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恐るべき"実力社会"はやってくるかポストコロナの「雇用危機&テレワーク普及」で最初に切られるのは誰か

新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの人が突然リモートワークを迫られることになった。「ポストコロナ」の雇用と働き方はどう変わるのか、そして今、在宅で過ごす時間を、その変化に対応するためどう過ごすべきか。ウェブメディア『FINDERS』編集長で、多様な働き方・暮らし方についての著書も多い米田智彦さんに聞いた。
Covid19による解雇
(注記)写真はイメージです(写真=iStock.com/Kameleon007)

新型コロナでやっと変わる

僕が考えるポストコロナに予想される変化は、「時間給」的な働き方からの脱却です。

在宅で仕事をすると、通勤や"勤務時間"という概念がなくなります。「しろまる時からしろまる時まで働いたから、しろまる時間分の給料をもらう」という形ではなく、「働いて上げた成果に対して対価をもらう」という形になります。成果さえ上がれば、オフィスで仕事をしてもいいし、在宅で仕事をしてもいい。いつどこで、どのように働くか、働き方に多様性が生まれて、働く人一人ひとりが自分で決められる範囲が広がります。

20世紀型の工業化社会では、工場に出勤して、決められた時間分生産ラインで働くという時間給的な働き方が広がりました。それに加えて日本では戦後、「一つの会社で一生涯働く」「愛社精神」「満員電車」「残業」などが当たり前になった。デジタル化が進んで産業構造が大きく変化したのに、21世紀に入ってから20年経っても、働き方のほうはなかなか変化しませんでした。それが奇しくも新型コロナによって変わりそうなのです。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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