アレックス・ガーランド監督の新作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を見てきた。 www.youtube.com 近未来の全体主義的なアメリカが舞台である。3期目をつとめている大統領の政府に対していろいろな地域の党派が武力で刃向かっており、全米が内戦に巻き込まれている。戦争写真家のリー(カーステン・ダンスト)はジャーナリスト仲間のジョエル(ヴァグネル・モウラ)、師匠格のサミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)、リーに憧れてグループに加わった若い写真家ジェシー(ケイリー・スピーニー)とともにワシントンDCを目指す。 現代のアメリカの分断が進んだらそのままこうなる...みたいな内戦を描いたえらくリアルな作品である。リアルな内戦の映画というと舞台はバルカン半島だったりアフリカだったりしてアメリカ人には全くの他人事なんだろう...と思うのだが、それをアメリカに持ってきて描いているというところがポ