[フレーム]

このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。

本文へスキップします。

トップページ > くらし・環境 > > 食の安全 > 食中毒関連情報 > 肉を原因とする食中毒の予防

ページ番号:3580

掲載日:2024年3月26日

ここから本文です。

肉を原因とする食中毒の予防

肉を原因とする食中毒が起きてしまう理由

牛や豚、鶏などの動物は健康であっても、人に対して食中毒を引き起こす細菌やウイルス等を体の中に持っています。

そのため、肉やレバー(肝臓)などの食材には、菌がもともと潜んでいたり、食肉を処理するときに表面についた菌がいることがあります。

こうした食材を生や生焼けで食べると、食中毒が起きてしまいます。

動物の種類

代表的な細菌やウイルス等

腸管出血性大腸菌O157
カンピロバクター
E型肝炎ウイルス
有鉤条虫(寄生虫)
カンピロバクター
サルモネラ
ジビエ(シカ、イノシシ、クマ等の野生動物)

E型肝炎ウイルス
旋毛虫

住肉胞子虫

食中毒の発生を予防するポイント

肉を原因とする食中毒を予防するために、次のことに気をつけましょう!

しっかり加熱しましょう〜生焼けに注意〜

食中毒菌の多くは熱に弱いため、食材を十分に加熱すればやっつけることができます。

食材の表面だけでなく中心部までしっかりと火を通しましょう。生焼けハンバーグ

  • 加熱の目安 中心温度 75 °C・ 1 分間以上(中心部の色が変わり、肉汁が透明になるまで)

調理器具や食品の特性によっては加熱ムラが生じ、部分的に加熱不足となる危険があります。

熱源から遠い部分や厚みがあるものは特に注意して加熱しましょう。

(右の写真のハンバーグは、表面が焼けていても中心部は生焼け状態です。)

調理器具などは使い分けましょう

生の食材にふれた箸やトング、包丁、まな板などの調理器具には菌がつくことがあります。

同じ調理器具で、そのまま食事をしてしまったり、生で食べる野菜や調理済みの食品にふれてしまったことで、食中毒が発生した事例があります。

食べるときに使う箸やトングは、生の食材を取扱うものとは別に用意しましょう。

また、生の肉用の調理器具と他の食品用の調理器具は使い分けましょう。使い分けが難しいときは、熱湯や塩素系漂白剤で調理器具を消毒しましょう。

生食は避けましょう

生の肉やレバーには、食中毒菌がついている可能性があります。

生や生焼けで食べると、食中毒のリスクが非常に高いため、中心部まで十分に加熱しましょう。

特に、子どもや高齢者など抵抗力の弱い方は、重篤な症状となったり、死亡したりすることがありますので注意が必要です。

新鮮だから安全

食中毒菌は、食材の鮮度に関わらずついています。

少しの量なら安全

わずかな数の菌(2〜9個)でも食中毒を引き起こすことがあります。

禁止されていないから安全

法律による規制がないものであっても食中毒事故は発生しています。

特に、生や生焼けの鶏肉を原因食品とする「カンピロバクター」による食中毒事故が多発しています。

「生食用食肉」の規制

牛レバー、豚肉(内臓を含む)を生食用として販売・提供することは禁止されています。

牛肉 レバー 生食禁止
ユッケ等 生食用の規格基準あり
豚肉 生食禁止(内臓を含む)
馬肉 生食用の衛生基準あり
鶏肉

法律による規制はないが 食中毒事故が多発

(重度の後遺症を引き起こした事例もあり)

主な食中毒菌等

名称

主な動物種

主な原因食品

潜伏期間

主な症状

カンピロバクター

食肉(特に鶏肉)

汚染された水

2〜5日

発熱、おう吐、下痢

ギラン・バレー症候群

(手足のマヒや呼吸困難)

を引き起こすことがある

腸管出血性大腸菌
O157など

牛肉

生の野菜・果物

2〜7日

発熱、下痢(血便)

重篤な合併症(溶血性尿毒

症症候群(HUS)や脳症)

を引き起こすことがある

サルモネラ属菌

ペット類

食肉

保菌者による二次汚染

12〜48時間

発熱、おう吐、下痢

E型肝炎ウイルス

イノシシ

シカ

生肉

生レバー

汚染された水

15〜50日

悪心、腹痛、肝機能の悪化


お問い合わせ

保健医療部 食品安全課 食品保健・監視担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

電話:048-830-3611

ファックス:048-830-4807

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

ページの先頭へ戻る

[フレーム]

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /