突然、背中に羽が生え、年18万円も手持ちのお金が増えた「新習慣」口の中のヨボヨボ化で年4万人亡くなっている...医師が「1つ選ぶならこれ」と推す噛む力がつく「スーパー野菜」
※(注記)本稿は、鎌田實・荻原博子『お金が貯まる健康習慣』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
お酒をやめたら、背中に羽が生えました
【荻原】実は私、5年前にお酒をやめました。ずっと浴びるように飲んでいたのに(笑)。
【鎌田】やめられたんだ、すごいですね。でも、どうしてやめようと思ったの?
【荻原】私以上によく飲んでいた友人が、あるときお酒をスパッとやめたんです。そのとき彼女が「お酒をやめたら背中に羽が生えてくるのよ。あなたもやめてみたら?」って言ったんです。
【鎌田】体が軽くなったということかな?
【荻原】そうみたいですね、気分爽快って言っていました。私は「うそでしょう?」って思ったんですけど、その言葉にすごくインパクトがあって。試しにその日の夜はお酒を飲まないで寝てみたんです。そしたら......。
【鎌田】そしたら?
【荻原】羽が生えました(笑)。
【鎌田】それはよかった(笑)。その後はスッパリやめられたの?
【荻原】最初の3日間は「お酒がほしいなあ」って思ったんですが、そのときに「お酒を飲むなら、好きなドラマは見ない」と決めたんです。いままではドラマを見ながらお酒を飲んでいたので、「ドラマか、お酒か」の2択にしてみたんです。で、私はお酒よりもドラマを見るほうを選んだ。それでお酒をやめられたんです。3日間続くと、次は1週間、次は1カ月......結局、5年続いています。
【鎌田】それはすごい。ぼくも56歳のときに病院の管理責任者を辞めてからは、つきあいの酒が減って、いまではたまに飲む程度。お酒とはほどよく距離を置いています。
【荻原】お酒を飲まないと体調もいいんですが、お金が貯まりました(笑)。おつまみも含めて、1日に500円くらい使っていたんです。でもそれがゼロになったので、1カ月で1万5千円、1年間では18万円の節約になったんですよ。
【鎌田】それは見過ごせない額だ!
【荻原】ですよね。お酒はやめて大正解でした。ちなみに、健康的なお酒の飲み方ってあるんですか?
【鎌田】「お酒は食事の間だけ飲む」って決めるのがいいと思いますよ。夕食のときに、食事のお供としていただく。そうすれば深酒にはなりません。糖尿病の患者さんにも、日本酒なら1合、ビールなら500ミリリットル、ワインなら180ミリリットル程度ならいいよ、と言っています。
【荻原】「全部ダメ」だと続かないけれど、「ここまでならいいよ」っていう基準があると、なんとなくがまんできるんですよね。
【鎌田】でも、タバコは1本も吸わないほうがいいですね。いまは喫煙者の中で間質性肺炎や肺腺維症になって苦しんでいる人も多いんです。当然、タバコで肺がんになる人も多い。この本を読んでいる人でタバコを吸っている人がいたら、この際スッパリやめてほしいですね。