個々人が成果を上げるチームのつくり方だから周囲が無理と思う目標を達成できる...勝手に成果が舞い込む「明るいチーム」に飛び交う"5文字の言葉"
※(注記)本稿は、吉岡眞司『強いチームはなぜ「明るい」のか』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。
「明るいチーム」は成果を挙げる
どんな状況でも心の状態を良いバランスに保ち、目標を見失わずに行動することができる、そんな個人が集まったのが「明るいチーム」です。
本書で言う「明るいチーム」に見られる特徴をご紹介します。
●くろまる 個々のメンバーが、チームにおける自分の役割・立場を自覚し、指示を待つことなく自ら考え、主体的に行動している。
●くろまる メンバー同士がお互いに尊重し合い、仲間を思いやる心や感謝の気持ちを持っている。
●くろまる 「ありがとう!」「いいね!」などのポジティブな言葉が飛び交っている。
●くろまる メンバー各々がいい表情をしている。
●くろまる 大きな目標を掲げている。それが、側から見ると「そんなの無理と思えるようなレベルのものであっても、メンバー全員が「絶対に実現できる」と信じている。
●くろまる その目標の実現に向けて、一人ひとりがコツコツと努力している。心身を追い込むような練習も、チームで励まし合いながらいい表情をしながら乗り越えている。
●くろまる 仲間がミスをしてもなじったり怒ったりすることなく、その仲間を励まし、勇気づける言葉をかけている。また、一人のミスをほかのメンバーでカバーしようと行動している。
こういったチームの状態を、総じて「明るい(=雰囲気がいい)」と表現しています。
私がメンタルサポートを担当する塾高・慶大の野球部、箕面自由学園高等学校チアリーダー部など、大きな目標を掲げ、成果を挙げているチームには共通してこの明るさが見られます。そして、この明るさこそが成果を挙げるチームに不可欠だと、私自身の経験からも確信を持って言えます。
そんな「明るいチーム」をつくるためにはどうすればよいのでしょうか? ここから詳しくご紹介していきます。