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企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介

企画展「芸術家たちの南仏」が、栃木の宇都宮美術館にて、2023年9月24日(日)まで開催される。千葉のDIC川村記念美術館でも開催された巡回展だ。

南仏における芸術家たちの軌跡

アンリ・マティス 《肘掛け椅子の裸婦》 1920年 DIC川村記念美術館
アンリ・マティス 《肘掛け椅子の裸婦》 1920年 DIC川村記念美術館

南フランスは19世紀以降、観光客の目的地として栄える一方、芸術家にとっても重要な地となっていった。鉄道網が発達した19世紀後半、パリから南フランスへアクセスしやすくなると、まばゆい陽光と豊かな自然、近代化が進む大都市の喧騒から離れた穏やかな雰囲気は、多くの芸術家を魅了し、アンリ・マティスやアンドレ・ドランらがこの地を訪れることになったのだ。

ソニア・ドローネー 《色彩のリズム》 1953年 ふくやま美術館 DR
ソニア・ドローネー 《色彩のリズム》 1953年 ふくやま美術館 DR

また、第二次世界大戦中には、「敵性外国人」として収容されたドイツ人や、フランス国外への亡命を考えた人びとが、否応なく南フランスに集まることになった。さらに戦後には、マティスやパブロ・ピカソといった芸術家が南フランスにアトリエを構え、壁画、建築装飾などの大規模な制作や、伝統的な技法を用いる職人との協働などを行なっている。

フェルナン・レジェ 《コンポジション》(陶板レリーフ) 1952年 公益財団法人大川美術館
フェルナン・レジェ 《コンポジション》(陶板レリーフ) 1952年 公益財団法人大川美術館

企画展「芸術家たちの南仏」は、19世紀末から20世紀にかけての南フランスにおける、美術の展開を紹介。ポール・セザンヌ、マティス、ピカソに加えて、マルク・シャガール、ソニア・ドローネー、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェなど、30人に及ぶ作家の作品や資料など約150点を通して、南フランスで交流し、協働し、競いあった芸術家の活動の軌跡をたどってゆく。

展覧会概要

企画展「芸術家たちの南仏」
会期:2023年7月2日(日)〜9月24日(日)
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)は開館)、7月18日(火)、9月19日(火)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 800円(640円)、小・中学生 600円(480円)
(注記)( )内は20名以上の団体割引料金
(注記)身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の所持者および介護者1名は無料
(注記)宇都宮市在学・在住の高校生以下は無料
(注記)毎月第3日曜日(7月16日、8月20日、9月17日)は「家庭の日」につき、高校生以下を含む家族での来館者は、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料

しかく出品作家
ジャン・アルプ、ハンス・ベルメール、ポール・セザンヌ、マルク・シャガール、ソニア・ドローネー、アンドレ・ドラン、ラウル・デュフィ、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、ヴォルス ほか

【問い合わせ先】
宇都宮美術館
TEL:028-643-0100

Photos(9枚)

企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真1 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真2 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真3 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真4 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真5 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真6 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真7 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真8 企画展「芸術家たちの南仏」宇都宮美術館で - マティスやピカソなど、19世紀末〜20世紀南仏の美術を紹介|写真9

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2023年08月09日 10:35:00 +0900 更新

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