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「ごめんなさい」は負けることではない「論破」は最悪の手段...バツ3が自省とともに伝授「謝罪で得られる人間関係の長期的リターン」3つ

多く人の後悔が「あの人に謝りたい」

くろまるリターン3 人生の質が上がる

私のコーチングのセッションでは、お客様に「やろうと思っているけれど、やれていないことは、どんなことですか?」とお聞きすることがあります。

そこでは、たとえば、「返信していないメールがある」「捨てようと思っているけど捨てられない思い出のものがある」「お隣さんにまわさなきゃいけない回覧板を1週間もとめている」といった感じで、さまざまなことが語られます。

お話を聞きながら、「やろうと思っているけれど、やれていないこと」を実際にお客様に行動に移してもらうのも私の仕事の1つなのですが、その過程で「できた!」「やれた!」という報告をいただく瞬間のお客様のスッキリした表情やエネルギーみなぎる姿に、逆に私が勇気をもらっています。

そして、その会話のなかで、たびたび出てくるのが「あの人に謝りたい」「今さらだけど『ごめんなさい』を伝えたい」という言葉です。本当に多くの方が、だれかに「ごめんなさい」を伝えられていないことに後悔しながら生きているのです。

膝を抱えて座っている女性
写真=iStock.com/K-Angle
(注記)写真はイメージです

その後悔とちゃんと向きあい、勇気を出して相手に「ごめんなさい」を伝えられたとしたら、なにが起こるでしょうか。

「ごめんなさい」をきっかけに人生が好転して、確実に人生の質が上がります。

相手の反応がどうだったにせよ、「ごめんなさい」を伝えられた自分への信頼感が高まり、それはその後の人生の大きな支えになってくれるのです。

謝らないのは「ひび」を入れる行為

「『ごめんなさい』は、人間関係の長期投資」とお伝えしましたが、これはつまり、「その人間関係に投資するかどうか」は、あなたが自分で決められるということを意味しています。

もし、あなたが「この関係は切れてもいい」と思うなら、「ごめんなさい」を言わないという選択もできるということです。

相手に「ごめんなさい」を伝える行為は、「これからも、あなたと関係を続けていきたい」という意思表示になります。逆に、「ごめんなさい」を言わないというのは、相手との関係に小さな「ひび」を入れていく行為だということを認識しておいてください。

わかりやすいのが、「陶器の壺」を想像してみることです。相手に「ごめんなさい」を伝えなかったり、「でも」「だって」「しょうがなかった」といった言い訳や反論で乗りきったりするたびに、壺に少しずつダメージが加わって、ひびが入っていくイメージです。

1回では壺はわれないでしょう。100回でも、まだ大丈夫かもしれません。1000回なら? 次の1回で粉々にわれるかもしれません。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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