(2023年5月1日現在)
【大学の基本理念】
秋田公立美術大学においては、従来の大学のように学問自体の研究・発展だけを目的とするのではなく、公立大学として秋田市の芸術・文化をいかしたまちづくりの中核の役割を担うため、大学の中だけで完結するのではなく、地方都市である秋田を構成する一部分に自らを位置付け、秋田の芸術・文化の探求・創造も併せて指向する。同時に、美術・工芸・デザインを単なる芸術鑑賞の対象としてのみ扱うのではなく、広く社会に貢献できる一つの手段として捉え、住みやすく人にやさしいまちづくりや新たな商品開発といった分野への支援機能も備えることが必要である。
このことから、秋田公立美術大学の基本理念を以下の4つとする。
(1) 新しい芸術領域を創造し、挑戦する大学
(2) 秋田の伝統・文化をいかし発展させる大学
(3) 秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学
(4) まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学
【教育研究上の目的】
新しい芸術表現を模索し発信する人材、新しいデザイン技術を習得して地域の活性化に寄与する人材、地域の「良さ」や「美しさ」を再発見する眼を持つ人材、多様な価値を交換・共有できる人材、地域の芸術創造を実践する計画を立案できる人材の育成を目的とする。
(1) 学科全体で募集する総合入試により入学した学生は、1・2年次に、専門科目について、「絵画」「彫刻」「工芸」「デザイン」など素材や技法毎に分かれて学ぶのではなく、「総合科目」である「現代芸術論」「現代芸術演習」において全体を横断的に学ぶとともに、「導入科目」「美術理論・美術史科目」「専門基礎科目」で必要とする科目を幅広く学ぶ。 併せて、1・2年次を中心に、「教養科目」「キャリア教育科目」により、グローバルな視野や多元的な視点で物事をとらえるための基礎や、社会人・職業人として求められるスキル・素養等を学ぶ。
(2) 1・2年次に素材・技法を総合的に学び、学生自らの様々な可能性を模索しながら、学びたい分野や進むべき方向性の絞り込みを行った上で、自らの適性に合った「専攻」を選択する。
(3) 2年次後期から各専攻に所属し、それぞれの「専門専攻科目」においてより高度な知識や技術を身に付けながら、4年次後期に4年間の学習成果の集大成として「卒業研究」を行う。
(4) このほか、中学校・高等学校教諭免許状や学芸員資格の取得を希望する学生は、各年次において、「教職課程科目」「博物館学芸員課程科目」も選択する。
学部(短期大学の場合は学科) |
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美術学部 |
研究科 |
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複合芸術研究科(修士課程) |
複合芸術研究科(博士課程) |
その他の学内組織 |
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附属図書館 |
キャリアセンター |
国際交流センター |
情報センター |
秋田県秋田市 GoogleMapで参照
JR「秋田駅」から羽越本線「新屋駅」下車 新屋駅から徒歩15分
JR「秋田駅」から秋田中央交通バス 新屋線「美術大学前」下車 徒歩1分
学内にスロープ、エレベーター、多目的トイレが配置されている。
高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
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※(注記)対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※(注記)対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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機関別認証評価(平成30年度大学機関別認証評価) | 大学改革支援・学位授与機構 | 2018年6月 | 適合している |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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公立大学法人評価(第1期中期目標期間(平成25年度〜平成30年度)業務実績評価) | 秋田市公立大学法人評価委員会 | 2019年10月 | 第1期中期目標を達成している |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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公立大学法人評価(令和4年度業務実績評価) | 秋田市公立大学法人評価委員会 | 2023年8月 | 計画どおり実施していると認められる |
【授業料の減免など】
経済的な理由などで入学料や授業料の納付が困難な学生を対象に、入学料や授業料を減免したり、納付を猶予したりする制度がある。
【オフィスアワー】
学生が教員に積極的に相談を行える体制として、オフィスアワー制度がある。
【秋田公立美術大学奨学金など】
在学中の修学意欲を高めるために設置した、本学独自の奨学金制度である。前年度の成績上位者(2年生および3年生は3名以内、4年生は6名以内)に対して支給する。返還不要の給付型奨学金である。
・一人あたり年間10万円を支給
【健康管理】
保健室では、急病やけがの応急処置を行うほか、年1回、定期健康診断を行っている。また、学生課内にAED(自動体外式除細動器)を設置している。
【学生相談】
修学、友人や異性などの人間関係、生き方、進路など、さまざまな問題に直面し悩み事があるときは、教員、学生課、保健室にて相談を受け付けている。専門家(キャンパスソーシャルワーカー、臨床心理士)によるカウンセリングもあり、問題の解決に向けて、一緒に考え、アドバイスしている。
文部科学省による外国人留学生向けの利用可能な制度、本学の奨学金制度を紹介している。(英語のページのみ)
【留学等助成金制度】
学生が、海外の大学および研究機関等で行う留学や、アートプロジェクト、ワークショップ、ボランティア等へ参加する場合において、経費の一部を補助する助成制度を実施している。
本学では、専門の就職支援スタッフを配置し、進路、就職ガイダンス、個別面談、模擬面接、履歴書・エントリーシート・ポートフォリオの添削を行うなどして、学生の進路・就職活動を支援している。
現在活動しているのは23サークル(令和5年8月末現在)。美術系大学ならではの「とんぼ玉」「そめまめ」などの創作系サークルのほか、「ダンス」「フットサル」「バスケットボール」などのスポーツ系のサークルもある。また、充実したサークル活動ができるよう、後援会が各サークルに活動助成金を交付してる。
学生寮の有無 |
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無 |
財務諸表等