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ハードな日々を選んで得た果実とは30代で社会人大学院で学び、何が変わったか

自分の強みをつくりチームに貢献したい

入社9年目の1994年、山科裕子さんは企業法学を学ぶために、筑波大学の社会人大学院に入学した。平日は仕事を「気合で終わらせ」東京キャンパスに飛んでいき、2コマ3時間、夜9時すぎまで講義を聞く。土曜も朝から夜まで指導を受けるなど、体力勝負の2年間だったが、ここで得たものは大きかったという。

オリックス グループ執行役員 山科裕子さん

「大学院の門をたたいたのは、社長室の企画部門に異動したのがきっかけです。プロフェッショナルな同僚たちに囲まれ、自分の役割をあらためて考えてみたところ、専門性を獲得することが大事だと気づきました。それも、他の人たちとは異なる領域で自分の強みをつくり、チームに貢献したいと思ったのです」

こうして定めた研究テーマは、コーポレートガバナンス(企業統治)。法学にマネジメントや会計も入る学際的研究が面白く、企業をめぐる法律問題を俯瞰ふかんしてとらえられるように。さらに山科さんの視野を一気に広げたのが、多種多様な仲間との交流だった。

「20代から50代まで、各自が持つバックグラウンドも知見も違う人たちからカルチャーショックを受けるほどの刺激を得て、自分なりの価値観や判断軸を持ちました」。そして、もうひとつ。何よりの収穫は、仲間と切磋琢磨せっさたくましあうなかで会得した、「選択と集中」のアウトプット法だ。

掲載: プレジデント ウーマン プレミア 2019年秋号

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