動画へのデジタル著作権管理(DRM)の適用

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デジタル著作権管理(DRM)は、動画を不正なコピー、共有、悪用から保護する技術です。これにより、コンテンツの使用方法に関するルールを適用しながら、許可された閲覧者だけがコンテンツにアクセスできるようになります。

記事の内容:

• DRMの仕組みは?
• DRMを有効にするにはどうすればよいですか?
• DRMによる動画再生制限
• ブラウザとデバイスの互換性
• 古いDRM埋め込みコードを更新するにはどうすればよいですか?
• 次のステップ

DRMの仕組みは?

DRMは、特別なキーで動画コンテンツを暗号化することによって機能します。適切なライセンスを持つユーザーのみが動画を復号化して再生できます。このライセンスは、動画の使用方法に関して次のような制限を設けています。

• 共有を防止:DRMにより、視聴者はあなたの動画を共有できません。
• 使用制限:画面録画やスクリーンショットの撮影などの操作を制限することができます。

DRMを有効にするにはどうすればよいですか?

チーム設定のプライバシーの下にあるトグルを使用してDRM保護を有効にできます。

• DRM技術:動画を保護するために、Google Widevine、Microsoft PlayReady、Apple FairPlayなどの業界標準のDRM技術を使用しています。
• チームレベルでのDRMの有効化:チーム設定(https://vimeo.com/manage/team/settings)でアカウントのDRMを有効にできます。この設定をオンにすると、既存のクリップ設定がすべて上書きされ、すべての動画のDRMがオンになります。さらに、新しい動画はデフォルトでDRMが有効になります。この設定をオフにすると、既存のクリップ設定がすべて上書きされ、既存のすべての動画のDRMが無効になります。さらに、新しい動画のデフォルトではDRMがオフになります。
• 動画レベルでDRMを有効化:動画設定ページでDRMをオンまたはオフにすることができます。この設定は、チームのDRM設定にデフォルトで適用されます。この設定はチームのDRM設定に影響を与えることは決してありません。
  
• HLS および DASH のダウンロードは無効です:DRM が有効な場合、Play ファイルをダウンロードすることはできませんのでご注意ください。
• テキストトラックは暗号化されません:テキストトラック、トランスクリプト、サムネイルはDRMによって暗号化されません。これはチームが調査している事柄であり、
• EdgeまたはChromeを使用していて、ページにPermissions-Policyが設定されている場合、古い埋め込みコードを更新し、許可属性リストにencrypted-mediaを値として含める必要があります。

DRMによる動画再生制限

再生制限は以下のとおりです。

• ダウンロード制限:視聴者はDRMで保護された動画をダウンロードできません。
• 画面録画防止:DRMは対応デバイスとブラウザでの画面録画を防ぎます。
• 360度再生はサポートされていません。

ブラウザとデバイスの互換性

• 最新のブラウザを推奨:最適な再生体験を得るために、視聴者はウェブブラウザの最新バージョンを使用する必要があります。古いブラウザでは再生の問題が発生する可能性があります。
• 起動時間:暗号化とライセンス検証のため、DRMは動画の起動時間にわずかな影響を与える可能性があります。
• サードパーティ製プレーヤー:DRMで保護された動画はサードパーティ製プレーヤーでは動作しません。
• モバイルアプリ:DRM再生はVimeoのネイティブiOSおよびAndroidアプリでサポートされています。

古いDRM埋め込みコードを更新するにはどうすればよいですか?

EdgeまたはChromeを使用していて、ページにPermissions-Policyが設定されている場合、古い埋め込みコードを更新する必要があるかもしれません。適切なDRM機能のために、encrypted-mediaが埋め込みコードのallow属性リストに含まれていることを確認してください。

動画に DRM を有効にすることで、コンテンツの安全性が確保され、許可された視聴者のみがアクセスでき、簡単に共有されたり悪用されたりすることがなくなります。

次のステップ

Chromeでの動画再生とDRMの問題のトラブルシューティングについてはこちらをご覧ください。