こんにちは、鈴木です。
今週はどうか私のおすすめにお付き合いください。
ではさっそく、おすすめのテーマですが、大水槽わきの沿岸水槽にくらす、皆さまの目にはほとんど留まらないかもしれないけれど、水槽の中で重要な役割を担う、渋い仕事をするメンバーたちです。
ちなみに、ここでの渋い仕事というのは、メインの魚たちの餌の食べカスや、食べ残し、糞などを処理したり、底砂の中が腐敗しないようきれいにしたりするなど、目立たないけど水槽の環境を良くする素晴らしい仕事のことです。
では、最初はヒトデたちからです。
餌の食べカスだけでなく、結構大きな食べ残しもペロリとお掃除。狭い隙間も得意で機動力もあり! もしもこれが掃除機だったら重宝間違いなしです。さらに、色が派手なので水槽のよいアクセントにもなる優れたやつ。
アカヒトデ
シラス水槽横のシリヤケイカの水槽に入っています。細くて長い腕が特徴で、日中はガラス面に付いていることが多いです。海藻の隙間も器用に腕を動かし、自由に移動します。地味な色合いの水槽に赤が目立ちます。
ゴカクヒトデ科の一種
キアンコウの水槽の紅一点(但し、メスというわけではありませんし、一点でなく二点います)。認めたくありませんがアンコウよりも目立ちます・・。あまり動かないですが、夜な夜な、食べ残しを探し徘徊中。ただアンコウは餌の頻度が少ないですし、丸呑みでカスがでないので、たまに餌をあげています。
続いて、ナマコたち。
主に砂掃除の専門です。砂を掃除機のように吸引し、腐敗の原因になる有機物やさらに糞なども食べてくれます。もちろん吸引力は落ちません。
マナマコ
この辺りの磯でもよく見られる種で、シリヤケイカの水槽や、隣のマツカサウオの水槽に入っています。海藻の隙間や岩の隙間にいることが多いです。岩に色も似ているのでよーく探してくださいね。
トラフナマコ
白地に茶色の雲斑が入ったナマコで、どちらかというと暖かい方の海にすんでいます。
アナゴがいる大きめの水槽に入っていて、日中はよく壁の上の方にくっついています。