ビットコインは貨幣として捉えられるか意見を聞きたいです

定義によりますが日本では暗号資産は通貨 (貨幣) ではないというのが政府公式見解です。 用語が仮想通貨から暗号資産に改められたのは通貨であると誤解されることを避けるためという理由があります。 日本で合法的に取引する限り日本の法制度の範囲内で解釈せざるを得ません。 中央集権からの脱却と言っても各国の規制に逆らえるわけではないという現実があります。

法制度で言うところの通貨の概念とは別に新しい通貨の概念を主張するのは自由ですが、その場合は通貨の概念を拡張するよりも新しい概念・用語で考えたほうが良いのではないかというのが私の考えです。 暗号資産という概念が確立したのですから暗号資産は暗号資産としての立場を固めていくべきでしょう。

私はBTCやETHを貨幣として捉えることにしました。
しかし、偉い人は「暗号資産は貨幣ではない」とご立腹です。

私の中では虎は猫だと思うんですが,
他者は虎は猫ではないと言っています.
納得できません.

みたいなの(例がイマイチかな)と変わらないように見えます.

以下の答弁が参考になると思います。
参議院議員大久保勉君提出ビットコインに関する質問に対する答弁書
参議院議員大久保勉君提出ビットコインに関する再質問に対する答弁書

大まかに整理すると、貨幣性は「経済学上の貨幣の三機能」と「日本法上の通貨・法定通貨の定義」という二つの側面から論じられます。これについて政府は、後者の法的な定義を基準に、Bitcoin を通貨・貨幣とは認めていません。一方で、前者の観点から、支払手段として利用され得るなど、一部の貨幣的機能が存在すること自体は否定していない、という答弁です。

*なお、日本以外では、ビットコインを法定通貨として認めている国(例:エルサルバドルなど)もあり、各国の法制度や国際的な議論の進展次第では、将来の位置づけや評価が変化する可能性があります。

貨幣という単語はA,B,Cといった意味を持つ。
ビットコインはAという特徴を持つ。
よってビットコインは貨幣である。

......みたいな論理展開で説明すれば、意見も伝わりやすくなるかと思います。

回答ありがとうございます。
投稿時は少し感情的に文章を書き殴ってしまいました。

2025年の現代においてBTCが貨幣としての能力を持っていないということは理解しています。
ただ将来的に貨幣になるかもしれないっていう可能性を考慮しないのはおかしくないか?と思って私は「BTCは貨幣(になるかもしれない存在)です。」と意見していました。

皆さんの回答を読んで、法律的にも世間的にも貨幣として受け入れられてないことが分かりました。

私の中での結論は現時点では確実に貨幣ではなく、資産の一種に過ぎないということで落ち着きました。

将来のことは誰にも分からないですし、考えても仕方ないですしね。

ありがとうございました。

ブロックチェーンを利用した法定通貨や金などの現実資産との置き換え(?)に関する議論はステーブルコインを調査すると良いです。「JPYC」が発行され日本でも今後の動向が注目されています。

BTCなどの暗号資産は食券とか商品券とか学祭の購入用チケットみたいなものです。
貨幣と同じような機能を持ちますが、「あえて貨幣と分けて作ったもの」です。
貨幣にはいろいろな機能の中に「中央集権的に発行を制御される」という機能がありますが、暗号資産にはこの機能がありません。この機能がないことこそが暗号資産の真骨頂と言ってもいいでしょう。
もし暗号資産が貨幣であるなら、「勝手に造幣してはいけない」というごく当たり前の制限に引っかかってしまいますよ。
暗号資産は貨幣ではないから、国家の中央集権的な構造から脱却できるんです。

ビットコインの仕組みは変えない (マイニングを認める) としても大国がビットコインでの税金の支払いを大規模に認めたら流通量を制御して価値を調整することも出来てしまうので技術的に中央が存在せずとも中央集権的になってしまうと思います。 国家なら電気への課税などの形でマイニングに介入することも可能でしょうし。

弱小国は通貨価値に介入するほどの力がないので実質的に大国が定めた基準に従うしかなく、現状において米ドルやユーロといった強国が発行する通貨が力を持っているのと何も変わりません。

仮に暗号資産を通貨と認める世界が成立したとしても所詮は通貨でしかないものにとどまり、社会に特別な革新は起こらないだろうと考えられます。 利便性は少しあるかもしれませんが。

私は、貨幣はそれを製造する国の信用そのものと見ているので、暗号通貨は貨幣と見ていません。中央集権的な構造から脱却すると言えば聞こえはいいですが、それは結局誰も信用を担保できないものである事を意味します。

国は景気や物価安定のために金利や通貨流通量をコントロールしています。暗号通貨のような価値が安定せずボラティリティが高いものは、資産として持つにはリスクが高いですし、普段使いする通貨としては扱いにくいと思います。

ビットコインにはコンセンサスを通じて改竄がほぼ不可能という信頼性があります。
この信頼性がBTCに貨幣としての価値を与えていると思っています。

技術的な信頼性より、経済的な信頼性が重要だと考えています。リアル貨幣は、複製を作る事は可能かもしれませんが難易度は高いでしょうし、複製出来たところで現実のモノが介在する以上は足もつきやすいので、逮捕されずに使い続けるのは極めて難しく、流通する金額はたかがしれているでしょう。改竄不能な暗号通貨より、複製される可能性はあるけれども、それが流通する可能性が極めて低いリアルマネーの方が価値を見出せます。
暗号通貨は交換業者絡みの事件も後を絶たず、正直技術的な信頼性も疑問視していますが。

あらゆるリアルマネーの信用が失墜し、暗号通貨の信用がそれを上回れば、暗号通貨が貨幣の代わりに使われるかもしれません。現実には、そのような事は起こり得ないと思いますが。