1.彼の態度は立派
「彼はエライ」と言うのは、25歳会社員の男性。
「今の状況では、万が一妊娠してもすぐ結婚しようというわけにはいかない。彼女と自分の人生をきちんと考えて避妊しているんだから、褒められるべきじゃないですか?
ましてナマで挿入しないというのは、なかなかできません。男って欲望に走るところがあるから。射精していなくても精子が混じった液は出てるから、本当は危険なんですよ」
彼が言うように、たとえ射精しなくても精子が放出されていることはありえます。数が少ないので確率的に子宮までたどりつけないことが多いだけ。
妊娠する可能性がゼロではありません。勃起したらコンドームを装着するのは正しい避妊の方法です。
2.避妊に絶対はない
いくら体調が安定していて、生理が順調だとしても、絶対的な「安全日」はないというのが医学的な考え方。排卵日でない日に排卵してしまうこともあり得ますし、精子が思ったより女性の体内で長くとどまることも考えられます。
大丈夫なはずが大丈夫ではなかったということはあるのです。彼はそのあたりまで気遣いしてくれているのでしょう。もちろん、お互いのために。
3.それでも寂しいなら
それをわかった上で「寂しい」と思うのは、ひょっとしたら彼との関係じたいに不満な部分があるのではないでしょうか。
あるいは彼の「完璧すぎる避妊」に、自分との結婚はまったく考えていないのだなと一抹の不安を感じるのかもしれません。
それなら、彼と一度、きちんと話し合ってみたらいかがでしょう。
彼には彼の考えがきちんとあって避妊しているのだと思いますが、「きみのことが大事だから、ちゃんと避妊するんだよ」と言葉にしてもらって、ほっとしたという女性もいます。
4.総合的に判断を
今の時点できちんと避妊している彼は、責任感の強い男性。「外に出せば大丈夫だよ」という男とは違います。彼の人間性を総合的に判断してみることも重要でしょう。
ただし、こんな例もあります。
あまりに完璧な避妊をされると、「彼の過去を知りたくなる」と言った女性がいます。その女性は、彼との結婚を考えていたため、彼に尋ねたそうです。
すると案の定、昔、恋人との間で望まない妊娠をしてしまい、泣く泣く中絶させたことがあったそう。それ以来、完璧に避妊を心がけるようになったのだとか。
人にはいろいろ過去もあり、事情もあります。それをつつく必要はありませんが、彼がきちんと避妊するようになった理由を知っておいてもいいかもしれません。
おわりに
彼が避妊に積極的でないと悩む女性もいれば、完璧すぎる避妊に悩む女性もいる。恋愛感情には大きな個人差があるのでしょう。
ただ、きちんと避妊する男性は責任感が強いのです。決してあなたとの関係を「いいかげん」に考えているわけではないと思いますよ。(亀山早苗/ライター)
(ハウコレ編集部)