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又吉直樹の恋愛エッセイを長編映画化「僕の好きな女の子」

今作は、芥川賞作家・又吉直樹が2017年に、別冊カドカワ特集号のために書き下ろした恋愛エッセイ「僕の好きな女の子」を、新進気鋭の劇作家・映画監督として活躍する玉田氏が長編映画化。

「理想の女性」に対する主人公の逡巡と葛藤、「恋愛関係」ではなく「恋愛感情」そのものを抽出する痛くて切ないエピソードの数々。誰にでも思い当たる節のある恋をする人間のみっともなさを、リアルな会話劇として鮮明に描き出す。世の中に溢れる「恋愛映画」とは一味違った、非キラキラ系・青春恋愛コメディ。

「あなたの番です」で話題の奈緒、小悪魔発揮

渡辺に「この人が一番悪いですよ!小悪魔ですよ」と役どころの紹介を受けた奈緒は、「僕の好きな女の子、だったので今回はあまり自分で決めたことはなかった。男性目線で見る女の子だな、と思いながら演じていたんですけど、すごく参考にしたいなというか、男性ってこういう女の子が好きなんだなと思って面白かったです」と撮影を回顧。

玉田監督いわく、現場での奈緒の振る舞いにスタッフも惚れ惚れ。「奈緒さんのことは、たぶん男はみんな好きだろうね」と話していたようで、「本当ですか?」と驚く奈緒。渡辺も頷きながら「撮影現場でみんなをその気にさせてクランクアップしていく。それで男たちは打ちひしがれる。やり場のない思いを抱えて。打ち上げまで、あと何日...って(笑)」と男性陣の気持ちを代弁し、その小悪魔ぶりについて「奈緒さんだからすごい説得力がある。あざとくもなく、自然に小悪魔ができるというのはすごいなと思いました」と絶賛。

べた褒めされ顔を仰ぐ奈緒に、さらに玉田監督は「『あなたの番です』であんなサイコ野郎みたいな役をやっていたのに...」と好評を博した日本テレビ系ドラマ「あなたの番です」での奈緒の熱演ぶりを引き合いに出し、会場を笑いに。渡辺は「『あなたの番です』を見ていた方がこの作品を見たら、逆にすげぇサイコ!よりサイコに見えるかもしれない(笑)」と語り、笑わせていた。

「京都国際映画祭2019」

今年で6回目の開催となる京都国際映画祭。今年は10月17日〜20日の日程で、初日の西本願寺・南能舞台でのオープニングセレモニーにはじまり、多数の映画の上映はもちろん「映画もアートもその他もぜんぶ」というタイトル通り、様々なプログラムが行われる。(modelpress編集部)

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