付けたニットアウターは、数十年前の糸を復刻させ、その糸にカラーネップ糸を撚糸し、キッドモヘア糸を一緒に手で編みこんだ。
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身幅がゆったりとしたドルマンスリーブのVネックは6種類もの糸を交互の引き返しながら、所々で天竺ジャガードやリンクス編み等を混ぜて編みあげている。カーデガンはハイバルキーの繊維を使用した軽量で保温性の高い糸をオリジナルで作成。ダブルジャカードでダイヤ・アーガイルを組み合わせ、1点1点、製品を手作業で起毛を掻きUSEDライクに作り上げた。
糸からのオリジナル、素材、ディテール、技法、質感のニュアンスに対して徹底的にこだわったエピソード ナンバー.,。ニットに特化したブランドだからこそ可能になった生地から生み出されるバリエーション豊かなニットコレクションはエスニックかつノスタルジックな仕上がりとなった。
