わたしたちについて
私たちが取り組む社会問題
平成25年度 犬猫殺処分数128,135頭 1日351頭
約5分間に1頭の割合で命をおとしています
<環境庁自然環境局>
犬猫殺処分問題
ペットブームのあおりでの犬猫の殺処分問題
いぬの知識もなく、ただ可愛いから、みんな飼ってるから、安かったからと安易に飼い、
人間の身勝手な理由や経済的理由から簡単に命を捨てる人がいます。
わたしたちが犬猫殺処分のことを知ったのが平成18年です。
その当時は保健所や動物愛護センターでは、年間341,036頭もの犬猫が収容され、
そのうち約8割が殺処分されていました。
どうして捨てられる いぬがいるのかを調べていくと、信じられないことが分かりました。
ペットを捨ててしまう理由
- 忙しくて面倒見れないから
- 仕事がなくなったから
- 子どもが飽きたから
- 離婚するから
- ペット不可のマンションに引っ越すから
- 子どもがアレルギーだから
- 飼い主が高齢のため
- 老犬になり介護が必要になったから
- しつけができないから
- なつかないから
- 吠えるから
- 家族を噛んだから
- 家の中を汚すから
- いぬが病気になったから
- お手入れができない
- などなど...
- ♦飼育放棄
- ♦捨ていぬ
- ♦殺処分
これらの理由から、いぬの知識が十分にない状態で、ただ可愛いから等の理由から衝動買いをし、お世話ができなくなり今まで一緒に暮らしてきた愛犬を捨てたり、動物愛護センターに連れて行くなど、人間の身勝手な理由で殺処分を依頼しに行く人がいます。
犬との関わりの問題
死んでしまったペットがしばらくすると生き返る
「いのち」はリセットできる ...という誤った認識
最近の子どもたちの中には、死んでしまったペットがしばらくすると生き返る、「いのち」はリセットできると考えている子がいるという報告がありました。
子どもたちは、動物と触れ合うことに強い興味や関心をもっています。しかし子どもたちは、動物と関わった体験は多様で、絵本や図鑑、TVやPCから得た情報が中心です。生きている動物と直接ふれ合ったり、動物から得られる、ゆるがない愛情、いやしの効果を体験できている子は、ごくわずかです。
いぬを飼いはじめるご家庭は、子どもの情操教育や犬との楽しい生活を夢見ていぬを飼いはじめますが、いぬに関する知識や技術(お手入れ方法・しつけの方法)を十分身につけてはいません。知識がなく十分なしつけができませんので、犬はどこでもシッコ、ウンチをします。どこでもされたら困るので いぬは犬小屋に入れっぱなしという状態になります。すると、お手入れされない犬は毛玉だらけとなり、毛玉の所から皮膚が悪くなり異臭がして臭くなります。ずっと犬小屋に入れっぱなしですので、いぬは犬小屋を自分のテリトリーと思い込み、犬小屋に手を入れると噛みつく、吠える、といった状態が続き、犬が慣れないから、こんなはずではなかったと、犬の責任にして簡単に捨ててしまう親もいます。
親は命の大切さを教えなければいけないのに・・・
ペットを飼う本当の楽しさは、責任と努力の上にあるものです。
今の子どもたちには、ゲームが遊び相手です。そこでは、傷つけたり殺したりして遊ぶ事がいとも簡単に擬似体験できます。言葉でも「殺す」「死ね」「命をかける」などを平気で口にします。このままでは、人を傷つけた時の痛み、苦しみ、死んだときの悲しみを知らない人間になって行くのではないかと危惧されます。子どもたちが、命を軽視するようになっていく事は日本の将来にとって大変な問題です。ゲームのようにリセットボタンを押せば、命がもとに戻ると思っている子どもたちが、急激に増えているような気がします。