1.嫌なものは嫌ときちんと断る
どうしても怖くて試すのも嫌というのであれば、「どうしてもその気になれない」と素直に言うのもひとつの方法。
「いつかその気にならないとも限らないけど、今はとにかく嫌」と言うのもいいかもしれません。
嫌なことを無理強いさせるような彼であれば、つきあいそのものも考え直さなくてはいけませんよね。
2.どうしてやりたいのか聞いてみる
彼が真剣に頼んでくるなら、なぜそれほど興味があるのか尋ねてみましょう。
おそらく、大きな理由があるわけではなく、「単純に興味があるから」ということだとは思いますが、彼の口から理由を言ってもらうのは大事です。
「私の彼も以前、入れさせてと言ってました。膣とお尻、入れた感じがどう違うのかに興味があるって。
男性なら、そういう興味をもっても不思議ではないなと思った」(24歳/保険)
お互いがそこで理解できれば、するかしないか、判断するためのひとつの材料になるでしょう。
3.試すなら、準備は万端に
もしあなたが「試してみてもいいかな」と思ったら、行動に移してもいいのではないでしょうか。
「こんなことをさせてしまう私はヘン?」などと考える必要はありません。
ただ、肛門には雑菌がいっぱい。必ずコンドームをし、ローションを使って、痛かったらやめることが大事です。そのまま、また膣に入れるようなことは決してしないで。
もし、お尻をあきらめて膣に挿入するなら、コンドームは取り替えましょう。そういう約束を彼が守れなかったら、その時点でセックスを中断すべきです。
4.選択と決断は自分で
するもしないもあなた次第。嫌なのにする必要はないし、興味があるなら試してもいい。そう考えましょう。
強要されてやるようなものではありません。衛生面には十分すぎるくらい気をつけてください。
「私も最初は彼から懇願されてやってみたんだけど、彼がすごく丁寧にゆっくりやってくれたので痛くはなかった。膣とは違う快感があるのも確かですね。
今でもときどきしてますよ。でも痛かったら絶対にやめたほうがいいと思う」(26歳/自動車)
「そんなのは変だから」と頑なになる必要はありません。彼とよく話し合ってみたほうがよさそうです。
おわりに
肛門は排出器官であって、何かを入れる場所ではないと言う医師もいます。
神経が密集しているところだから感じるかもしれませんが、乱暴にされるとそういう細かい神経が切れるなどの危険もあります。もちろん、やり方によりますが……。
大事なのは、やるほうの彼には何の被害もないこと。
だから軽い気持ちでやろうと言われても、すぐにイエスと答えず、女性側の負担を彼が本当に認識しているかどうかを確認してからのほうがよさそうです。
ちゃんと話し合えて、信頼できる関係でなければできないことなのですから。
(亀山早苗/ハウコレ)