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個々人が成果を上げるチームのつくり方だから周囲が無理と思う目標を達成できる...勝手に成果が舞い込む「明るいチーム」に飛び交う"5文字の言葉"

高い目標をクリアできるチームは何が違うのか。昨年の甲子園で慶應義塾高校に107年ぶりの優勝をもたらしたメンタルコーチの吉岡眞司さんは「大きな目標を実現できるチームはいつも雰囲気がいい。個々人が前向きで主体的に行動する『明るいチーム』に共通して飛び交う言葉がある」という――。

(注記)本稿は、吉岡眞司『強いチームはなぜ「明るい」のか』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。

ハイタッチをする仕事のチーム
写真=iStock.com/Cecilie_Arcurs
(注記)写真はイメージです

「明るいチーム」は成果を挙げる

どんな状況でも心の状態を良いバランスに保ち、目標を見失わずに行動することができる、そんな個人が集まったのが「明るいチーム」です。

本書で言う「明るいチーム」に見られる特徴をご紹介します。

くろまる 個々のメンバーが、チームにおける自分の役割・立場を自覚し、指示を待つことなく自ら考え、主体的に行動している。
くろまる メンバー同士がお互いに尊重し合い、仲間を思いやる心や感謝の気持ちを持っている。
くろまる 「ありがとう!」「いいね!」などのポジティブな言葉が飛び交っている。
くろまる メンバー各々がいい表情をしている。
くろまる 大きな目標を掲げている。それが、側から見ると「そんなの無理と思えるようなレベルのものであっても、メンバー全員が「絶対に実現できる」と信じている。
くろまる その目標の実現に向けて、一人ひとりがコツコツと努力している。心身を追い込むような練習も、チームで励まし合いながらいい表情をしながら乗り越えている。
くろまる 仲間がミスをしてもなじったり怒ったりすることなく、その仲間を励まし、勇気づける言葉をかけている。また、一人のミスをほかのメンバーでカバーしようと行動している。

こういったチームの状態を、総じて「明るい(=雰囲気がいい)」と表現しています。

第105回全国高校野球選手権大会の決勝で仙台育英を破って107年ぶり2度目の優勝を果たし、喜ぶ慶応ナイン=2023年8月23日、甲子園球場
写真=共同通信社
第105回全国高校野球選手権大会の決勝で仙台育英を破って107年ぶり2度目の優勝を果たし、喜ぶ慶応ナイン=2023年8月23日、甲子園球場

私がメンタルサポートを担当する塾高・慶大の野球部、箕面自由学園高等学校チアリーダー部など、大きな目標を掲げ、成果を挙げているチームには共通してこの明るさが見られます。そして、この明るさこそが成果を挙げるチームに不可欠だと、私自身の経験からも確信を持って言えます。

そんな「明るいチーム」をつくるためにはどうすればよいのでしょうか? ここから詳しくご紹介していきます。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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