「高校生向け地熱講義」@大阪教育大学附属池田校舎 開催報告
2023年3月31日
1.開催日時
令和5年1月12日(木) 14時15分〜15時05分
2.場所
大阪教育大学附属池田校舎(大阪府池田市緑ヶ丘1-5-1)さつきホール
3.主催
JOGMEC
4.参加者
1年生163名
5.開催背景・目的
機構の地熱部門では、平成29年度より地熱資源開発理解促進活動の一環として、主に小中学生を対象に「地熱特別授業」を実施してきた。しかし現下の地熱事業従事者の不足状況や、再生可能エネルギーに関する盛り上がりを踏まえて、従来の取組をより広範囲に広げ、進路選択を目前に控えた高校生を対象に、令和4年度より「高校生向け地熱講義」の実施を開始したところである。
今回は、大阪教育大学附属池田校舎の1年生を対象に講義を実施した。
6.講義概要
以下のテーマについて、地熱技術部の田中誠と地熱事業部の小田翔太より講義を実施した。
(1)機構の概要
(2)地熱発電の仕組み
(3)地熱資源開発の進め方
(4)機構の地熱資源開発理解促進活動
(5)若手職員としての体験談
7.事後コメントシートより
・もともと再生可能エネルギーの中で地熱発電はとても興味のある分野だったので、あらためてお二人の話を聞いて、更に知識を深めることができました。日本は地熱発電に適した土地性能を持つのでこれから広まっていくよう、頑張ってください。
・今回の講義で、温泉事業者からの心配の声や法規制などもあって、地熱発電は大変なのだということがわかった。
・地熱発電は理系文系など得意な科目に関係なくいろんな分野の人が携わることができる仕事だと分かりました。日本の電力問題は将来に関わる重大なものなので、様々な分野の人が興味を持って仕事に携われたら良いと思います。
・今回の講演で、地熱関連の事業には数千〜数十億の資金が必要であること、事業の担い手が不足していることを初めて知りました。また、地熱講義と聞いて、よくある火山の話を想像していましたが、地熱発電にも様々な調査の仕方があると聞いて、とても多様な事業なのだなと感じました。授業後半の、文理別け隔てなく取り組んだほうが良いというお話を聞き、世の中で活躍するには幅広く様々なことを勉強する必要がある、と改めて実感することができました。
・今回の講義を受けて、地熱発電について少し知れたと思います。また、理系の技術を扱う企業は理系の道に進んだ人だけが活躍すると思っていましたが、文系の人でも活躍できるということや、さらに、会社では文系も理系も関係ないということが分かりました。また、進路を選ぶ時の参考になるお話もしてくださったのでとてもためになりました。ありがとうございました。