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更新日付:2025年6月2日 / ページ番号:C003103
〜肉やレバーは充分加熱して食べましょう〜
大腸菌は、ヒトをはじめとした生き物の腸内に存在する細菌のグループ名です。ヒトの腸内に通常存在する大腸菌は、一部のビタミンを作るなど、消化・吸収に役立っています。しかし、なかには下痢などの症状を引き起こす種類があり、病原性大腸菌と呼ばれます。
O157が世界的に広く知られるようになったのは、中心部まで充分加熱されなかったハンバーグを原因食品とした集団食中毒事件(アメリカ合衆国)でした。
感染経路として、以下のような例があります。
腸管出血性大腸菌感染症は、一般の食中毒と似ている半面、異なる特徴がいくつかあります。
・他の食中毒菌に比べ、感染力が強く、少ない菌数(50個程度)でも感染するといわれています。
・患者さんや健康保菌者の便などから周囲のヒトに広がる点は、他の食中毒にはない特徴です。
また、当然ながら気温の上昇とともに患者の発生も増加します。
感染してから症状が現れるまでの潜伏期間は2〜9日(多くは2〜5日間)です。
腸管出血性大腸菌感染症は、無症状から生命に危険が及ぶものまで、症状の程度に幅があります。
平成2年に市内(旧浦和市)の幼稚園で井戸水を原因とした300人以上の大規模な集団感染があり、国内でこの感染症が注目されるようになりました。
腸管出血性大腸菌感染症(ベロ毒素産生)は感染症法で、診断した医師が必ず届出をしなければならない感染症に定められています。
市内の届出状況については、「O(オー)157など腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう」のページをご覧ください。
市内で、大人と子どもが同じ食材を食べても、子どもだけが発症または保菌していた事例が過去にありました。
お子さんが肉を焼く際は、充分に火が通っているか、ハシ等の使い分けができているかを、大人が確認してください。
特に子供や高齢者など免疫力の弱い方は重症化しやすいので、ユッケなど肉の生食はやめましょう。
牛などの動物は、健康でも一定の割合で保菌しています。
たとえ新鮮な肉であっても、安全とは言えません。
保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267