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JALの経営破綻すらも乗り切った逆境に直面したとき、活路が開く3つの言葉

客室乗務員から管理職へとステップアップし、その後、執行役員として"経営破綻からの再生"を成し遂げた大川順子さん。仕事上の転機や出産・育児などのライフイベントを迎えた時、どのようにして道を切り開いてきたのでしょうか。リーダーとして成長していくための考え方を聞きました。

((注記)本稿は、2019年9月18日、しなやかに情熱を持って働く女性たちのための交流会「PRESIDENT WOMAN Salon」の第6弾「日本航空株式会社 特別理事 大川順子さんを迎えて」の内容から構成しています)

個々の成長を促す「ロールモデル」のつくり方

私は理系出身のいわゆる"リケジョ"ですが、当時はそうした女性が就職難でした。そんな時、成田空港の開港があり、CA(客室乗務員)を多数募集していた日本航空に入りました。人生、何が幸いするかわからないものです。お客様をおもてなしする仕事はとてもやりがいがあり、現場や教育担当、管理職を含めて合計30年以上をCA職として過ごしてきました。

この経験から、個々が仕事で成長する上で欠かせない2つの要素に気づきました。それは「ロールモデル」と「イベント」です。ロールモデルになりうる人は少なくないと思うのですが、その力を開花させるには、まず実力を発揮できる環境をつくる必要があります。リーダーがある程度の自由度を与えて、部下の情熱や能力が垣間見える場をつくらなければなりません。

私は客室本部長時代に、CAの機内アナウンスにある程度の自由度をもたせました。その時、あるCAが行ったアナウンスが完璧にロールモデルの域に達していて、深く感動したものです。

周囲が「こうなりたい」と思えるロールモデルは、どんな職場においても必要です。そうした人をつくる、つまりひとりひとりが持つ力を輝かせるには、リーダーによる環境づくりが不可欠なのだと痛感しました。

掲載: PRESIDENT WOMAN Online

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